不登校予備軍は不登校になる?ママの不安が消える対応3選

学校に行きたくない…と言っているお子さんは不登校一歩手前のサインかもしれません。現在、不登校予備軍のお子さんも不登校のお子さんと同様に年々増加しています。うちの子、予備軍かもしれないと思っているママがどう対応したらいいのか説明していきます!
 

1.不登校の子どもは毎年、過去最多を更新している

 
 
この度、文部科学省より不登校者の人数について発表がありました。
 
 
文部科学省による不登校の定義は、病気や経済的理由などといった特別な事情がなく「年間の欠席日数が30日以上となった状態」のことを指します。
 
 
2023年(令和5年)文部科学省の調査によると、2022年度における
 
 
小学生の不登校は10万5112人で前年度比2万3614人増。
 
 
中学生の不登校は19万3936人で前年度比3万494人増。
 
 
児童生徒1000人あたりの不登校数は小学校で17人、中学校で59.8人となっています。
 
 
いずれも、「小・中学校における不登校の数は約30万人となり過去最多を記録した。」との発表がありました。この数は毎年増加しています。
 
 
 
 
このように年々、不登校者の数が最多を更新していますが、実は不登校になるまでには段階を踏んでいます。いきなり明日から不登校!というケースはマレであり、お子さんには何らかの変化が起きています。
 
 
その理由の一つに、小学生の不登校の役8割以上のお子さんに「母子分離不安」があると言われています。不登校の前兆として母子分離不安が見られているのですが、皆さんのお子さんはどうでしょうか?
 
 
その後に、登校しぶりになり、不登校になり、引きこもってしまう…という段階が想像できると思いますが、実はもう一つ「隠れ不登校」という段階もあります。
 
 
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、不登校人数にはカウントされない「隠れ不登校」と呼ばれるお子さんが実はたくさんいることを知っているでしょうか?
 
 
なんとその数!不登校の数の3倍という調査報告もあり、単純に不登校の数を3倍にしてみると90万人の隠れ不登校者がいるということになります。
 
 
隠れ不登校のお子さんは、登校しぶり、不登校などの予備軍になります。その数が90万人いるとなると、毎年不登校者が増えるのも想像がつきますね。
 
 
では、隠れ不登校とはどのようなお子さんのことを言うのでしょうか?
 
 

2.隠れ不登校の実態

 
 
実は、不登校になっているお子さんはほんの一握りで氷山の一角です本当はもっともっとたくさんの子どもたちが学校に行くことが苦しくて決して楽しいものではないんです。
 
 
氷山の大元には隠れ不登校と呼ばれる子ども達がたくさん存在しています。それが以下の分類になります。
 
 
教室外登校…学校の校門、保健室、図書室、校長室などには行くが、教室には行かない状態のこと。
 
 
部分登校…基本的には教室で過ごすが、遅刻や早退が多いため授業に参加する時間が少なくなる状態のこと。
 
 
仮面登校(授業不参加型)…基本的には教室で過ごすが、皆とは違うことをしている。授業に興味が持てず参加しない状態のこと。
 
 
仮面登校(授業参加型)…基本的には教室で過ごし、皆と同じことをしているが、心の中では学校に通いたくない、学校に行きたくない、辛い、嫌だと感じている状態のこと。
 
 
このように学校には行っているけれど、イヤイヤ行っている、みんなと同じように授業を受けられなかったり、少しの時間なら学校に行けたり、教室以外の別の場所なら学校に行ける、というお子さんがたくさんいます。
 
 
また、呼び名に違いはあれど母子登校や登校しぶりも隠れ不登校に含まれます。
 
 
 
 
この分類から分かることは、学校に毎日通っているから不登校とは無縁か、というとそうではないということです。
 
 
毎日学校に行っていても嫌々学校に行っているならば、それは不登校に片足突っ込んでいる状態と一緒なのです。
 
 
不登校の3倍の隠れ不登校がいると予想していましたが、この分類を見ると、5倍…イヤ!もっとそれ以上!いるかもしれないと思ってしまいます。
 
 
現在は欠席数で縛りをかけ不登校かそうじゃないかを判断していますが、その判断基準が緩くなるもっとたくさんの不登校というお子さんが該当するようになります。
 
 
そして、隠れ不登校のお子さんはいつ不登校になるかも分かりません。
 
 
ちなみに和歌山県の人口が約92万人、不登校予備軍が約90万人。
 
 
和歌山県の人口ほどの子どもたちが今日も学校に行くかどうかで悩んでいると思うとても切実だと思います。
 
 
だからこそ母子分離が見られたり、登校しぶりが現れてしまったら、適切に対応し、長期化を防ぐことが重要です。
 
 
また、引きこもりになる前に!不登校になる前に!早めの対応が鉄則です。
 
 
うちの子も該当する…と心配で不安な方は、思い悩むことを止め子どものために行動に移してみませんか?
 
