発達障害の子どもの脳がグーンと伸びる!褒めるタイミングを逃さない上手な褒め方

子どもを褒めて育てよう!でも、なんかイマイチ伝わっていない?…そんな経験ありませんか。発達障害の子どもの脳に褒め言葉を届けるには、ママが声をかけるタイミングが重要!上手な褒め方をマスターしましょう!
 

【目次】

 

1.褒める声かけしているのに急に癇癪を起こす子ども

 
 
育児本や子育てについてのインターネットのサイトを読んでいると、「子どもは褒めて育てるのが大事」など色々なところで目にしますよね。 
 
 
褒めることが大切だと分かっているし、褒めてあげたいと思っている。
 
 
でも実際に自分の子どもを褒めようと思って褒めているつもりでも、子どもに伝わっていない…。
 
 
結果、せっかく褒めているのに聞こえてないみたい、褒めてるのに嬉しそうじゃない…そんな経験ないでしょうか? まさに、以前の私がそうでした。
 
 
 
 
私には、診断はおりていませんが、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の小学生の息子と2歳の娘がいます。
 
 
数か月前に、私の言葉が息子にうまく伝わっていないなと感じた出来事がありました。 工作好きな息子が、ある日、何か工作を集中してはじめたときのことです。
 
 
息子が工作をはじめたことに、「集中して工作しているね」と子どもを認める声がけをする私。息子が工作に没頭している間、私はキッチンで家事をしていました。
 
 
しかし、しばらくすると息子が突然の癇癪を起こしました。癇癪の原因は、工作が自分の思い通りに進まなかったこと。
 
 
癇癪が始まると、なだめても、褒めても、一向に収まらず…しまいには私も感情的になってきて、結局お互いイライラして終わってしまったことがありました。
 
 
工作を始めた当初の声かけは順調で、私も穏やかに声をかけられていました。でも、最終的になぜこうなってしまったのだろう?と落ち込んでしまいました。
 
 
その後も、同じような出来事が何回も繰り返されました。ところが、話しかけるタイミングを工夫したら、癇癪の回数が減っていったんです!
 
 
ママの言葉を子どもの脳に届けるには、タイミングが大切だったのです。せっかく褒めているのだから、お子さんにもママのその想い、届けたいですよね。
 
 
今回はグーンっと子どもに届くようになる上手な褒め方についてご紹介します!
 
 
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2.発達障害・ADHD傾向の子どもに重要な褒めのタイミング

 
 
褒めるタイミングが重要とはいったいどういうことでしょうか。それには、脳のしくみが関係しています。人にはみんな、「承認欲求」というものがあります。
 
 
誰かに自分のことを認めて欲しいという欲求のことです。これは老若男女、誰でも持っています。子どもも大人も、人から褒められたり、認められたりすると、嬉しいですよね。
 
 
実はその時、脳の中で幸福感を感じる神経物質ややる気や行動力を高める神経伝達物質が出ていると言われています。
 
 
また、褒められることで「人から認められた」という欲求が満たされ、やる気もアップすると同時に褒められた相手に対して信頼感が生まれるようになります。
 
 
 
 
こまめにタイミングよく褒めると、褒められた行動が長続きしていきます。これが繰り返し行われることで記憶されて定着=強化されていきます。
 
 
発達障害・ADHDの子どもに関わらず、子どもは「こまめに褒める=繰り返し行う」で褒める効果がアップします。だから、褒めるタイミングが重要なのです。
 
 
行動を褒めて、「努力するのはいいこと」「継続は力になる」ということを覚えた子どもは、たとえ結果が失敗であっても、ここまで努力できた!という自信が生まれます。
 
 
「次も頑張ろう」「次はこうしよう」という未来へ繋がるビジョンを持つことができます。
 
 
何か行動をやり終えてからなど100%できるのを待ってから褒めようとすると、褒めるチャンスを逃してしまいます。
 
 
子どもは、こまめにママに褒められることで、「今自分がしていることは、ママが褒めてくれることをしている」と気づき、この状態を長く続けようとします。
 
 
これが子どものやる気をさらにアップさせることに繋がるのです。子どもに対して褒めるタイミングを見極めて声をかけるかどうかで、子どもにもたらす効果が大きく変わってきます!
 
