本当は母子登校・付き添い登校をするのはしんどいと思っていても、本音を言えないお母さんはどれくらいいますか?子どものためなら我慢して当り前という自己犠牲の気持ちは手放していきましょう。子どもにも母親にとっても最善な方法は他にあります。
1.日本の母親は自己犠牲してこそが家族のためだと錯覚している
皆さんのご家庭はどうでしょうか?
母親であるあなたが自分の意見を通したことってどれくらいありますか?
子どものためにこれくらいやって当たり前。
子どものために我慢するのが当たり前。
先ずは夫と子どもの意見が優先でそれに合わせるのが当たり前。
家族の主導権は夫と子どもにあり、母親は一番最後…。
子どもが生まれると仕事の調整をしたり、あるいは辞めたりするのは今でも母親の方が圧倒的に多い。残念ながら日本の社会っていまだにそうですよね。
これって私たち親が子どもだった時と同じではありませんか?

自分たちが子どもの時も同じようなことを母親がしていたと思うんです。
父親は飲みに出かけたり、趣味があり出かけたりすることがあっても、母が家をあけることはそう滅多にありませんでした。
私たち親のお手本は自分の親なんです。
反面教師で親のようにはならない!と思っている人もいるかもしれませんが、多くは子育てのヒントは自分の親から得ているのはでないでしょうか?
もう何十年前のお手本をモデリングして子育てに活かそうとしてもそれは今の時代とは合わなくて当り前。
なのでもしも、今子育てで辛い思いをしているのであれば、それはご自身のせいではないので決して責めたりしないでください!
日本の社会が昔から母親に自己犠牲を強いるようになっていたのが原因であり、母親であるあなた自身の問題ではないんです。
なぜ私がこんなことを言うかというと、分離不安のお子さんをお持ちのお母さんは、本当に自己犠牲タイプの人が多いからなんです!
2.分離不安っ子のお母さんは自己犠牲を加速させる
そもそもなぜ分離不安になってしまうのでしょうか?簡単に言うと次のように定義されています。
分離不安の定義として、
・養育者との関りをしっかり持たなければならない時期に良好な関係を築けない状態で育ってきてしまったことが原因で起こる。
・低年齢の不登校や不安障害などに関係してる。
・不安気質が強い子どもや愛情不足の子どもの場合、過剰な不安を持ってしまうことがある。
と記されています。
この定義に納得されるお母さんはどれくらいいるでしょうか?
先にも書きましたが、分離不安のお子さんをお持ちのお母さんは本当に自己犠牲タイプの方が多いんです。と言うことは、常に子どもを第一優先にして行動し、自分のことは全て後回しにしているのです。
なのに、「良好な関係を築いていない」、「愛情不足」などと簡単に記していることにとても違和感を感じてしまいます。
朝から一緒に学校に登校して、今日は門までという約束をしていても、その約束は果たされずに終わることもしょっちゅうあるでしょう。

げた箱で離れられるのか?教室で離れられるのか?子どもの気持ちを優先して行動しているお母さんたち…。
精神的にも身体的にもお母さんへの負担はとても大きい!のです。そんな負担を抱えながらも毎日一緒に子どもと居るんです!
そんなお母さんたちが幼い頃からお子さんに対して愛情が足りていないわけがない!
更には、分離不安を解消するために
・スキンシップを増やしましょう
・一緒に過ごす時間を取りましょう
・授業も一緒に付き添ってあげよう
・勉強は見てあげましょう
とありますが、この解消方法に惑わされて、もっと一緒に!もっと愛情を!と勘違いして絶対に自分を犠牲にすることはしないで下さいね!
もう既に十分お母さんはお子さんのために愛情を注いでいます!
3.自分で自分を苦しめていた過去
実はそういう私も自己犠牲タイプの一人でした。
以前の私は自分の子育てをずっと責め続け、私はお母さんだから、私が何とかしなきゃ、私がもっと頑張らないと、私だけが我慢すればいい。
と、勝手に一人で思い込み、勝手に一人で戦っていました。
そして、トイレも一緒、お風呂も一緒、学校の授業も一日中ずっと付き添いをするという生活を送っていました。

しかし本当は「もうママやめたい!」と何度も心の中で思っており、今すぐ誰かに助けて欲しくて、本当に辛い気持ちでいっぱいでした。
もうこのままでは駄目だ!自分がつぶれ子どもも一緒につぶれてしまうと思った時に、あることを止めることに決めました。それはとても勇気のいることでした。
4.自己犠牲体質から抜けだす方法
◆学校に付き添わないという決断
私は「母子登校・付き添い登校を止める!」と子どもに宣言しました。
子どもと学校に行くことはお母さんにとって本当に精神的・身体的にはハードなものです。
お母さんが我慢することを当たり前と思わず、どうかご自身が潰れてしまうことだけは避けて欲しいと思います。
そうなる前に潔く!「学校へは行かない」という選択をして欲しいと思います。
子どもにも

「学校に行くのが辛いなら行かなくてもいい」
「学校に行かない選択をしてもあなたはあなた」
「そんなあなたも大好き」
と、子ども本人に選択を託し、どのような答えをだしても受け止める気持ちで対応しましょう。
学校に行かないと何もかもが終わってしまうと不安になるかもしれませんが、大人に有給休暇があるように子どもにもそのような時間が必要です。
それはもちろん学校に付き添っているお母さんにも同じことが言えます。
我慢せずに思い切って止めてもいいんです!
◆自分を満たす行動をとる
そして、母子分離不安のお子さんを持つ自己犠牲の強いお母さん達には自分自身を満たす時間をとって欲しいと思います。
残念ながら自分を満たさないと他人を満たすことはできません!
なので子ども中心に行動していると、結局のところお母さんは子どもの心を永遠に満たすことができないということになります。
そのためにも先ずはご自身でご自身の気持ちを満たしてあげましょう。
・食べたい物を食べる
・イヤなことはイヤとハッキリ言う
・やってみたいと思うことがあればやってみる
・今まで見て見ぬふりをしていた自分の気持ちに素直になる

思いきって行動した後は、子どもの前で「〇〇をして楽しかったよー!」「すっきりしたよー!」「面白かったよー!」と教えてあげて欲しいと思います。
子ども達はお母さんが楽しそうにしているのがとても大好きです。どうかニコニコ笑顔でお話してみてくださいね。
自己犠牲が強い人はそれがどんどんエスカレートしていくと、今度は子どもへ執着心が生まれ次第に依存へと変わっていきます。
どうかそうなる前に今の状況を変えられるよう動いて欲しいと思います。
先ずは自分を満たし、我慢し過ぎない生活を心がけてくださいね。
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