発達障害・ADHDタイプの元気な幼児をしつけようと疲れていませんか?周りを困らせる迷惑な行動も、ママの視点を変えればキラリと輝く才能です。しつけは今日で卒業して、才能をグングン育てる毎日へシフトチェンジしましょう。 |
【目次】
1.発達障害・ADHDタイプの息子に「普通の子になって…」と願っていた数年前の私
私には、雨が降ると思い出すエピソードがあります。
我が家の息子は小学校1年生。注意欠陥・多動性障害(ADHD)タイプの元気な男の子です。
数年前、息子は水たまりブーム真っただ中。水たまりを見るとすかさず突進!でも私は、
靴が濡れちゃうでしょ!
服が汚れちゃう!
ほらっ、車が来るから!
と、やんちゃな息子の後ろ姿を全力で追いかけて、ストップをかける日々。
当然、やりたいことをやらせてもらえない息子は、ギャーっと大声で泣き叫びます。
それがまた私のストレスになり、イライラが止まりませんでした。
ADHDタイプの子どもは、とにかく振る舞いが目立つので、集団に入るとものすごく浮きます。うちの息子の場合もそうでした。
保育園では席に座っていることが苦痛で、そわそわしてしまったり、やたらとしゃべって、空気を読まない。思いつきのまま行動するので集団生活を乱していました。
一見、とっても迷惑な子。だから、私は息子をどうにかして「普通の子」にしたいと思っていたのです。
どこに行っても浮いてしまうこの子を、他の子と馴染むようにしたい。どうかどうか「普通の子」になってほしい。そんなことばかり考えていました。
2.みんなと同じ必要はある?困った行動の紐解き方
しかし、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会い、あることを知って、私の考えこそが間違いだと気が付いたのです。
それはなんだと思いますか?
それは、誰にでも生まれ持った脳の特性があり、それは変えられないということ。そして変える必要もないこと。
だって、それは他の人は持ちえない、その人だけの素晴らしい「強み」だからということに他なりません。
こんなふうにママの視点が変われば、お子さんの特性が一気に輝き出します。例えば
・落ち着きがないのは色々なことに興味を持つことができるから。
・やたらとしゃべってしまうのは、アイディアや考えが次々浮かんでくるから。
・衝動的に動いてしまうのは、行動力がピカイチだから。
そう思うと、すごくないですか? みんなと同じである必要があるでしょうか?
周りのサポート次第で、お子さんの魅力はぐんぐん伸ばしていくことができます。他のお子さんと比べて浮き沈みするのは今日でおしまいにしましょう。
しかし、園や支援センター、病院でできることは限られています。では誰がサポートするのが一番効果的というと…
そう、ママなんです!
3.「しつけ」を卒業してキラリと光る才能を伸ばすのはママです!
では発コミュに出会って、私がどんなふうに変わったかお伝えしますね。
冒頭の、水たまりのシーンです。
発コミュを始めてから、私はこんな状況に対してどんな対応をしているのかというと…
環境を整えることで、子どもの「やりたい!」という気持ちに最大限応えるようにしています。
それはなぜかというと、子どもが自分からやりたいということ、時間も忘れるくらい熱中することが、子どもの脳の発達を促すのにとっても大切だからなんです。
ですから
・水たまりで靴が濡れる→長靴をはかせる
・服が汚れる→汚れてもいい服を選ぶ、レインコートを着せる
・車が危ない→公園など、車通りのない場所を選ぶ
このように息子のちょっと困った行動も、事前に準備することで、私が怒る理由がなくなります。
実は息子、以前は長靴をはくこともレインコートを着ることも嫌がっていました。
でも、「約束を守れば遊ばせてもらえる」ということがわかってからは、自分から納得して、素直に雨具を着るようになったのです。
子どもは好奇心の塊です。好きなこと、興味のあることに取り組んでいるときの子どもの目は、すごく輝いています。
水たまりのピシャピシャという音を楽しんだり、傘から落ちるしずくをじーっと見てみたり、雨の日に出会える昆虫や生き物を見つけてみたり…
部屋の中にいたのでは、こういった体験はできません。雨の日の外だからこその体験ですよね。
子どもにとっては、いつもと違う、ワクワクする遊びの一つなのです。
ですから私は、こういった子どものワクワクを、大人の都合でストップするのではなく、どうしたら叶えてあげられるか、という方向で考えていくことが大事だと思っています。
そう考えると、今まで「ダメ」と言っていたことも、案外、叶えてあげられることってたくさんあるかもしれませんね。
いかがでしたか?人任せにするのではなく、自分が子どもをサポートしていく。
そう決意したお母さんこそが、お子さんを輝かせることができるのだと私は思います。子どもの輝く未来のために、希望を持って進んでいきましょうね。
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執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)