子どもはこだわりが強く、癇癪もあり、苦手なことも多いです。発達障害かもしれないと思い、ネットで見つけたチェックをやっても当てはまる部分もありますが、当てはまらない部分もあり、発達相談へいくほどでもないと思っています。親である私の育て方が悪いだけでしょうか?
年長・男の子のママ
発達障害かもしれないと思っても、当てはまる項目が少ないと相談もしづらいですよね。どこにも相談できずに、私の育て方が悪いだけかな?と悩みに悩んで、ネット検索の日々を送り、発達科学コミュニケーションにたどりついた私がお答えします。
発達科学コミュニケーション
リサーチャー 広路貴代江
【目次】
1.子育てが上手くいかないのは私の育て方が悪いから?
2.「うちの子、発達障害かもしれない」と悩みネット検索の日々
3.子育ても学ぶ時代!発達科学コミュニケーションから学んだこと
①子どもが変わる褒め方
②すべての子どもの発達に効果的な接し方
1.子育てが上手くいかないのは私の育て方が悪いから?
我が家の息子は2~3歳頃
・こだわりが強い
・癇癪があり、30分以上泣き叫ぶ
4~5歳になってからは
・素直じゃない
・整理整頓が苦手で、よくモノをなくす
・アドバイスしただけなのに反抗的な態度をとる
という困りごとが多く、その対応にいつもイライラしていました。
ですが、子育ては当たり前に大変なものなのだから
「みんな母親は同じ苦労をしているはず!」
「ツラいと思うのは母である私のわがままなんだ!」
「私が弱いんだ!」
「献身的に子育てできない人間は母親失格だ…」
「まだまだ母親として修行が足りない…」
「子どもにできないことがあるのは私の関わり方がダメなんだ…」
そんな後ろめたい思いばかりが溢れていました。
なぜなら、1歳半検診で言葉が少ないことが気になり、市の発達相談に定期的に行っていたものの、3歳頃には「知的に発達の遅れはありません」と言われていたからです。
「お母さんが気になるようなら継続しましょう。」 そう言われると、この程度なら気にする必要はないのに、と言われている気がしました。
継続すると言ったら、私が母としてダメ母のレッテルを貼られてしまうようで、継続することができませんでした。
もっと寛大に接しなきゃ。寛大な心で細やかに子どもに接することができる母親なら、苦しいなんて思ってないはず。
子どもの心ももっと健やかに育つはずなんだ、もっと母である私が変わらなければ、と思ったことを覚えています。
とにかく苦しかったです。
周りからケンカが多い、怒りやすいと言われることはあっても、発達に問題があると言われることが無かったことも、この思いに拍車をかけました。
お友達とけんかが多いのは家庭での私の接し方が悪いからかもしれない。
子育てがうまくいっていないのも私の接し方が悪いだけ。
でも、どうしたら子どもの困りごとが減って子育てがうまくいくのか、母である私はどう子育てをすればよいのか分かりませんでした。
2.「うちの子、発達障害かもしれない」と悩みネット検索の日々
周りから指摘はされないけれど、もしかしたら息子は発達に問題があるのかもしれないと思ったのは5歳くらいのときです。
どう育てていいか分からず、誰かに相談したい!助けてもらいたい!と思っていた私は、不謹慎ですが、発達障害グレーゾーンだったらいいのに、と思っていました。
ネットで検索する日々でした。発達チェックもネットで見つけたので、やってみました。
けれど、厳しめにチェックを付けたら当てはまるけど、やさしめにチェックすると当てはまらず…発達に問題あると、確信できるほどではありませんでした。
気にしすぎと言われるだけかもしれないと思うと、公共機関に頼ることに抵抗がありました。
とにかくネットでひたすら検索していました。
「子どもは発達障害グレーゾーンの範囲に入るの?」
「他に頼れるところはないの?」
そんなとき、発達科学コミュニケーション創始者である吉野加容子さんのブログを偶然見つけました。
発達障害の説明や、子どもへの接し方、困りごとへのアドバイスなど分かりやすく書いてあり、「これだ!」と思いました。
公共機関に相談しなくても、発達障害や発達支援のことが分かる、まさに私が求めていたものでした。
もっと知りたいと思っていましたが、子どもは発達障害グレーゾーンには当てはまらないのでは無いか?という迷いがあり、個別相談を申し込むことはずっと躊躇していました。
そんな中、息子は小学生になりました。このままで大丈夫だな、と思うときもあるのです。
でもやはり、だんだんと親子関係が悪化してきていて不安でした。
このまま思春期に突入したら、取り返しのつかないほど親子関係が悪化して、そのまま大人になってしまうのではないかという不安がつきまとっていました。
そんな家族にはなりたくない、子どもが大きくなっても、笑いあえる家族でいたい。
そこで、意を決して個別相談に申し込み、発達科学コミュニケーションを受講することを決意しました。
3.子育ても学ぶ時代!発達科学コミュニケーションから学んだこと
◆①子どもが変わる褒め方
私が、発達科学コミュニケーション(発コミュ)で学んで実践したのは、まず、褒め方でした。
子どもに肯定的な声かけをして接し始めると、最初の2週間で、みるみる子どもが変わって来たことに気づきました!
まず、子どもの笑顔が増えて、生き生きとしてきました。
さらに、今までは夕食後の「お茶碗片付けて」という声かけに、ものすごーく嫌そうな態度を取っていたのが、なんと、
「なんだか体が軽くてサクサク動けるんだよね~!」と、ささっと片付けてくれたのです!!
褒められたことで息子に自信が芽生え始めたのだと感じました。
私の接し方を変えるだけで、こんなにも子どもが変わり、楽しんで動けるようになるんだ、ということにとても感銘を受けました。
◆②すべての子どもの発達に効果的な接し方
発コミュを学んで良かった、と思うことはたくさんあります!
そのひとつは、発達障害であってもなくても、発達に効果的な子育てのスタンスは変わらないということが分かったことです。
子育てって改めて学ぶ機会がありませんよね。その昔、自分がどう育てられたか、その記憶だけが頼り。
あとは見よう見まねだったり、子育て本を読んで手探りでの子育てだったりするのではないでしょうか?
子育てを身近で見ることが少なくなった現代は子育ても学ぶ時代だと思います。
発コミュでは脳科学という科学的根拠にもとづいた脳の発達を促す子どもへの接し方が分かります。
それはもちろん発達障害グレーゾーンの子どもたちに有効ですが、そうでない、すべての子どもたちにも有効です!
なぜなら、脳の発達は子どもたち全てに必要不可欠なことなのですから!
人間の脳には発達障害であってもなくても、発達の凸凹があります。その凸凹が得意、不得意を作り出しています。
この脳の発達の凹部分が大きすぎると苦手を通り越して、日常の困りごととして出てきてしまうのです。
ですから発達障害であってもなくても、やることは同じです。脳の発達の凹部分が発達するような接し方をすれば良いのです。
発コミュを学ぶことで「正しい知識」と脳の発達を促す「接し方」が分かり、お母さんがおうちで発達支援ができるようになります。
以前の私のように
もしかして発達障害かもしれない?
私の育て方が悪いの?
子育てに自信がない…
と思ったら、発達障害があってもなくても効果的な接し方を学び、自信を持って子育てしてみませんか?
お母さんがおうちで子どもの発達を促す正しい接し方がわかる情報を配信中です
執筆者:広路貴代江
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)