子どもの発達が気になって発達支援を受けるとき、皆さんは何を重視されますか?子どもの脳の成長は日々すすんでいます。だからこそ私はより効果的な方法を選んでほしい!と思っています。そこで今回はコミュニケーションの大切さについてお伝えします。 |
【目次】
1.発コミュは「発達支援」という枠にとらわれません
今回は、発達科学コミュニケーションは実は、発達支援ではない!!というお話をします。
もちろん最初は、発達支援の課題を解決するために発コミュを始めました。 だから、お母さんの接し方や声かけを変える新しいカタチの発達支援というのも事実です。
ですが、発コミュをやりながら実はもっと違う側面があることに気づいたのです。
私は、発コミュは未来の人財育成と位置付けています。
脳の成長を促す親子のコミュニケーション術だから、本っ当に、子どもたちが大変身するのです!
先日のレッスンでも、受講生の方から「自分も子どももこんなに変わった!」と、涙が出そうなほど嬉しい報告が続きます。
困りごとが解決してくる過程で子どもの個性が見えてくると、問題児扱いされていたような子も本当に好青年のようにお子さんの印象が変わります。
そして、この子に凸凹があるかどうかなんて二の次で、(むしろ、あるからこそ)これからの社会で活躍する人になって欲しいな!なりそうだな!!と感じさせるようなエピソードが生まれたりします。
一人の可能性がまた花ひらいた!!
こう感じる瞬間が、私がこの仕事をしていて最高に嬉しい時です。
発コミュは子どもの脳の成長を促す人材育成。人の可能性は果てしないといつも実感させられます。
2.なぜコミュニケーションが子どもの脳の成長に大切なの?
脳の成長をすすめるための方法としてわたしが一番大切だと考えていることが親子のコミュニケーション。
お母さんが一言しゃべるだけで子どもの脳が発達するコミュニケーション術として、特にコミュニケーションにフォーカスしているのには理由がいくつかあります。
脳はコミュニケーションにとても影響されます。
脳は環境に左右されると聞いたことがあるかもしれません。 環境とは何か?というと、外部からの刺激によって脳にインプットされる情報です。
見るもの、聞くもの、触るもの…など、五感を通して脳に入る情報と、行動を通して脳が体験する体感や感情。これらを通して脳は成長していきます。
つまり、子どもの周りにいる人が何を伝えるのか?何をさせるのか?それを通して、脳の経験が決まるのです。
経験によって脳は発達する。だから、一番近くにいるママが、何を言い、何をさせるのか?これが1番大事なのです。
けれども、誤解しないでください。
決して、習い事とか学習教材とか、そういうものが大事というわけではないのです。 お母さんとの日常のコミュニケーションの方が、圧倒的に影響するんです。
だって、お子さんが生まれてから大人になるまでずっと継続する”刺激”は、”お母さん”ですよね!
おもちゃだって、学校だって、習い事だって、教材だって、5年も、10年も、20年も変わらず子どもが接し続けるものはないですよね?
変わらないもの、それは、お母さん。 だから、お母さんがどう在るべきか?それが1番子どもの脳の成長に影響するのです!
3.家でも簡単にできる!だからこそ効果的な方法です
発達が気になるお子さんも、大きくなるにつれて専門機関に連れていくことが難しくなる場合があります。
気にしない子は気にしないですが、子どもによっては専門機関に行くことに違和感や疑問を感じて、自信を失うことがあるのです。
そんなタイプのお子さんには、おうちでの支援が1番合っています。お母さんが声かけを変えるだけなら本人は気づかないですよね。
以前、わたしが病院に勤めていた頃は、おうちでやってほしいトレーニングをお願いしていました。でも、1日10分の課題でも毎日やるのはお母さんにも子どもにも負担が大きい!
だから、お母さんが普段のコミュニケーションを変える方が継続しやすくて、断然、結果が出る!ということに気づきました。
そうやってあっという間に、アレもコレもできるようになって、「あの頃は、発達を心配してたこともあったね〜」なんて、笑いながら話せるようになるっていいと思いませんか?
たかが声かけを変えるだけなのに子どもがどんどん変わるのには、私の15年を超える試行錯誤があってのこと!
いろいろやったけどダメだった…という方は、もしかするとやり方が合ってなかっただけかもしれません。
子どもの脳の発達を促すコミュニケーション上手なママに変身!自分の子どもの可能性を発掘!
あなたはどんな未来を描きますか?
2023年は、ママも子どもも劇的ビフォーアフターとなる1年にしたいですね。
子どもの脳を伸ばすコミュニケーションのヒント、配信しています
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)