繊細で空気を読みすぎるHSCが行動範囲を広げるママの声かけテクニック!

いいよ
うちの子、繊細で空気を読み過ぎて生きにくそう…と思ったことはありませんか?そんなHSC(ひといちばい敏感な子ども)は空気を読み過ぎるあまり、ストレスが溜まり過ぎてキャパオーバーになることもしばしば…。そのせいで傷つきやすく行動範囲も狭まっていきがちですが、ママの声かけで適応していくことができます!そんな魔法のようなテクニックをご紹介しますね。
 
 

1.繊細な空気を読みすぎるHSC(ひといちばい敏感な子ども)は心を読める⁈

 
 
こんな経験したことありませんか?
 
 
子どもに『もしかして心を読まれてる⁈』と感じたことはないでしょうか。
 
 
ママがイライラしてる時は近づいてこなかったり、またリラックスしている時は甘えてきたり。
 
 
パパとママの言動がピリピリしていると喧嘩の現場を見たわけではないけれども仲裁しようとしたり。
 
 
ママのふとした表情、態度、雰囲気からズバッとママの気持ちを言い当てられた経験はありませんか?
 
 
もしくは空気を読みすぎていると感じることはないでしょうか。
 
 
このように空気を読み過ぎてしまうお子さんは、お母さんの言動や周りの言葉を深読みして、色々想像してしまい不安から行動力が落ちてしまいます。
 
 
一概には言えませんが、空気を読み過ぎてしまう子HSCの可能性が高いと思われます。
 
 
みなさんHSCと聞いてどんな子を思い浮かべますか?
 
 
大人しい子?繊細な子?そんなイメージがあるかと思います。
 
 
最近よく聞くようになったHSC(Highly Sensitive Child)は、HSPが大人のひといちばい敏感な人に対し、子ども版でひといちばい敏感な子どものことです。
 
 
この記事では、空気を読みすぎるHSCの心が折れることなく行動範囲を広げるテクニックをご紹介します。
 
 
こちらのリンクは【HSCチェックリスト】ひといちばい敏感な子ども10の特性と育て方のポイントの記事です。
 
 
こちらもチェックしてみてくださいね。
 
 
 
 
参考になれば幸いです。
 
 
えっ!そうなの?
 
 

2.空気を読みすぎる娘

 
 
私の娘は自宅では親の顔色を伺い場の雰囲気で行動するような子でした。
 
 
学校でも友達の様子を見てから動くので、友達を優先して自分のやりたいことはできなかったと言います。
 
 
お友達のつまらなそうにしている顔を見ると辛くなるようで、自分が辛くならないためにもなんとかしなきゃ!とお友達を優先にしてしまうようでした。
 
 
しかし、自分を守るための我慢でも、もやもやした感情は溜まっていくものです。
 
 
学校での鬱憤をはらすかのように家では荒れて些細なことで癇癪をよく起こしていました。
 
 
・何もしていない妹に手を出す
 
・ママを取られないように姉妹に喧嘩をうる
 
・姉妹の中で自分を優先してくれないと癇癪を起こす
 
・ママと離れたくなくて登園拒否、登校拒否を起こす
 
 
など
 
 
娘が癇癪を起こすと、家事も進まないし、私自身イライラしっぱなしで家庭の中は荒れ放題でした。
 
 
癇癪
 
 

3.HSCの特徴

 
 
HSCにはこの4つの性質があると言われています。
 
 
・深く考える
 
・過剰に刺激を受けやすい
 
・共感力が高く、感情の反応が強い
 
・些細な刺激を察知する
 
 
このように些細な刺激で反応してしまうので、空気を読みすぎる傾向があります。
 
 
空気を読みすぎるHSCは他の子なら気づかないような、小さな変化も敏感に感じ取る特徴があります。
 
 
相手は普段通り振る舞っていても、HSCは周りの影響を受けやすく、ちょっとした相手の表情や態度で傷ついてしまい「機嫌悪いのかな?」「体調悪いのかな?」と気にしてしまいます。
 
 
さらに「機嫌が悪くなったのは、自分のせい?」と思ってしまうので、自信を失いやすい面があるのです。
 
 
そして、癇癪の原因は『頑張り過ぎ』『空気の読み過ぎ』です。
 
 
このようにひといちばい頑張って、ひといちばい空気を読んでいるHSC。
 
 
普段、自然体でいても周りの人の表情や感情を読み取ってしまい、気にしないようにしようと思っても無意識のうちに感じてしまいます。
 
 
自分の意志とは裏腹に刺激を感じてしまうので、周りの方はなんともないことでも、物凄く疲れてしまうのです。
 
 
『癇癪』はHSCがキャパオーバーとなっている状態。
 
 
子どもからのSOSだと捉えましょう。
 
 
特徴
 
 
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4.繊細で空気を読みすぎるHSCが行動範囲を広げるテクニック

 
 
社会に出たら人の心の動きを察しなければならない場面が多くなります。
 
 
表情を読んだり話の流れや場の空気を読んだり、臨機応変な対応を求められることが多くなってきますよね。
 
 
それが自然に身についているってとても素敵です!
 
 
HSCは神様からいただいたとても素敵なギフトである。
 
 
将来、子どもにとって「強み」になる特性である。
 
 
そう信じて、ご家族はHSCの特性を理解した対応をしていってほしいと思います。
 
 
今回は、HSCの心を軽くする「いいよ」の魔法をご紹介します。
 
 
とても簡単だけど、とても効果のある方法です。
 
 
早速、今日から試してみてくださいね。
 
 
〜「いいよ^_^」の魔法〜
 
 
子どもが何かして欲しくて話しかけてきたら、まず笑顔で「いいよ^_^」と言うだけです。
 
 
実は忙しくて今すぐにできない場合もありますよね。
 
 
しかし、まずは「いいよ!だけど、今ママご飯作ってるから終わってからでもいい?」のように伝えます。
 
 
少し想像してみてください。
 
 
もし、あなたが勇気を出して話しかけたとします。
 
 
相手からの返事が笑顔で「いいよ!」と言われるのか、今忙しいんだけど!と不機嫌な表情で「ダメ!無理!」と言われるのかどちらが良いですか?
 
 
「いいよ^_^」と相手が受け入れてくれたら、断然話しかけやすいですよね。
 
 
「いいよ」というだけで空気を読みすぎるHSCは肯定された、受け入れられたと感じることができます。
 
 
「いいよ」の一言だけで、心が軽くなり安心感に繋がります
 
 
人の顔色を伺って、周りの人を優先してストレスをためないようになれます。
 
 
娘は周りの人を優先して自分の意見を言わない子だったのが、「いいよ!」と肯定を続けていくと自信がつき、「あれやりたい」「これやりたい」「一緒に遊ぼ」と自分から発信してくれるようになりました。
 
 
初めはママにだけ言えてましたが、姉や妹を誘ったり、今では学校のお友達を誘って遊んだりもできるようになりました!
 
 
肯定されると受け入れられた安心感から自信がつき、行動範囲を広げていけると考えられます。
 
 
笑顔で「いいよ^ ^」是非お試しください!
 
 
いいよ
 
 
執筆者:田中さくら
発達科学コミュニケーション リサーチャー
 
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