小学生の子どもが怖い夢を見ないための方法|安心して眠れるおすすめ絵本3選

子どもが怖い夢を見て泣いてしまうと、ママも眠れず心配になりますよね。なぜ子どもは怖い夢を見やすいのか、注意すべき「悪夢の特徴」と家庭でできる「怖い夢を見ないための方法」を解説。寝かしつけに役立つおすすめ絵本3冊も紹介します。
 
 

1.子どもはなぜ怖い夢(悪夢)をよく見るの?

 
 

「夜中に突然泣き出す」「怖い夢を見たと怯える」…

 

 

そんな姿に心配になるママは多いでしょう。

 

 

子どもが怖い夢を見やすい理由の一つは 睡眠の仕組み にあります。

 



人の睡眠には「ノンレム睡眠」「レム睡眠」があり、特に子どもは大人よりもレム睡眠の時間が長いのが特徴です。

 

 

・レム睡眠中は脳が活発に働き、記憶や感情を整理する時間

・不安やネガティブな気持ちが強いと、その内容が夢として再現されやすい

 

 

特に母子分離不安のある子どもは「ママがいなくなる」などの夢を繰り返し見る傾向があります。

 

 
 

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2.注意が必要な子どもの悪夢のサイン

 
 

ほとんどの悪夢は成長の一過程ですが、次のようなケースは注意が必要です。

 

 

・毎晩のように「ママがいなくなる夢」を見る

・「死」「分離」に関する夢を繰り返す

・夢の内容で強い不安が続いている

 

 

アメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)でも、分離不安症の症状の一つに「分離を主題とした悪夢の反復」 が挙げられています。

 

 

お子さんの様子が続く場合は、小児科や専門機関に相談することも大切です。

 

 
 
 

3.【体験談】悪夢にうなされて眠れない日が続きました…

 

 

実は、私の小学生の娘も登校しぶりが続いていた時期に、夜に悪夢をよく見てうなされていました。

 

 

夜にしっかり眠れないので朝も機嫌が悪く、学校へ行くのをさらに嫌がるという 負の循環 に…

 



私自身もどうすればよいのか悩み、眠れない日が続きました。

 

 

特に娘がよく見ていた夢は「ママが死んでしまう」というもの。

子どもの口からその言葉を聞くたびに、胸が締めつけられるように苦しくなりました。

 

 

「子どもが悪夢を繰り返すこと」は決して珍しいことではなく、親子で安心して眠れる工夫が必要だと痛感した体験でした。

 

 

眠れない

 

 

4.小学生が怖い夢を見ない方法

 
 
怖い夢を完全になくすのは難しいですが…
 
 
「怖い夢を見ない方法」 の一つとしてママやパパができることは、「夢は現実ではない」と子どもが理解できるようサポートすることです。

 

 

<怖い夢を見た子どもへの対応ポイント>

 

・まず抱きしめて安心させる

・「夢だから大丈夫」と優しく伝える

・怖い夢の続きを一緒に考えてハッピーエンドにする

・お気に入りの絵本やぬいぐるみで安心感を与える

 

 

「夢と現実の違い」を教えるのに絵本はとても有効です。

 

 
 主人公が夢を見て、現実に戻ってくるような内容のお話から、「夢」は「現実」ではないことを教えてあげましょう。
 
 
「夢」の中の世界のお話と言えば、「不思議の国のアリス」が有名ですね。
 
 
「不思議の国のアリス」は夢の中の世界に迷い込んでしまうけれど、結局「夢」だと気づいてお話が終わります。
 
 
このように、結局怖い夢は「現実ではなかった」と気づく結末のストーリーは、子どもの怖い夢の対応にはおすすめです。
 
 
 
 
 
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5.安心して眠れる!寝る前におすすめの絵本3選

 
 

怖い夢を見やすい子どもには、寝る前に安心できるお話を読んであげましょう。

 

ここでは特におすすめの3冊をご紹介します。

 

 

◆ よるくま(酒井駒子/偕成社)

夜の冒険を終え、最後はお母さんの愛情に包まれる結末。安心感で眠れる一冊です。

 

 

◆ かいじゅうたちのいるところ(モーリス・センダック/冨山房)

大冒険の末、やっぱり「ママのもとが一番」と感じられる名作。夢と現実の違いを優しく学べます。

 

 

◆ ペネロペ こわいゆめをやっつける(アン・グットマン/岩崎書店)

魔法の粉で怖い夢を撃退!楽しい仕掛けがあり、寝る前に読むと安心できるお話です。

 

 

 

夢を題材にした絵本は、他にもたくさんあります!ぜひお気に入りの絵本を親子で見つけてくださいね。

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