先日リリースされた、ママの自信をつける魔法のワーク「ジュエル・ストーリー」。この記事では、ワークを活用することで、失敗がこわい心配性の1人のママが、自分の中のジュエルの原石に気づき、自信をつけるタネを見つけたストーリーをご紹介します。 |
【目次】
1.ママが自分を好きになる!自信をつける魔法のワーク「ジュエル・ストーリー」
2.失敗がこわい心配性のママが見つけた、自分だけのジュエル!
3.「わたしのジュエル・ストーリーズ」〜息子のありのままの姿を心から受け入れた日〜
1.ママが自分を好きになる!自信をつける魔法のワーク「ジュエル・ストーリー」
先日リリースした、ママが自分を好きになる!自信をつける魔法のワーク『ジュエル・ストーリー』。
このワークでは、子育てに自信がないお母さん、子どもの将来が不安で仕方ないお母さんたちが、自信をつける1つの方法をご提案しています。
その方法は、「自分ができたこと・乗り越えてきたことにフォーカスすること」。
できない自分にダメ出しして落ち込んだり、新しいことを頑張るのではない。
自分をポジティブに深堀りすることで、自分の中にある自信のタネを見つけ出すことができるというものです。
この2日間に渡り、「ジュエル・ストーリー」で自信のタネを見つけたお母さんの体験談をご紹介してきました。
どのお母さんも、子育てをしていく中で、同じような体験をお持ちだと思います。
そのような、いわゆる「原石」を、ストーリーの力で磨き上げて光り輝くジュエルに変化させる。
その積み重ねが、自分の自信につながっていくということを、この記事を通じてお伝えしたいと思っています。
誰かの「できた!」が、他の誰かに勇気と感動を届ける。
今日もまた1人、自分だけのジュエルを見つけたお母さんの記録をお伝えしますね。
今日の「わたしのジュエル・ストーリーズ」。いったいどんな素敵なストーリーになったのでしょうか?
2.失敗がこわい心配性のママが見つけた、自分だけのジュエル!
今回お話を伺ったのは、発達科学コミュニケーションリサーチャーのSさん。
Sさんは、発達障害・自閉スペクトラム症と診断されている、4歳の息子さんを育てるお母さんです。
「真面目と言われがちだけれど、失敗や予想外のことが怖い心配性なだけ。必要以上に事前準備をしたり、予防線を張ったりして、結局それが無駄になり、落ち込んでしまうことがある」と自分のことを分析されたSさん。
自分自身のことを振り返って、失敗したことや落ち込んだことばかりではなく、自分が前向きな気持ちになれたことは何だったか、再確認したい!と、ジュエル・ストーリーにチャレンジされたそうです。
Sさんに、ジュエル・ストーリーを使ったことによるご自身の変化についてお話していただきました。
ーーーまず、「ジュエル・ストーリー」に目を通されて、どう感じられましたか?
「『ジュエル』という、ママや子どもが好みそうなワードをタイトルにつけた素敵なワークだなと思いました。
また、宝石の原石は一見ただの石なので、見つけようとしないと見つからない、という意味合いも込められているのかなと感じました。」
ーーーテーマはすぐに見つかりましたか?
「実は、最初はテーマが全然見つからなかったんです。
記入例1のような出来事も、記入例2のような出来事も、なかなか思い出すことができなくて、『私にはジュエルがないの⁈』と悩んでしまいました。
しかし、ワークの中のStep01テーマ決めの項目を見て、ピンときました。
『ツラかったけれど、今となれば良かったと思うこと』という項目を見て、良かったと言い切れることかどうかは分からないけれど、自分なりに前向きな気持ちになれたことはあるから、そのテーマで書いてみようと決めました。」
ーーーワークはスムーズに書けましたか?難しかったところはありましたか?
「テーマ決めでは苦労しましたが、そこが決まった後は、質問に一問一答というような感じで答えていけばいいので、書きやすかったです。
書きながら、自分がすっかり忘れていた気持ちを思い出して、不思議な温かい気持ちになりました。
難しいと思ったところはなかったです。」
ーーーワークをやってみて、新しく気づいたことや自分が変わったなと感じたことがありましたか?
