ADDグレーの高学年の子どもについてです。ぼーっとしていることが多いのでついつい注意してしまいますが、放っておいていいのでしょうか?
ADDとは、ADHDの多動の特性がないタイプなんです。珍しいタイプです。
不注意になっているけれど、ぼーっとしていることが多いというのは、私は、「低覚醒」と言っています。1日中脳の覚醒が低い子がADDに多いんです。
まず、声掛けするの全然OKなんです。ポジティブな形で声をかけてほしいです。
それはなんのために?というと、脳みそを起こしてあげるためです。覚醒を高くするんですね。多分、ゲームをしてる時間とか、好きなことをしている時間だけ覚醒高いと思います。
朝はぼーっとしていたり、勉強している時間はぼーっとしていたり。爪噛みをしたり習癖がある子も多いですね。そういう時には気分をちょっと変えて、覚醒がばっと変わるような刺激を与えたり遊び与えたりしてください。
会話を挟んで、じゃあ宿題やろうか!と覚醒を上げる声かけの仕方を工夫されるといい感じになってくると思います。
発達科学コミュニケーショントレーナー
学術博士、臨床発達心理士
吉野加容子