 

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3.不登校や不登校予備軍の子どもを救う親の行動

 
 

◆①子どもの気持ちに寄り添う

 
 
最初にも述べましたが、いきなり不登校になる子はいません。
 
 
自分の気持ちを言えずに我慢して学校に行っていた子は、学校生活が始まって数カ月してからSOSのサインが出たり、または数年かけてSOSのサインを出してくる子もいます。
 
 
SOSサインが出せる子は良いのですが、出せずに我慢したまま過ごしているとその我慢が後に爆発してしまう可能性もあります。
 
 
そのようなSOSサインに少しでも気付いていくことが必要で、子どもの変化を見落とさないで欲しいと思います。
 
 
なので家では子どもの気持ちに最大限に寄り添っていきましょう!
 
 
学校での困りごとなどが起きた時、学校で解決するのは思ったよりも難しいです。しかし、お家での対応を意識して変えていくと学校での困りごともなくなるということがあります。
 
 
そして、環境変化の大きな時期は(特に春先や学期が始まる頃など)、子どもはいつも以上に頑張ってしまいます。
 
 
例えば、学校に行きたくないのに行かなくてはいけない、という気持ちは子どもの中にもあるんですね。
 
 
頭では分かっているのに、心は行きたくない、体が動かない、どうしよう…。
 
 
 
 
そうやって子どもは体と心が一致せずに苦しんでしまいます。
 
 
そのような気持ちをお母さんが否定することなく最後までゆっくりと聴いて欲しいと思います。
 
 
また、あまり話そうとしないお子さんなら、お子さんがやりたいことなどに一緒に付き合って寄り添うなどして欲しいと思います。
 
 
散歩に行きたいならとことん付き合ってあげる。
 
 
YouTubeを観たいなら一緒に観る時間をつくる。
 
 
寝る時には一緒に横になる。
 
 
話を聴くだけが寄り添うのはなく、お子さんの行動に合わせて動くことも寄り添うことなので、お家で居心地よく過ごせるようにしてあげてくださいね。
 
 

◆②親が情報収集をする

 
 
今、国でも不登校の子どもに対して施策を打ち出そうとしていますが、その施策が上手く流れに乗り機能するのを待っていると時間はどんどん過ぎていってしまいます。
 
 
それよりも親が自分で動いて自分から情報をとっていくことをおススメします。
 
 
不登校になったからと言って人生が終わりになるわけではありません。
 
 
 
 
不登校でも活き活きと生活しているお子さんはたくさんいますし、学校以外で学ぶ環境を整えている人もいます。
 
 
不登校になっても高校や大学に進学したり、就職している人もいっぱいいますし、そのような情報を知っているだけでも違います。
 
 
じゃあ、そのような人たちはどのようにして進学したり就職するきっかけをつくることができたのか?
 
 
そのようなとこまでリサーチし、情報としてお母さんが持っていると、もしも学校に行かなくなったとしても「全てが終わってしまった…。」と悲観的に考える必要はなくなります。
 
 
ぜひ自分から情報を取っていく行動を起こしてください!
 
 

◆③親がコミュニティで学ぶ

 
 
子どものことを学んだり行動を起こすときは、一人でするよりも仲間と一緒にする方が継続することができるのでおススメです。
 
 
似たような状況の人たちのコミュニティを探し、自分の気持ちも癒しながら、どうやって行動したらいいのか?という一手をもらえるようなコミュニティがあるといいですね。
 
 
ただ相談して、気持ちを分かち合ってというのも良いのですが、できたら困りごとを解決していきたいと思いませんか?
 
 
発達科学コミュニケーション(発コミュ)内ではたくさんのコミュティが存在しています。
 
 
 
 
興味あるコミュニティを探して勉強を進めていくと、子どもに困りごとが起きてもお母さん自身で解決することができるようになり、たくさんの気付きを得ることができます。
 
 
子育てについてもアップデートが必要な時代ですので、新しい情報を学び深め、子どもとの時間を楽しいものに変えていけたらいいですね。
 
 
発コミュのママたちは元々は子育てで悩んでいた人たちがほとんどですが、今ではこういう時はどうしたらいいか?など自分たちで子育ての概念を変えていっています。
 
 
子どもの悩みをお母さんの手で解決できるようになるために是非活用してみてくださいね!
 
 
そして、毎年不登校者が増えている今の時代、誰がそのようになってもおかしくないとお母さんの心構えとして持っておきましょう。
 
 
不登校予備軍や不登校者になるのを恐れるのではなく、仮になったとしても何とでもなる!ということをお母さんが知っておくとそれだけで安心するものです。
 
 
 
 
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