「テーマを決めた時は、『このテーマで書くぞ』という悲壮な決意のような気持ちで書き始め、少し暗い気持ちでした。
しかし、書き進めていくうちに、辛い出来事だったし、現在もまだ終わっていない出来事に関係するストーリーだったけれど、こういった出来事があっても、そこから毎日生きてきたこと自体がジュエルではないか?と気づくことができました。
またワークを進める中で、少し忘れかけていたけれど、息子が今毎日歩いて走って元気に生きていることがすでに頑張っていること、ありきたりな言葉であるけれど、元気で毎日生きていること自体が奇跡なんだなと再確認することができました。
ジュエルは一見ただの石だから、意識して探さないと見つからない。でも自分の中に必ずある。
このワークをさらに使って、自分も忘れかけている他のジュエルも見つけたいし、子どもの中のジュエルも見つけてあげたい。そう思いました。」
ーーーSさん、ありがとうございました!
ジュエル・ストーリーを書くことで、忘れかけていた自分の頑張りを再確認することができたSさん。
気づきにくいけれど、ジュエルは必ず自分の中にあること、思いがけないことがあったけれど生きてきたこと、そのものがジュエルなんだと気づくことができました。
ジュエル・ストーリーをどんどん使っていきたいと語ってくれたSさん。自分の中の自信のタネをもっともっと掘り起こしてくれることと思います。
そんなSさんの書かれた「わたしのジュエル・ストーリーズ」を次の項でご紹介しますね。
3.わたしの「ジュエル・ストーリーズ」〜息子のありのままの姿を心から受け入れた日〜
我が家の息子は、生まれた時、足の形が大きく曲がっていました。内反足と言われる、生まれつきの病気でした。
治療の結果、現在は普通に歩き、走り、生活できていますが、生後1年ほどまでは、装具を常につけていました。
妊娠6か月の時、妊婦健診でその可能性を指摘されました。正直なところ、なんで我が子が?と思いました。
だって、そんな話は聞いたことがなかったし、何のことかわからなかったし、この先がどうなるかもわからなかったし、とにかく不安だったから。
おなかにいる息子だけでなく、他にも子どもがいたので、その子の手前、落ち込んではいられない。しかし、このままでは不安に押しつぶされてしまう。
私は調べられる限りのことを調べ、夫ともよく話し合いました。
するとだんだん、この先どうなるのか、自分がどうしたらいいのかわかるようになってきました。
生後すぐに治療を開始する必要があることがわかったので、他の子どもの預け先などを検討する必要があることもわかりました。
どんな反応をするか不安でしたが、双方の両親にも相談し、協力してもらうことにしました。
両親の反応は様々でしたが、夫の母から「大丈夫だから、みんなで協力してやっていこう」と言ってもらえたことに救われました。
両親の反応を見て、「何が起きるかわからないから不安なのであって、わかれば不安は少なくなる。自分もそれは同じだ。」と思いました。
結局、出産まで不安がなくなったわけではなかったけれど、協力してくれる仲間を増やしたことで、前向きにやっていくことができるのではないか、と感じるようになりました。
そして、できる限りのことをしたことで、予想外のことがあるかもしれないけれど大丈夫、と前向きな気持ちで受け入れることができるようになったのです。
生まれてきた息子の足の形は、事前にわかっていた通り、曲がっていました。
産後初めて息子の足を確認したとき、やっぱりそうだったか、と思いましたが「大丈夫。一緒に頑張ろうね。」と自然に話しかけている自分がいました。
あれから数年たち、息子は毎日元気に走り回っています。走り回りすぎて少々困るくらいです。
息子自身に、足の病気のことをどう伝え、将来的にどう付き合っていくのかを支援するという課題は残っていますが、明るく元気に成長していく息子を見て、大丈夫と今は思っています。
あの頃の私へ。
「何が起きるかわからないから不安になっている。でも大丈夫。
相談したら協力してくれる人もいる。
納得いくまで調べて、できる限りのことをすればいい。
息子はちゃんと成長するし、元気に走り回ることもできるようになるよ。
大丈夫っていう言葉は気休めなんかじゃなく、本当に、大丈夫だよ。」
あなたも「ジュエル・ストーリー」が書いてみたくなったら、こちらの記事からダウンロードできますよ。
ママも自信をつける子育てのヒントがあります。
執筆者:山野さくら
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)