発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプのお子さんの苦手を克服して得意をもっと伸ばすコツとは?特性に合わせた話し方で自信とやる気つけましょう!

発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプのお子さんの得意なところ、わかってますか? できないところばかり注目していませんか?得意なところを伸ばすには、お母さんの話し方に鍵があります。特性に合わせた話し方で、自信とやる気をつけちゃいましょう!
 

【目次】

 

1 発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どものできないことばかりに注目していませんか?

 
 
自分の子どもって、可愛さゆえどうしてもできないことに目がいきがちではありませんか?
 
 
そう、もっと良くなってほしいから…もっとよくなるはずだから…
 
 
しかし、言っても言ってもそれがなかなか伝わらないってことはありませんか?それは、特性も関係しています。
 
 
子どもの特性を理解して、特性に合った話し方やコミュニケーション方法が分かれば、子どもに伝えたいことが伝わるし、苦手を克服し、得意を伸ばすこともできるんです。
 
 
発達凸凹の子どもは、ものごとをネガティブにとらえる特性があります。特に、発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもはネガティブにとらえる傾向が強いです。
 
 
アスペルガータイプの子どもは何か注意を受けると、「ぼくって、できないんだ…」「ぼくって、ダメだな…」と自分を全否定されたかのように落ち込みます。
 
 
そんなにキツイこと言ってなくてもです。心あたりありませんか?
 
 
落ち込むと、自分に自信がなくなってしまいます。
 
 
このような状況では、こちらが伝えたいことは伝わりません。当然子どもの行動を変えることもできません。 これは特性なので、ここをどうお母さんが知ってどう伝えるかがキーとなってきます。
 
 
 
 

2 発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもの素晴らしい才能とは…?

 
 
次に、できていないところでなく、逆にできているところに注目してみましょう!
 
 
アスペルガータイプのお子さん、とても素晴らしい才能をもっているんじゃないですか?
 
 
毎日、接しているお母さんたちは、当たり前すぎて気づいていないかもしれないですね。お子さんは何が得意ですか? お子さんが夢中になることは何ですか?
 
 
いつも集中していること…いつも夢中で話していること…子どもは得意なことは、たくさん話してくれますよね。
 
 
例えば…
・数字がとても大好き!
 
・好きな物・好きなことを覚えるのが早い!
 
・何かを作るのが得意!
 
・折り紙が好き!
 
・国旗を覚えちゃう!
 
・虫のことなら、なんでも知ってる!
 
 
など、挙げだしたらキリがないほどの素晴らしさ。ニヤニヤしちゃうほどの才能にあふれています!
 
 
好きなことをしている時の子どもの目の輝き、キラキラしていますよね。見てますか?この目の輝きこそ、この子の得意分野なのです。
 
 
子どもの得意分野をみつけられたお母さん!
 
 
見つけられたお母さんは、子どもができていないところも伸ばすことができるお母さんなんです!!ではどうやって、伸ばすのでしょうか?
 
 
また、子どもに何か伝えるとき、特に注意・気をつけて欲しいことをどのように伝えていますか?どのように伝えると、子どもが自信をなくすことなく伝えられるのでしょうか?
 
 
 
 

3 子どもに自信をなくさせない!お母さんの声かけの仕方

 
 
自信がないと、人は動きません。自信があるから人は行動するのです!
 
 
発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプのお子さんに何か注意したとき、全否定と捉えてしまうのは、全てがダメだと思ってしまうからです。
 
 
これも特性によるものですが、全てではないことを伝えてあげればいいのです。
 
 
伝えたい子どもの行動について分かりやすく、説明してあげてください。
 
 
そうすれば子どもは全否定されたとは思わないでしょう。そして、子どもは自信をなくしてしまうことはないでしょう。
 
 
例えば、子どもがキツイ言葉使いをしていたとき、 『今の言葉使い、お母さんは~って思うな。』とはじめに、何を言うのか、どの行動のことかを伝えましょう。
 
 
その後、どうして欲しいのか、を伝えてみる。 そうすれば、子どもは自信をなくさずに自分の行動に注目し、行動を変えることができます。
 
 
そして… 賢いお子さんだからこそ、ここで「どう思う?」なんて聞いてみると、自分なりの答えを伝えてくれて、子どもの考えを聞くこともできます!
 
 
自分で考えるチカラ、素晴らしいですよね。自信があるからこそ、伝えられるのです。
 
 
 
 

4 子どもに自信とやる気をつけさせる3つの方法

 
 
次に、子どもの自信とやる気をつけさせるにはどうしたらいいでしょうか?
 
 
ここでは3つの方法をお伝えしたいと思います。
 
 

◆①イイところ・得意なところを認めて、言葉で表現してあげる

 
 
ポイントは肯定・褒めで自信をつけさせる!ことです。これでもかって言うくらい、褒め褒めシャワーを浴びせてくださいね。
 
 
そうすれば、子どもは自信がつく!子どもの自信が子ども自身の行動につながります。
 
 
それは、いつも困っている行動やできないことへの行動変化にもつながります。苦手なことも・お母さんがが困っていることも動けるようになりますよ。
 
 

◆②子どもが得意なことを話しているときはひたすら聞いてあげる

 
 
得意なことを話すときの子どもの目・表情はキラキラしていませんか?
 
 
この楽しいという感情が大事なのです。楽しいと脳はどんどん活発に働きます。働くから脳は成長していきます。
 
 
途中で、茶々を入れてはダメですよ。得意なことさえ子どもはやらなくなってしまう場合があります。 このタイプの子は繊細で自信をなくしやすいのです。
 
 
だからこそ、得意なことを話しているときは、ひたすら聞き役です。
 
 

◆③子どもに質問をしてみる

 
 
子どもが、得意なことを話しているとは、基本は聞き役に徹することが大切ですが、その時に、 「へー、そうなんだ!それで?何で?どうしてそうなるの?もっと教えて~~!」 タイミングよく、声をかけてみてください。
 
 
お母さんが聞き手に徹し、認めたり褒めたり、質問をしたり、子どもを楽しくノリノリにさせてください。
 
 
子どもはもっと自分で話したり、子どもはもっと自分で調べたりすると思います。
 
 
知的レベルが高い子どもなので、お母さんの質問により好奇心や探究心が刺激されるのです!質問することで子どもの行動が変わります!
 
 
 
 
お母さんは子どもの得意分野について子ども以上に知識を得なくては…と思わなくても大丈夫です。
 
 
でも、子どもがもっと興味を持って、やる気と自信を持って、活動を継続していけるようなコミュニケーションの方法を知っておくことは大切だと思っています!
 
 
得意分野を持っていることが自信となり、自分の知識をより深めることができます。
 
 
それは、子どもの人生を明るくしてくれるはずです!すべては、お母さんの声かけ・コミュニケーションなんです。
 
 
子どもがどんどん成長していく姿楽しみですね。子どもの得意なところをお母さんの声かけで伸ばしていきましょう!
 
 
▼もっと詳しいコミュニケーションの具体策はこちらから!▼
 
 
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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