「可愛い子には、旅をさせよ?!」母子分離不安っ子の発達を促すとっておきの旅とは?

「可愛い子には、旅をさせよ」この言葉を聞いて、あなたはどう感じますか?母子分離不安っ子に旅なんて無理だよ!なんて思ってしまいませんか?母子分離不安っ子は1人で旅には行けないかもしれません。でも旅=体験をさせるのは大いに賛成です!!その理由とは…母子分離不安の専門家だからお伝えできる!母子分離不安っ子の発達を促すとっておきの旅についてご紹介します。
 
 

1.母子分離不安っ子には旅なんて無理?!

 
 
母子分離不安っ子に旅?!
 
 
一人でトイレも行けないのに?一人でお風呂も入れないのに?一人で寝ることもできないのに?
 
 
一人旅?そんなの夢のまた夢の話だよ!
 
 
そう思っている母子分離不安っ子のママたち。
 
 
残念ながら、あなたのお子さんは、もしかしたら大人になるまで一人旅ができないかもしれません。
 
 
しかし、気を落とさないで!
 
 
あなた自身を振り返ってください。あなたは一人旅をしたことがありますか?
 
 
恥ずかしながら、私は40年間生きてきて、一人旅をした経験はたった1回です。
 
 
一人旅ができない大人なんて山ほどいます。一人旅ができなくたって、立派な大人にはなれます。
 

2.ことわざの意味を母子分離不安っ子に合わせて考えてみよう!

 
 

私はあえて可愛い子には旅をさせたほうがいいと断言します!

 
 
このことわざの意味をよく考えてみましょう。
 
 
「可愛い子には旅をさせよ」
 
 
子どもが可愛いのであれば、手元にずっと置いておくのではなく、世の中に出して、社会の厳しさや辛さを「経験」させるのが良いという意味だそうです。
 
 
このことわざを母子分離不安っ子のために、母子分離不安の専門家が解釈するとこうなります。
 
 
「可愛い母子分離不安っ子には旅をさせよ」=
 
 
母子分離不安っ子が可愛いのであれば、親子で楽しい「体験」をするのが良い。
 
 
子どもの脳の発達において、体験で芽生えた感情はとても重要な役割を果たします。
 
 
少し難しい話になりますが・・・
 
 
子どもが楽しい経験をすると、「楽しい!わくわくする!」というような好奇心が生まれます。
 
 
その感情を司るが『扁桃体』とよばれる神経群。
 
 
体験によって『扁桃体』での反応は、記憶を一時的に保管する『海馬』に作用します。
 
 
感情も記憶も子どもの脳の発達においては、とっても重要な役割を果たしています。
 
 
要するに・・・
 
 
不安っ子の発達を促す旅=体験
 
 
必ずしも1人でさせなければいけないものではないし、厳しく辛いものでなくてもいいのです。
 
 
母子分離不安っ子の経験や体験はママと一緒でいい!もちろん楽しくていい!のです。
 

3.母子分離不安っ子の発達を促す旅=体験とは?!

 
 
私がお勧めする母子分離不安っ子の発達を促す旅=体験は・・・
 
 
親子でチャレンジできる体験です。
 
 
母子分離不安っ子はとにかくママが大好き。
 
 
この特性をうまく利用しましょう。
 
 
ママが安心基地になってあげてチャレンジする体験をたくさんしてほしいのです!
 
 
例えば普段行く公園。あなたはいつもどのようにお子さんと関わっていますか?
 
 
ベンチに座って、黙って子どもが遊ぶのを見守る?
 
 
それともスマホをいじりますか?
 
 
もったいない!公園ので遊ぶ時間は絶好の「可愛い子の旅」のチャンスです!
 
 
ぜひ、1人ではできないことに挑戦してみましょう。
 
 
大好きなママと一緒だったら、やったことないことにも挑戦してみようという意欲がわきます。
 
 
子どもの「やってみたい」と言う意欲は脳をとても喜ばせます。脳が喜ぶと子どもは成長します。
 
 
ママと一緒にちょっと高いとこまで登ってみよう!
 
 
ママと一緒に逆上がりの練習してみよう!
 
 
近所の公園での時間も、ママの関わり方ひとつで可愛い子への旅=体験になるんですよ。
 
 
母子分離不安っ子への旅=体験のチャンスは日常に溢れています。
 
 
ママが安全基地になって、母子分離不安っ子の発達を促す旅へ出発しましょう。
 
 
 
執筆者
発達科学コミュニケーション リサーチャー
月野 志保
 
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