 
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3.子どもの脳に届ける!3つのタイミングを意識するだけの上手な褒め方!

 
 
子どもを褒めるタイミングを見極めるには、子どもの様子を見ることが大事になってきます。
 
 
特に工作などの創作活動をしている場合は、いつになったら・どうなったら完成なのかが分からず、ますます声かけのタイミングがつかみづらいもの。
 
 
でも、褒めるタイミングのポイントを押さえれば、グーンっと子どもに心に届く褒め方になります!今回は、褒めるタイミングのポイントを3つ、子どもが工作に取り組む事例で具体的にご紹介します。
 
 

◆①子どもが行動を始めた時

 
 
子どもが取り組み始めたら、まずは褒めてあげましょう。まだ始めたばかりだし、何も完成していないし、褒めるところないじゃないと思うかもしれません。
 
 
子どもの脳は未熟なため、スムーズに最後まで工作が終わらないことが多々あります。そのため、工作が完成してから褒めようとすると、タイミングを逃してしまいます。
 
 
「すご~い!工作しているの~!」とか褒める言葉を無理やり使う必要はありません。無理やり褒めていると、いずれママが疲れてしまいます。
 
 
「工作、始めたんだね~♪」と、事実を述べるだけでいいのです。「何ができるのかな~?」と、興味や関心を示すでもいいです。
 
 
無理におだてようとしなくても大丈夫です!感じたことをそのままストレートに言葉にしてみましょう。子どもは、ママが自分のことを認めていると感じる体験を作ることにより、その後の活動を続けようとします。
 
 
 
 

◆②行動の途中

 
 
何か活動しているときや、取り組んでいるとき、途中で褒めてあげましょう。工作に集中しているから、今は声かけないでいいやと思いがちです。
 
 
でも、そう思って声をずっとかけずにいると、子どもが途中でやめてしまったりして、ここでも褒めるタイミングを逃してしまいます。夢中になっている子どもの様子を観察してみましょう!
 
 
子どもの様子を観察していると、子どもが少し集中力を切らしたタイミングや手が止まったり、少し困ってそうかな?と思った時、工作途中でもキリがいい場面がでてくるときがあります。
 
 
そのタイミング狙って声をかけるようにしましょう!途中経過でも事実をそのまま言葉にして、途中までできていることを具体的に褒めてあげます。
 
 
「この部分に色を塗ったんだね~♪」とか「ここの部分作ってるんだね~」など、ママから見てすでにできていることに着目して具体的に言葉にしてあげてください。見たままを実況中継してあげましょう。
 
 
工作をしている途中は、夢中になっていることも多いので、声をかけても気付かれない場合もあります。
 
 
そんな時は、ママが子どもの視界に入るようにする、子どもの体に触れるなど、本人に気づいてもらうひと工夫をすれば、親子ともに穏やかにコミュニケーションが取れます。
 
 
本人に伝えることで、ママが自分のことを見ていると伝えるとともに、本人ができている行動に気づけるように促します。
 
 

◆③行動を終えそうな時・完璧でなくてもできた時

 
 
もうすぐ終わりそうなときや完璧でなくてもやり終えたときなども、「もう、ここまでできたんだね!」とか「あと少しだね!」、などと褒めてあげてください。
 
 
こまめに声をかけることで、最後までやり遂げようという気持ちが持続します。
 
 
もし子どもが工作を途中までしかやらなかったとしても、途中までしかやらなかったことにがっかりするのではなく、途中までできたことを褒めます。
 
 
褒めすぎなのでは?褒めないと動かないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、子どもは自信がつくと、褒めなくても満足感が生まれ、自分で行動するようになります。
 
 
重要なのは結果ではなく、過程を褒めてあげるということです。やり終えた結果を待ってから褒めるまでの間に3回も褒めるポイントがあります。
 
 
結果よりも挑戦した努力や、結果が出るまでの過程を褒めてあげることが子どもにとってとても効果的でやる気もアップします。
 
 
そして褒めるタイミングのポイントを押さえると、想像以上に子どもとのコミュニケーションが円滑に進むので、ママが楽になります!
 
 
ただ褒めを伝えるのではなく、タイミングを意識した子供の脳に伝わる上手な褒め方をマスターしましょう。まずは、今日から、褒めるタイミングをいつもよりちょっとだけ意識してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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