「もう〇〇なんだから!」とつい子どもに言っていませんか?これ実は繊細な心を持っている発達障害・隠れアスペルガーの子どもが自信をなくしてしまう声かけなのです。子どもが楽しく行動に移すお母さんのポジティブな声かけについてご紹介します。 |
【目次】
1.発達障害・隠れアスペルガーの子どもは言葉どおりに受け取る特性があります
子どもが言われがちな言葉「もう〇〇なんだから!できるでしょ?」「〇〇できないと、お兄ちゃん(お姉ちゃん)になれないよ!」そう、親が言ってしまいがちなフレーズですよね。
子どもが進級して困らないようにするために言ってしまうこの言葉…
子どもにもっと頑張って欲しいと思って発してしまうこの言葉…
子どもにもっと頑張って欲しいと思って発してしまうこの言葉…
発達障害・隠れアスペルガーの子どもは繊細な心を持っているので、この言葉を真に受け取ってしまいます。賢い子なので言葉で表さなくても、頭の中で言われたことをグルグル考えてしまうのです。
そして、想像だけが膨らんでこの先のことが不安になり自信をなくしてしまうのです。
例えば、「もう年長さんになるんだから、お支度ができないとみんなに置いていかれるよ!」と言われると、隠れアスペルガーの子どもは「そうか…僕は年長になると置いていかれるのか…(だったら幼稚園に行きたくない…)」と思ってしまうのです。
お母さんにとっては、早くお支度を終わらせた方がいいよ!ということを一番に伝えたいのに、発達障害・隠れアスペルガーの子どもは親の思いとは違い、言葉通りに全てを悲観的に受け取ってしまうのです。
この自信をなくさせてしまうことは、アスペルガー傾向の子どもには絶対してはいけません!自信をなくすことで、最悪自分の殻に閉じこもってしまうこともあるのです。
では、親はどうしたら良いのでしょうか?
2.お母さんが声かけを変えるだけで子どもの行動が変わります!
こういった言葉の受け取り方は発達の特性。お母さんが伝えたいニュアンスが伝わりにくいことがあるのです。
もう〇〇なんだから…!〇〇できないよ!という否定から始まる言葉ではなく、子どもにワクワクさせる言葉がけが大切です。
子どもが明るい気持ちで前向きに受け取れるようにお母さんの声かけを変える必要があります。例えば、
「こんな風に着替えられるようになってカッコイイね!さすが年長さん!」
と言ったらどうでしょうか。何となく自信ありげな表情に変わり行動が変わってきます。
いやいや、うちの子はのーんびり着替えていて褒めるところなんてありません!とお思いのお母さん。このようなときにイチオシの声かけがあります!
「おっ!着替えに取り掛かろうとしております!腕を服の中に入れましたー!」と見たまま、実況中継してみるのです!実はこの方法、我が子にとても効果ありで“実況中継やって〜!”とノリノリで着替えをしておりました。
このように言葉の選択と声かけを変えるだけで、受け取り方や次の行動が変わってくるのです。
発達障害・隠れアスペルガーの子どもは生真面目に言葉を受け取る特性があります。また頭が良く賢いからこそ、こちら側の作戦に乗ってこないこともあります。こんなときは、ため息をつきたくなりますが…。
しかし、ここで諦めてイライラして子どもと同じ土俵に立ってはいけません。お母さんがリードしてお子さんの明るい未来へ導いてください。
お母さんがどのようなコミュニケーションを取ればいいのかをわかっていれば、お子さんの成長はどんどん加速していきます!
つい言ってしまう「もう〇〇なんだから!」。ぜひ、お母さんがワクワクさせる言葉がけに変えてお子さんに声かけしてみてくださいね。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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