癇癪が止まらない子どもに困っていませんか?粘土遊びには、脳の発達を促し癇癪を回避する驚きの効果があります。発達障害・グレーゾーンの子育てが楽になるヒントをお届けします。
1.子どもの癇癪でヘトヘト…そんな毎日に終止符を!
毎日の子育て、本当にお疲れさまです。
「また始まった…」
「この前より長くなってる気がする…」
「どう対応したらいいの?」
そんなふうに癇癪に振り回され、心も体も疲弊しているママ・パパは少なくありません。
癇癪のスイッチは突然入り、長引くと1時間以上続くことも…。毎日これが繰り返されると、親も子も本当に消耗しますよね。
でも実は、「癇癪ばかり起こす子」には共通する原因と、有効な対策があるのです。
今回は、「癇癪→粘土遊びで回避できる理由」について、発達障害・グレーゾーンの子育てに悩む保護者向けに詳しく解説します。

2.癇癪の裏には、子どもなりの「理由」がある!
癇癪とは、ただのわがままではありません。
多くの場合、子ども自身にとって「納得できない」「受け入れられない」と感じる出来事が引き金になっています。
たとえば──
・スプーンにご飯粒がついていた
・お気に入りのおもちゃの位置が違った
・予定外のことが起こった
こんな“ちょっとしたこと”が、子どもにとっては一大事。
大人から見たら些細なことでも、子どもにとっては「自分の世界が崩れる」ようなストレスになるのです。
小さな違和感や不満が積もり積もって、ある日ドカンと爆発!=癇癪という形で現れます。

3.「もしかして発達障害…?」と検索魔になる前に
癇癪があまりに頻繁だと、つい検索欄に「癇癪 発達障害」「癇癪 多い 子ども」と打ち込んでいませんか?
わが家でもそうでした。
毎日のように起きる癇癪。寝不足とストレスで、私自身もメンタルが限界に。
「これって普通じゃないのかも?」と思い、必死で調べまくる毎日。
でも調べれば調べるほど、「発達障害」「グレーゾーン」「二次障害」など、不安になる言葉ばかりが目に入ります。
あるとき知ったのは、発達障害のある子どもを育てる親は、うつリスクが10倍になる
という衝撃の事実…。
これは、決して大げさではなく、子どもの癇癪に向き合う親の心と体にも、支援が必要であるということ。
だからこそ、「疲れた…もう無理かも…」と思う前に、少しでも子育てがラクになる方法を取り入れてみることがとても大切なのです。

4.指先を使って脳を整える「粘土遊び」のスゴイ効果
そんなとき、わが家で救世主となったのが「粘土遊び」でした。
え?粘土?と思われるかもしれませんが、実は粘土には科学的にも効果があるのです。
◆なぜ粘土遊びが癇癪に効くの?
・指先は「第2の脳」とも呼ばれ、特に人差し指・中指・薬指を使うことで脳が活性化
・集中力が高まり、気持ちが落ち着きやすくなる
・感覚遊びが好きな子には、ストレス発散にもぴったり
「なんだこれ?」とコネコネしているうちに、癇癪に向かっていたエネルギーが違う方向に分散されるんです。
我が家では、癇癪の兆しを感じたら、そっと粘土を目の前に出します。
すると、泣きそうだった顔がふっと変わり、いつの間にか集中モードに。気づいたら癇癪はどこかへ消えていました。

ただし、粘土選びにはちょっとしたコツがあります。
市販の一般的な粘土は、乾燥して固くなりやすく、それがまた癇癪の原因に…というケースも。
我が家では、以下のような粘土を使っています。
・シリコン素材やオイル入りで乾かないタイプ
・手触りが気持ちいいもの
・匂いがきつすぎないもの
たとえば、「固まらない粘土」「感触がやわらかい知育粘土」などを選ぶと、癇癪の回避だけでなく、感覚統合あそびにもつながります。
5.癇癪は悪じゃない。でも向き合い方は工夫できる!
最後に、ひとつ大事なことを…。
癇癪は、子どもからの大切なメッセージです。
「僕、困ってるよ」「助けて」っていうSOSなんです。
だから、「止めさせなきゃ!」と思うと、親も余計に疲れてしまいます。
癇癪をただ止めるのではなく、癇癪のエネルギーを別の方向に流す。
それが「粘土遊び」の一番の効果です。
ほんとかな?と思った方も、ぜひ一度試してみてください!
粘土をコネコネする時間が、あなたとお子さんの「癇癪タイム」を「安心タイム」に変えてくれるかもしれません。