ママが一生懸命に子どもと関わっているのに、旦那さんが突然子どもを怒鳴りつけて、一瞬で台無しにしてしまうことってありせんか?その姿を見て何も言えないママもいると思います。怒鳴るようなしつけを止めさせるために今できることをお伝えします。
1.パパと子育ての意見が合わない問題
今回はよくママたちから相談を受ける旦那さんとの問題についてお話します!
実は発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)を受講しているママや、メルマガから悩みごとを送ってくれるママからよく頂くご相談にパパ問題があります。
子どもを叱らず肯定しましょう!と習ったので、一生懸命にママは褒めて!褒めて!褒めまくって、と実践しているけれど、旦那さんが怒って一瞬で台無しにしてしまう…。
どうしたらいいでしょうか?というお悩みが寄せられます。
このようなお悩み、本当に多いんです!
ママも一生懸命に子どもを肯定しているのに、その側から雷ドッカーンって落とされたら「もういい加減にして」って思いますよね…。
この怒鳴りつけるしつけ、ひと昔前のしつけスタイルであって今の時代には合っていません。
サザエさんで波平さんがカツオ君に怒鳴っているシーンはよくありますが、そう!「The 昭和のしつけ」スタイルなんです。
きっとこの記事を読んでいるママは、今の子育てスタイルに限界を感じているから、発コミュを学んでみたり、メルマガを読んでみたり、またはどういうスタイルで子育てをしたらいいかと糸口を探しているママですよね。
なので、新しい子育てスタイルを体得しようとしていますが、一方で旦那さんはどうかというと、旦那さんは過去の自分の経験に基づいたしつけスタイルしか知らないという人がほとんどだと思います。
実は我が家のパパも今でこそ子どもに理解を示していますが、以前は「The 昭和のしつけ」スタイルのパパでした。なのでご相談者の方のお気持ちがとてもよく分かります。
2.夫のやり方に何も言えなかった過去
我が家の息子は、
学校が苦手
集団が苦手
我慢が苦手
切り替えが苦手
たくさんの苦手さを抱えていて、発達凸凹があります。
ですが、パパはそのことをなかなか受け入れられず
ワガママだ!
我慢不足だ!
といつも息子を怒鳴りつけていました。
そのたびに私は胸が張り裂けそうな気持ちになり、また、自分の不甲斐なさを感じていました。
当時の私は、子育てがうまくいかないことで、自分に自信がなく、パパに意見を言うこともアドバイスをすることもできずにいたのです。
私は子どもがパパに叱られるたびに自信をなくし、傷ついているのが分かっていても、ただただ見守ることしかできませんでした。
何もできない自分が情けなくてそんな自分が嫌いでした。
いつしか私は、発達の勉強をしてパパを見返してやりたい!と思うようになり、発コミュを学び始めたのですが、勉強をしていると、色々な気付きを得て自分でもビックリするような行動をとることができました。
1つは、息子はワガママを言っているわけじゃない!と理解できました。
特性からくる苦手さがあることで、息子が1番苦しくて、1番頑張っているんだということがよく分かりました。
もう1つは、ハッキリと子どものことを伝えられるようになり、パパを説得することができるようになりました。決して意見を押し付けたわけではありません。
パパを見返してやる!という動機で始めた発コミュでしたが、あんなに叱りつけていたパパも今では息子の1番の理解者になりました。
このような夫婦の変化が起きるなんて最初は想像もしていなかったのですが、ちょっと意識を変えて動いたお陰で得られた効果だと思っています。
3.夫婦関係が好転する2つのポイント
◆ママから変わる
きっとかつての私のように子育てに自信がなく、子どものことで悩んでいるママは多いと思います。
不安もあると思いますが、先ずは自分が変わる!と決めて行動してみませんか?
何もせず生活していても夫婦間の子育ての溝は埋まらないので、先ずはママが行動で示していくのはどうでしょうか?
子どものためにシッカリと知識を得たことでパパとも対等に話せる自信がついてきます!
私が変わりたい!と思った時の動機は「子どもの発達について知識をつけて、さらにそれを仕事にして、旦那を見返してやる!」というものでした。
後半の動機がちょっと不純ですが、それでも決めて行動したことでたくさんの学びを得ることができました。
子育てがうまくいっていないと、「何で私の子育て分かってくれないの?パパ、分かってよ!!」と思ってしまいますが、パパを変えようとするとママが辛く苦しくなるので、先ずはママが変わること!その方が大事です。
ママが変われば子どもが変わる!
子どもが変わればパパが変わる!
パパが変われば家族みんなが笑顔になる!
なのでまずはママが変わることにチャレンジしてみましょう!
◆パパの気持ちに共感する
ドカンと雷を落としてしまうパパも子育てを頑張っているママも、やり方が違うけれど子どもを思っての行動であるということは同じです。夫婦で見ている方向は実は同じなんですね。
なので、決してパパはママをこらしめようとしていたり、困らせようとしているわけではないということです。ただ、パパはどうしたらいいのかわからなくて一生懸命なんだ、ということ。
それをママが理解しておくと良いと思います。
ママもパパも絶対に自分の意見が正しい!自分は変わる必要はない!と思っていたり、子育てに口出ししてこないで!と思うようになってしまうとそれは危険サインなんですね。
子育ては正解がないだけに夫婦は意見をすり合わせながら、前を向いていかないといけません。
その時に一方的に意見を押しつけるのではなく、旦那さんの気持ちに「うん、そうだね」と共感することを忘れないで欲しいと思います。
昭和のしつけが残る旦那さんは変わるのが難しいかもしれませんが、旦那さんも子どもと同じ。自分の気持ちに共感してくれるママがいると、きっと次第にいい方向に変わっていくと思います。
最終段階では、旦那さんがキーマンになります。パパが変われば一気に家族は変わります!どうか肯定の眼差しをもって旦那さんとも接してみてくださいね。