失敗が怖い子に効く!子どものやる気スイッチを押すママの魔法の枕詞

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子どもが「どうせ無理…」とやる前から諦めてしまう姿を見ると心配になりますよね。実は、挑戦できないのには理由があります。この記事では、失敗を怖がる子が挑戦できるようになる魔法の枕詞をご紹介します。ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
「ちょっと難しそう…」                                          
「どうせできない…」
 
このように子どもがやろうともしなかったり、すぐに諦めてしまう姿を見ると、ママとしてはとても心配になりますよね。
 
 
・宿題をしていても少し難しいと「できない!」と言って手を止める                
・習い事で新しい事に挑戦する前から「できないからやらない」と拒否してしまう         
・公園の遊具でも難しそうなものは挑戦せずに見ているだけ 
 
 
特に不安が強い子は、挑戦する前から「失敗したらどうしよう」と考えてしまい、なかなか一歩を踏み出せません。
 
 
ママとしては「やってみればできるのに…」「少し挑戦してみれば自信がつくのに…」と思い、もどかしくなってしまいますよね。
 
 
イライラする女性
 
 

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2.挑戦できないのワケ

 
 
子どもが挑戦できない理由には、不安の強さ自信のなさが関係しています。
 
 
「やったことがない=怖い」と感じるのは、子どもにとって自然なことですが、特に不安が強い子はネガティブな記憶を思い出す傾向があります。
 
 
ですので、過去に「失敗した経験」があると、「また同じことが起きるかも」と思って行動できなくなってしまうのです。
 
 
また、人は不安を感じると、脳の扁桃体が強く反応します。
 
 
扁桃体は「危険を察知する警報機」のような働きを持っていて、「やめておこう」とブレーキをかけてしまうのです。
 
 
つまり「挑戦しない」のは怠けではなく、脳の仕組みが影響しているのです。
 
 
我が家の小学校3年生の息子も、元々不安が強いタイプで、なかなか初めてのことや難しそうなことには手を出しません。
 
 
約1年間続けている習い事も進級試験があるのですが、今まで一度も挑戦することはありませんでした。
 
 
そんな中、私は息子の「やってみようかな…!」と言うタイミングをずっと待っていました。
 
 
脳
 
 

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3.学習性無力感という言葉聞いたことありますか?

 
 
心理学で「学習性無力感」という言葉があります。
 
 
何度も失敗を経験したり、「できない」と思い込む体験を繰り返すと、脳の中でドーパミン(やる気や快感に関わる神経伝達物質)の分泌が少なくなります
 
 
ドーパミンが不足すると「やってみよう」という意欲が湧きにくくなり、挑戦するエネルギーが出てきません。
 
 
そして、「どうせやってもできない」と思い込み、挑戦する意欲そのものを失ってしまう状態となってしまいます。
 
 
子どもが「もう無理」「できない」と言いがちな時、実はこの『学習性無力感』が働いているかもしれません。
 
 
放っておくと「挑戦しないクセ」がついてしまうので、ママの声かけがとても大切になります。
 
 
 
 

4.効果的な魔法の枕詞を使って子どものやる気を引き出そう!

 
 
挑戦を後押しするには、言葉の前に「魔法の枕詞」をつけてみましょう。
 
 
前置きを効果的に使うことで、子どもをやる気にさせることができます。
 
 
それは、                                   
「できるかどうかは別として」                    
「多分できると思うんだけど…」 です。
 
 
このように枕言葉を先につけるだけで、子どもの心はグッと軽くなり「やってみようかな」と思えるようになります。
 
 
今回、習い事の進級試験の時期が来て、姉と友達が同時に「受ける!」と言い出しました。
 
 
私は今がチャンス!と思い、
「〇〇はどうする?多分〇〇なら、5級の試験できると思うんだけど、やってみる?」
と息子に尋ねました。
 
 
すると、息子は「うーん…、ねぇねもやるなら…やってみようかな。」と言ったのです。
 
 
ガッツポーズする女性
 
 

5.習い事の進級試験に挑戦できた息子

 
 
我が家の息子も、不安が強く「試験なんて無理!」と断固拒否の時がありました。
 
 
しかし、息子のタイミングを待ち枕詞の魔法の声かけでついに習い事の進級試験に挑戦することができました。
 
 
合格できたことを嬉しそうに話す息子を見て、成功体験の記憶を残すことができたのだなぁと実感できました。
 
 
不安が強い子どもでも、ママの言葉ひとつで「挑戦できる力」は育ちます。
 
 
今日から少しずつ「安心を与える魔法の枕詞」を取り入れてみませんか?
 
 
男の子
 
 
 
 
 
執筆者:たるみ あや
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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