「いつもと違う」が苦手な発達障害の子の力を発揮して自信を持てる方法とは?

発達障害の子どもがいつもと違う場面で戸惑ってしまうこと、ありませんか?せっかく頑張っているのに力が発揮できないとなると子どもの気持ちもしょんぼりしちゃいます。そんないつもと違うが苦手な子どもの力をめいっぱい発揮できる方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.できるはずなのに、力が発揮できないってもったいない!

 
 
発達障害の子どもが、いつもと違う場面に戸惑ってしまう、固まってしまう、なんてことはないですか?
 
 
2学期になると、運動会や校外学習、○○発表会などイベントも多く、いつもと違う状況に落ち着かない、不安が強くなるなんてことがあるかもしれません。
 
 
 
 
特に、みんなの前で何か発表しないといけないという場合には、やることは分かっていたはずなのに、いざとなるとどうすればいいか分からないということがあります。
 
 
ちゃんと分かっていたはずなのに。
できると思ったんだけどな~。
 
 
とお母さんとしては不思議に感じるかもしれませんね。
 
 
わが家の娘もいつもと違う状況が落ち着かないタイプです。
 
 
普段と同じなら、問題なくできるのに新しい環境や、ちょっとした変更がある時にはフリーズしてしまいます。
 
 
例えば、夏休みにやった自由研究をみんなに説明する発表会。
 
 
自分で調べて1番分かっているはずなのに、いざ順番が来てもみんなの前に出ていくこともできませんでした。
 
 
先生に促されても何も言えず、そのうち涙があふれてしまいました。
 
 
後で娘に聞いてみると「だって、どうやったらいいか分からなくなった」とのこと。
 
 
わたしとしては、「あんなに頑張ったのに~もったいない!」と腹立たしいというか、口惜しい気持ちでいっぱいでした。
 
 
どうしていつもと違う状況では尻込みしてしまうのでしょう?
 
 
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2.いつもと違うが苦手なのはなぜ?

 
 
普段、私たちは
 
 
今、何が起きているのか
周りの人はどういう風にふるまっているか
自分はどうすればいいか
 
 
ということを、周りの状況を見たり、聞いたりして理解し判断しています。
 
 
しかし、発達に凸凹のある子どもの場合、この見て理解する、聞いて理解する、ということに時間がかかってしまいます。
 
 
そのため、その場の状況を理解することに頭をフルに使ってしまい、本来やらなければいけないことに力が注げなくなってしまうのです。
 
 
やるべき行動が遅れてしまうと、さらに今の状況がよく分からなくなり、これから先に起こることの予測も立てられません。
 
 
すると、不安な気持ちから本当ならできたこともできなくなってしまう、ということが起きてしまうのです。
 
 
思わぬ失敗をして自信をなくしてしまうのも心配ですよね。
 
 
 
 
こだわりがある子どもの場合には、いつものルーティンとは違う居心地の悪さから、想定外のことにパニックを起こしてしまうこともあります。
 
 
これも、いつもと違う状況⇒どうなるか分からず予測を立てるのが難しい、ということが1つの原因になってしまいます。
 
 
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3.子どもが力を発揮して自信を持てる方法

 
 
では、いったいどうすれば子どもの力が発揮できるのでしょう?
 
 
今回は、普段からできる簡単な方法をお伝えしますね。
 
 

◆事前にやることを伝えておく

 
 
何が起こるか、どうすればいいのかが分からないことが不安にさせ、行動が起こせなくなるのなら、可能な限り分かるように事前に伝えておくことが大切です。
 
 
〇時間目に発表がある。
どこの教室でやる。
みんなの前で説明をする内容はコレだけ。
 
 
など分かる範囲で事前に説明をしておくといいですね。
 
 
可能であればカンペを用意しておくと、気持ちも準備万端です。 
 
 
 
 

◆リハーサルをする

 
 
だれでも初めてやることよりも、2回目、3回目の方が上手にできますよね。
 
 
ですから、いつもと違うことが苦手な子には前もって予行演習をやっておくことはとっても大事なことなんです。
 
 
気持ちの準備ももちろんできますし、やってみることで本番のイメージを持ちやすくなるので、実際の場面で自信をもって行動することができます。
 
 
学校でも発表会などの前にはたくさん練習はしますが、家でも家族に向けてリハーサルすることをおすすめします。
 
 
校外学習に行く場合でも、前もって現地に見学に行ってみるのもいいですね。
 
 
わが家の娘も行きたがらなかった山の学習では、事前に現地まで行って場所を確認したり、家でアイマスクをつけて歩く練習をしたことで安心できたようで、最後までみんなと一緒に活動することができました。
 
 
「尻ごみしてうまくいかなかった」という、しなくてもいい失敗経験で次のチャレンジに不安を感じるのはもったいないことです。
 
 
ちょっとした余裕と準備でお子さんの力を発揮できるようになりますし、また自信につながります。ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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