子育ての軸がブレブレで子どもの不登校をきっかけにママも子どもも悪循環の沼に陥っていませんか?そこで自分軸で子育てするためのヒントを私の体験談とともにご紹介します。参考になりましたら幸いです。
1.周りの言葉に子育ての軸がブレブレになってしまうことってないですか?
子どもが不登校になり目の前が真っ暗になったように漠然とした不安に襲われ、ポロッと言った言葉に相手が良かれとアドバイスしてくれた。
そんな経験はありませんか?
相手の意見を受け取るも受け取らないも自由のはず…。
しかし、育児に行き詰まっていたり、現状の不安から藁をもすがる思いで聞き入れてしまうなんてことはないでしょうか。
ママ友はこう言ってくれた。
うちは全然できていない。
祖父母はこう言っていた。
私だってそうしたいよ…。でも子どもの問題だから…。
いろんな人のアドバイスに振り回されて自分を追い詰めていませんか?
そもそも自分の育児に自信がなく、子育ての軸を持てない。
そんな悩みをお持ちじゃないでしょうか。
この記事ではママの心の保ち方をお伝えします。
2.子育ての軸がブレブレでどうしたらいいか迷ってしまった経験談
私の娘は小3で不登校を経験しました。
周りは学校に行けている子ばかりで同じ境遇の親子は近くにはいませんでした。
不登校になった娘のことを心配して声をかけてくれるママ友もいましたが、その方の提案で試行錯誤してみるも状況は改善しません。
祖父母も良かれと思って私にアドバイスをしてくれましたが、決められたレールから外れるなと言わんばかりでした。
「学校行かせないとダメ!」と何としてでも学校に戻そうとするので、当時身体症状まで出ていた娘を守るのに必死だった反面、このままズルズルと休んでいいものか不安でした。
✔︎ママが甘すぎる
✔︎無理矢理にでも学校に行かせなきゃ
✔︎学校行く時誘いに行くね など
良かれと思って言われたアドバイスですが、当時の私には大きな槍が刺さるように辛かった言葉です。
ママ友や祖父母が悪いわけではありません。
心配してくれるのは変わりないです。
しかし、私自身に子育ての軸がなかったのでどうしていいのか分からず、アドバイスを素直に受け止めてしまいました。
アドバイス通りにしても娘は動いてくれない。
状況がますます悪くなるばかり。
子どもの不登校がママの評価のように、ダメママと言われている気がして…。
子育ての軸がないばっかりに、自分で自分を追い詰めてしまいました。
以前の私は人のアドバイスで動く他人軸で動いていました。
自分軸とは、自分がどうありたいか、自分がどうしたいかを大切にすること。
他人軸とは、 相手がどう思うか、相手からどう見えるかを大切にすることです。
他人軸で生きていた私は、自分の気持ちは後回し。
他人の言いなりです。
他人の評価を気にして動いて、その後の子どもの気持ちを考える余裕なんてありませんでした。
子どもは思うようには動かないし、できないアドバイスを聞くのは精神的ストレスが大きすぎました。
今までの人生、他人軸でなんとかなっていたのに、『不登校』はどうにもできない出来事でした。
3.子育ての軸がブレブレだと子どもに与える影響はどうなるのか
子育ての軸がブレブレのまま不登校の子に接しているとこのような影響が出ます。
いろんな人のアドバイスで動くので
✔︎ママが一貫性のない言動になってしまう
✔︎子どもをコントロールしようとする
✔︎条件付きの愛情になる など
ママがブレブレな態度だと、子どもまで振り回されてしまいますね。
昨日はこう言ってたのに、今日は言っていることが違う…。
子どもに目を向けてあげるどころか、他人の評価を気にしてしまう。
学校に行くのが当たり前と言われ、でも子どもの辛い状況を見てたら無理矢理連れて行くのも違う気がする。
他人の言うことを鵜呑みにして、子どもを守ってあげられていない自分にも罪悪感を感じる。
お先真っ暗な気持ちになり、学校に行けない子どもに態度で表してしまう。
守ってくれるはずのママに辛く当たられてしまい、自分はダメな子なんだと子ども自身が感じてしまう…。
悪循環です。
ここから抜け出すにはどうしたら良いのか、次でお伝えしますね。
4.自分軸で子育てしよう!ママの心の保ち方
子どもが不登校になってから、家庭内は最悪な状態でした。
それは私が他人軸だったからです。
他人の評価ばかり気にして、他人に振り回されっぱなしで、ダメダメママでした。
私がこの最悪な状況を乗り切るためにしたことはコレだけです。
『自分軸を持つことで、子育ての軸をブレないようにすること』
今までと逆をしました。
✔︎外野の言うことは聞かなくていい
✔︎何を大切にしたいのか、ママがどうしたいのかを最優先にする!
こう思うと、今まで周りを気にしていたのが気にならなくなり、
『自分は自分。子どもは子ども。他人が何を言おうが関係ない!』と思えるようになりました。
子どもが学校に行けてなくてもOK
朝起きてこなくてもOK
YouTubeばっかり見ていてもOK
社会では良くないと言われてるかもしれないことでも、『私はどうしてあげたい?』と自問自答しました。
これが『自分軸を持つ』ということです。
他人の言うことばかり聞いていても、自分は我慢を強いられるばかりです。
まずはママが自分のやりたいように動いてみる。
ママのストレスがなくなると自然に笑顔になれます。
今までピリピリしていた家庭内の雰囲気がガラッと変わるでしょう。
『学校に行けていなくてもOK』と受け入れてもらえたと感じると、子どももそのうち動き出します。
子どもはママのことよく見ています。
ママが自分軸を手に入れると子どもがどんな状況でもブレなくなるので、子どもも安心して過ごせ動き出しますよ。
執筆者:田中さくら
発達科学コミュニケーション リサーチャー