子どもを連れて万博に行きたいけれど、「混雑が心配」「子どもが飽きないか不安」と感じている親御さんも多いはず。この記事では、体験レポートと親子で笑顔になれる万博の楽しみ方をたっぷりご紹介します。
1.小学生の子どもを連れて万博に行きたい!
「今年の夏は、子どもと万博に行ってみよう!」
2025年の大阪・関西万博に向けて、親子で行く計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「混雑対策」「暑さ問題」「事前予約」「回る順番」など、事前準備を考えると躊躇してしまう方も多いと思います。
特に小学生の子どもを連れて行く場合、並ぶことが苦手だったり、飽きやすかったりするため、「何となく行けばどうにかなる」という感覚では少し難しいかもしれません。
とはいえ、事前の下調べとちょっとした工夫さえすれば、万博は子どもにとってかけがえのない体験の場になります。
この記事では、私が実際に小学生の子どもを連れて万博に行った際の体験を交えながら、子どもと一緒に楽しめるコツをご紹介していきます。

2.【体験レポート】子連れで万博に行ってきました!
◆抽選に外れても楽しめた!
事前に人気パビリオンの2ヶ月前抽選・4日前抽選に申し込んだものの、すべて落選…。
当初は「これはもう行っても無駄かも…」と落ち込みましたが、実際に行ってみると、当日抽選でお目当てのパビリオンに当選! ラッキーなスタートとなりました。
◆入場は「西ゲート」がおすすめ!
入場時間は10時枠を予約。
なるべく早く会場に到着したかったので、8時45分に到着し、それから1時間近く10時入場列に並びました。
10時入場列の前方だったため、10時ちょうどに入場ができました。
(9時45分頃に遅れて入場していた9時枠予約の人たちは、並ばずにスムーズに入場ができていたので、今度来る時は、9時枠を予約して、少し遅めに来ようと思いました。)
入場のポイントは必ず「西ゲート」を選ぶこと。
東ゲートはかなり混雑していて、特に小さな子ども連れだと長時間立ちっぱなしは厳しいと感じました。
◆混雑を避けたルート選びが大正解だった!
人気パビリオンは予約がないと厳しいと覚悟していたため、比較的空いている海外パビリオンや、コモンズエリアを中心に回りました。
子どもも「いろんな国の人がいて面白い!」と大興奮。
体験型展示や、民族衣装を着たスタッフとの交流ができたこともあり、社会科見学のような体験になったのが印象的でした。

3.小学生におすすめの万博の楽しみ方4選
◆どうしても行きたいパビリオンがあるなら、必ず抽選を!
小学生に人気の高い未来技術系のパビリオンなどは、とにかく混みます。
「絶対に行きたい!」というパビリオンがあるなら、事前抽選+当日抽選の両方に申し込んでおくのが必須です。
スマホで手軽にできるので、外出先でもチェックを。
また、どうしても当てたい当日抽選がある場合は、9時枠を予約し、朝イチでアクセスできるように早めに来場することをおすすめします。
(人気パビリオンを当日当てたい人は、遅くても8時には会場に着いた方がいいかも…)
◆万博会場の『雰囲気』そのものを楽しもう
万博の魅力は、パビリオンの中だけではありません。
広々とした会場の中には、音楽が流れていたり、パフォーマンスをしている人がいたりと、歩くだけでも刺激がいっぱい。
「次の目的地まで歩くのが面倒…」と思ったら、音や光、五感を使って楽しめる空間として、子どもの視点で見てみましょう。
◆スタンプラリーで子どものモチベーションUP
事前にスタンプブックを購入しておいたことで、子どもはスタンプを集めること自体が目標になり、自然と「次はどこ行く?」と前向きな気持ちになっていました。
各国のパビリオンで個性豊かなスタンプが用意されていて、コレクター気質のある子には特におすすめです。
親子で協力して巡るのも楽しい時間になります。
夏休みの自由研究にもぴったりです!
◆さまざまな国の人との交流を楽しむ!
普段の生活ではなかなか出会えない、外国の文化・言語・笑顔。
「この人はどこの国の人?」「この国はどこにあるの?」といった疑問が自然と出てくるのも万博の面白さです。
小学生にとっては、“教科書の中の世界”が“現実の世界”として目の前に広がる貴重な体験になります。
勇気を出して、様々な国の人に話しかけてみましょう。

4.実際に行って感じたこと:子どもと万博は相性がいい!
万博は「大人が行く場所」というイメージを持たれがちですが、小学生くらいの年齢だからこそ楽しめる工夫がたくさんあると感じました。
「まだまだ知らない国がたくさんあるんだね」
帰りのバスの中で子どもがそうつぶやいたとき、この万博体験が「世界を知る第一歩」になったのだと感じました。
教室では学べない「人との交流」や「異文化への関心」を肌で感じられ、生きた社会科見学を経験することができました。
子どもたちが、将来、国際理解や多様性への関心を深めるきっかけになったら…と思っています。

5.子連れ万博を快適に楽しむための準備・注意点
最後に、子連れ万博を楽しむために必要な準備と注意点をご紹介します。
①熱中症対策は必須!
夏場はとにかく暑いので、帽子、凍らせた飲み物、塩分タブレット、ハンディファンなどは必須アイテム。
特に長時間歩くと体力を消耗するため、こまめな水分補給と日陰での休憩が必要です。
②会場は広大なので、無理せず行動を
事前に地図を見て、1日で回れる範囲を考えておくのがポイントです。
「全部回ろう」と思わずに、3〜5箇所を目標にゆったり過ごすことで、疲れもトラブルも減らせます。
③食事は持参+現地で少しがちょうどいい
万博会場内の食事はバリエーションが豊富ですが、値段が高め+並ぶ可能性があるため、おにぎり・パン・お菓子など軽食を持参しておくと安心です。
食事エリアのベンチや芝生スペースを利用して、ピクニック感覚で楽しむのもおすすめです。
小学生の子どもと一緒に万博へ行くことは、「楽しめるのか」「体力はもつか」と不安も多いかもしれません。
しかし、ちょっとした工夫と事前準備があれば、万博は親子で学べる最高のフィールドになります。
親子の思い出として深く心に刻まれるはずです。
ぜひ万博で「世界と出会う旅」を親子で楽しんでみてくださいね。
