子どもとの会話が続かない…。親子の会話を取り戻す最短の近道とは?

子どもと何を話せばいいかわからない…。会話が続かない…。親子の時間が苦痛になっていませんか?親子の会話を取り戻すための最短の近道は、子どもに安心感を与えることです。 そのためには、日頃の親子の関わりを『肯定的な関わり』に大きく変えていく必要があります。本記事では、簡単にできる肯定的な関わりの実践例をご紹介します。
 
 

1.子どもとの会話が続かない…。何を話せばいいかわからない…。

 
 
皆さんはお子さんと普段どんな会話を交わしていますか?
 
 
日常で、自然と生まれる会話ができているでしょうか?
 
 
「学校どうだった?」→「ふつー」
 
 
「なんか嫌なことあった?」→「わかんない」
 
 
「今日のご飯何にする?」→ 「・・・(スマホに夢中)」
 
 
会話が続かず、寂しい思いをしているママはいませんか?
 
 
特に、お子さんが思春期だったり、悩みごとがあったり、不登校中だったり…。
 
 
お子さんが心の中のモヤモヤを抱えている状態だと、お子さんからの会話が途絶えてしまったり、
 
 
逆に親が子どもと何を話せばいいかわからないなんてことも多いのではないでしょうか?
 
 
この記事では、毎日の登校しぶりの対応で疲れ果て、子どもと楽しい会話をすることすらできなくなっていた私と
 
 
スマホに依存し会話をしようとしなかった息子が
 
 
親子の会話を取り戻す事ができた記録をご紹介します。
 
 
スマホを見る子ども
 
 

\朝の支度が10分短くなる/

 

 
 

2.長く続く登校拒否…。親子の会話がない送迎時間が苦痛でした。

 
 
私の息子は以前、長く登校拒否が続いていた時期がありました。
 
 
今思い出すだけで、胸が苦しくなるくらい、私にとっても息子にとっても辛い過去です。
 
 
毎朝のように癇癪を起こし、その対応に私は疲れ切っていました。
 
 
我が家は学校までの距離が遠く、通常はスクールバスでの登下校をする地域です。
 
 
ですが、息子はスクールバスに乗ることが難しく、毎日車で送迎をしていました。
 
 
その送迎の車の中での会話は、私の一方的な声かけがメインでした。
 
 
「ちゃんと授業を受けなさい」
 
 
「先生には挨拶しなさい」
 
 
「給食の時は、準備をしなさい」
 
 
とあれやこれやと指示を出していました。
 
 
息子はというと、私のスマホを片手に動画を見ている状態。
 
 
返事などなく、冷たい空気が流れていました。
 
 
 
 
 うちの子、どうして家ではこんなに荒れるの?
\ママの正しい対応で子どもがグッと素直になる!/

家でははげしい癇癪 記事中バナー

 
 

3.親子の会話を取り戻す最短の近道とは?

 
 
親子の会話を取り戻すための最短の近道は、子どもに安心感を与えること。
 
 
そのためには、日頃の関わりを『肯定の関わり』に大きく変えていく必要があります。
 
 
肯定の関わりといっても、難しく考える必要はありません。
 
 
日常の生活の中で、「できない」ことばかりに注目するのではなく、「できた」に注目をしていきましょう。
 
 
ポイントは『当たり前のこと』から肯定していくことです。
 
 
肯定には『褒める』以外にも、下記のようなテクニックがあります。
 
 
褒める
 
励ます
 
感謝する
 
興味や関心を示す
 
気づいていると知らせる
 
喜ぶ・驚く
 
スキンシップ
 
ジェスチャー
 
次の活動に誘う
 
同意する
 
 
自分自身の存在を肯定的に注目をしてもらえると、絶対的な安心を得ることができ、自信へと繋がります
 
 
とにかく多くの「できた!」を見つけ、子どもに伝えていきましょう。
 
 
普段、会話のない親子の場合は、全肯定くらいの勢いで‼︎会話をしていくとよいでしょう。
 
 
OK
 
 

4.会話がなかった私たち親子に訪れた変化

 
 
私が、息子に対して全肯定の関わりを持つようになってから、たくさんのメリットがありました。
 
 
まず、ずっと嫌だった学校への送迎時間。
 
 
車の中のBGMは、息子の好きな音楽をチョイスし、
 
 
好きなアーティストの話をしながら、肯定的な関わりを持つように心がけました。
 
 
例えば
 
 
興味を持つ声かけ「この曲、誰が歌っているの?」
 
 
感謝する「この人の歌は元気が出るね。流してくれてありがとう
 
 
同意する「ママもこの歌好きだな〜」
 
 
次の活動に誘う「次は〇〇の歌が聞きたいな、流してくれる?」
 
 
ジェスチャー  いいねサインを送る
 
 
などと、様々な肯定のテクニックを使って、車の中での時間を楽しく過ごせるように心がけました。
 
 
このような肯定の関わりを続けた結果
 
 
ずっとスマホを見て、目すら合わせなかった車の中での時間は、
 
 
息子の好きな音楽を聞く時間に変わりました。
 
 
息子の好きな音楽の会話から、たくさんの親子の会話が増えました
 
 
そして、あれだけ嫌だった送迎の時間が、私にとっても楽しみな時間へと変わりました。
 
 
そして… いいことはこれだけではありませんでした!
 
 
親子の会話が増えただけでなく、学校へ到着後の心の切り替えがスムーズになっていったのです!
 
 
我が家の場合、親子の会話を取り戻したきっかけは『息子の好きな音楽』でしたが
 
 
お子さんの好きなものに親自身が興味を示すことは、親子関係を修復するためには、とても有効なきっかけとなります。
 
 
ぜひ、皆さんもお子さんの様子を観察し、好きなものを見つけるところからはじめてみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
 
執筆者:堀 このみ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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