情報社会に踊らされる世の中。子育てたるものは、こうあるべき!と多くの子育てノウハウに惑わされていませんか?ママ友と比較して自信をなくてしませんか?分離不安親子だって笑顔になれるチャンスはあります!
1.あるべき思考は子どもの発達にブレーキをかける!?
日本の子育ては、昔からしつけの文化と言われています。おそらく、お母さん世代も、厳しいしつけによって育てられた方が大半ではないでしょうか。
また、家庭内だけではなく学校も厳しい校則で縛られていたり、先生からの激しい叱責が日常だったりと体罰が容認されてきた歴史があります。今の時代こそ、人権やダイバーシティの考え方がクローズアップされてきて、昔に比べたら生きやすい世の中になってきたと感じます。
しかしながら、子育てにはどうしても「こうあるべき論」が根強くあり、お母さんたちは一生懸命に子どものためを思って子育てをしています。もし、わが子が不登校になったら?家庭内暴力が始まったら?母子分離不安になったら?発達障害だったら?
子どももつらいですが、お母さんの負担は想像を絶しますよね。そして、ますますわが子のためにと、しつけなければ!という思考に陥っていきます。子育てに対して正しさを求めるようになります。
果たして、この厳しいしつけは本当に子どものためになっているのでしょうか。子どもの脳によい影響を与えているのでしょうか。
じつは、子どもの発達を促すには子どもの脳の特性に合ったお母さんの声かけが必須になります。しつけることの声かけは、脳が発達するどころかブレーキをかけてしまう恐れがあります。
そこで、お母さんのあるべき思考を捨てることが最初の一歩になります。捨てることって案外、難しいものですよね。自分の子育てに自信をなくしているお母さんこそ、まずは身近なところから自分を変えてみませんか?
お母さんの考え方が変わるだけで、楽しい子育てへと変わり、子どもが驚くほど成長していきますよ!
2.人目が気になった日々
私には母子分離不安の息子がいます。小さいころから繊細で私にべったりでしたが、小さいうちは当たり前だと思っていたので、保育園のころは手がかからないと感じていました。
しかし、小学校に入学して母子登校が続き、不登校も経験しました。保育園のときは別人のようになってしまった息子を見ては、周りは心配してくれたり気を遣ってくれたりしたのですが、ママ友との付き合いが煩わくなっていったのです…。
公園に行けば子育ての話になり、人と比較してしまう自分。ほかの子どもはできるのに、自分の子どもはできないという焦り。どんどん自分の殻に閉じこもるようになり、息子を変えたくて厳しいしつけをするようになっていきました。
息子は何も悪いことはしていないのに、私のネガティブな思考がひとり歩きをし始めたのです…。
このままではダメだ!と思って、行動を変えたことがあります。行動を変えたことによって、私の思考がどんどんポジティブなものへと変わっていったのでした。
その行動とは…。
3.付き合いたい人とだけ付き合えばいい
私には、数少ない信頼できる友人がいます。これまで、無理をして交流していたママ友よりも、ありのままの自分を見せることができる友人とだけ付き合うようにしました。
そして、最も私の思考を変えてくれたのは、発達科学コミュニケーションで出会ったお母さんたちでした。同じ悩みを抱えた分離不安キッズのお母さんたちです。
これまでのあるべき子育てとは全くの逆をいく非常識な子育ての考え方を目の当たりにして、私のあるべき思考を一気に捨てることができたのです。すると、なんだか子育てが楽しい!と思えるようになってきて、息子もどんどん変わっていくことを実感しました。
誰と付き合うかで分離不安親子の人生は変わります!付き合いたい人とだけ付き合えばいい。分離不安親子の笑顔が輝きますように。
執筆者
発達科学コミュニケーション
発達科学コミュニケーション
トレーナー みやがわあゆみ