長い登校しぶりから不登校になってしまった子どもとママの「学校に行くべき!」に苦しんでいた親子が発達科学コミュニケーションの対応で笑顔を取り戻したストーリーをお届けします。
1.小学校入学後、すぐに登校しぶり
現在小3の長女は、小学校入学後のゴールデンウィーク明けから登校しぶりが始まりました。
保育園の時から登園時泣いて離れることに苦労していたのですが、その時は小さいうちはそんなもんだろうと思っていたし、大きくなるといずれ良くなると思っていました。
しかし実際、小学校生活が始まると良くなる事はなく登校しぶりによる毎朝の対応にヘトヘトに…。
担任の先生にお話ししても
「1年生の最初はみんなそうですから!」
「慣れるまで一緒に頑張りましょう」
「とにかく連れてきていただければこちらで対応しますから」
との返事に、経験豊富な先生の言うことだからと泣きながら嫌がる子どもを荒療治のように連れて行っていました。
あの時の私は仕事があったので、朝送り出すことに必死でとにかくイライラしていました。

2.登校しぶりから不登校へ
担任の先生からの「一度休むことを認めたら、休み癖がつきますから」の言葉にとにかく頑張って連れて行っていました。
「学校に来てしまえば元気に頑張っていますよ!」
「一生懸命手を挙げて発表してくれていますよ!」
との先生の言葉に私は慣れてきたのかなと安心していました。
しかしその頃から、娘は泣くのをやめ学校に行くようになったのですが、表情から笑顔がなくなっていきました。
私はその様子に気づきながらもそこに向き合おうとしていませんでした。
そして3年生に進級した時、担任の先生が変わるという環境の変化に一気に娘の特性が表にでてきました。
癇癪がひどくなり、ちょっとしたことで怒るようになった娘の対応に私は悩みました。
そしてある日の朝、
「私もう頑張れない…」
娘のこの一言で私は初めてハッと気がつき、このままではこの子は壊れてしまう!と思い、以前からネットで記事を見ていた発達科学コミュニケーションで学ぶことにしました。

3.子どもの登校しぶりの背景には発達の特性が隠れていた!
発達科学コミュニケーションを学び始めて、トレーナーのいたがきひまりさんの「子どもの心を壊してまでやらなきゃならないことは何ひとつない!」の言葉に救われました。
この一言で私の「学校に行くべき」思考が一気に和らぎ心が楽になりました。
発達科学コミュニケーションを学び、登校しぶりの背景には「その子なりの発達の特性」があることを知りました。
娘は人一倍まじめで完璧主義なタイプ。
学校でがんばりすぎて、家に帰ると心も体もぐったりしていたのです。
娘の小さなSOSに気づいてあげられず、それでも学校に行かせていたことに申し訳なさを感じました。
それからは、とにかく不安の強かった娘の「学校に行きたくない」の気持ちに「そっか、学校行きたくないんだね」と受容・共感し、今までの擦り減った心のパワーを充電する期間ととらえ、過ごしています。
日々の生活の中で、 「起きてきたね」 「ご飯たくさん食べたね」 などの声かけで「できた!」を増やすようにしました。
家を子どもの安全基地にし、小さな成功体験を積み重ねていくことで、徐々に笑顔を取り戻し、穏やかに過ごせるようになっていきました。
今はまだ学校には行けていませんが、スモールステップで徐々に行動範囲を広げていき、今では不登校支援の場に足を運ぶようになってきました。
私が子どもの笑顔の大切さに気づくことが出来た
――それが何よりも嬉しい変化でした。

4.「学校にいくべき!」で苦しんでいるママへ
私も最初はそうでした。
みんな周りの子が行っているのにうちの子だけが行けないなんて。
でも、あの時の親子の間には信頼関係はなかったと思います。
騙し騙し学校に連れて行っていたママは裏切り者、ママには何を言っても無駄と感じていたと思います。
子どもの感情に目を向けず、大切なことに気づけないでいた私は子どもを二次障害にまでさせてしまいました。
もっと早く気づいてあげられなくてごめんね。
――そんな気持ちでいっぱいでした。
しかしそんな私でも発達科学コミュニケーションを学び変わることができて、子どもも本来の笑顔を取り戻すことが出来ました。
今、まさに同じ状況で苦しんでいるママに伝えたい!
「子どもの心を壊してまでやらなきゃいけないことは何ひとつない!」






