癇癪がひどい子どもの自信を取り戻すママの肯定テクニック

男の子
お子さんの癇癪がひどく、いつも怒ってばかりのママはいませんか?癇癪に対して怒ってばかりいると、お子さんは自信をなくしてしまいます。その結果、すっかり素直さがなくなってしまうことも…この記事では、癇癪がひどい子どもの自信を取り戻す肯定のテクニックをご紹介します。
 
 

1.癇癪がひどく、素直さが消えてしまった息子

 
 
蹴ったり
 
 
叩いたり
 
 
髪の毛を引っ張ったり…
 
 
家族とのバトルが絶えない
 
 
癇癪がひどいお子さんの対応に困っているママはいませんか?
 
 
私の息子がまさにそうだったんです!
 
 
気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こしていました。
 
 
小学校1年生の時の息子はとても荒れており、癇癪の他にも殴る・蹴る・家族の髪の毛を引っ張るなどの行為が目立っていました。
 
 
癇癪を起こし暴れているときの息子の目はとても冷たく鋭くて、言葉遣いも行動も荒れてしまい、以前のような素直だった息子はどこに消えてしまったのだろう…と本気で思っていました。
 
 
・悪いことをしたにも関わらず謝ることが出来ない
 
・何かしてもらっても感謝できない
 
・自分の要求ばかり主張する
 
・要求が通らないと癇癪を起こして暴れる
 
 
そんな息子に素直さが戻る日は来るのだろうか…と悩む日々を過ごしていました。
 
 
悩むママ
 
 

2.怒られるづけると、子どもは自信を失います

 
 
癇癪がひどくなる前は優しくて素直だった息子。
 
 
なぜ癇癪を起こすようになってしまったのか…。
 
 
なぜ息子から素直さが消えてしまったのか…
 
 
なぜ感謝や謝罪の言葉が言えなくなってしまったのか…
 
 
息子のイライラが始まり癇癪を起こして暴れると、家族みんなから怒られます。
 
 
暴れる息子を力で抑えようとしたり、息子を拒否するような言葉で怒ったり、毎日息子と家族でバトルを繰り広げていました。
 
 
毎日毎日みんなに怒られ続けた息子は
 
 
「どうせ俺なんていらないんでしょ?」
 
 
「この家から出ていけばいいと思っているんでしょ?」
 
 
と言うようになりました。
 
 
そう言われた私はショックでした。
 
 
どうにか癇癪を落ち着かせたいと思ってやっていたことが、息子から自信を奪っていたのです。
 
 
人間は否定的な記憶を残しやすいと言われています。
 
 
何か1つ褒められたとしても、1つ怒られたことの方が何倍も強く記憶に残ってしまうのです。
 
 
怒られてしまったという否定的な感情の方が勝ってしまい、ネガティブな記憶として残ってしまう。
 
 
そう考えると、否定的な感情を負かすには、何倍もの肯定的な感情を残さないといけないわけです。
 
 
否定より肯定を多くする、または一切否定せずに肯定ばかりしてあげる。
 
 
それを毎日毎日繰り返すことで、肯定的な感情が勝っていきます。
 
 
また、息子は「怒られて否定されても行動を変えられない」という脳の特性を持っています。
 
 
癇癪を起こす→怒られる→でも行動を変えられない→また癇癪を起こす…という悪循環になっていました。
 
 
ネガティブな記憶を残しやすい行動を変えられないという理由から、怒られたり否定され続けることで
 
 
・何をしても怒られる
 
・自分ばかり怒られる
 
・自分の味方はいないんだ
 
 
自分に自信が持てなくなってしまうのです。
 
 
自信がない
 
 

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3.癇癪がひどい子どもの自信を取り戻すテクニック

 
 
私は息子が言うことを聞いてくれないと怒ってばかりで「褒めること」がほとんどありませんでした。
 
 
息子の癇癪をどうにかしたいと思って受講しはじめた発達科学コミュニケーション
 
 
私は発達科学コミュニケーションで習った肯定のテクニック「こまめに褒めること」を実践することにしました。
 
 
最初は息子の行動を観察し褒められる所を探すことから始まりました。
 
 
できない所を怒ってばかりいたので、良いところを探すのは意外に大変でしたが、実際に探してみると、実はたくさんあったんです!
 
 
・1人で起きれること
 
・ご飯をたくさん食べること
 
・おはようと言えること
 
・ゲームやユーチューブを自分でやめられること
 
 
などなど、1日観察してみると褒めるポイントがたくさんありました。
 
 
2週間は「こまめに褒めること」を徹底しました。
 
 
褒めるタイミングを逃さないように、朝起きた時から寝るまでの間はこまめに褒めるようにしました。
 
 
2週間ほど経つと、常に戦闘態勢だった息子の表情が少しずつ和らいでいくのが分かるようになりました。
 
 
褒めると嫌がるかな?と思っていたのですが、小学校2年生の息子にとって褒められることは嬉しかったようです。
 
 
「〇〇出来たね!」と声をかけると、「うん!」と相槌を打ってくれるようになりました。
 
 
徐々に息子の目つきと表情が優しくなっていきました。
 
 
そんな中、息子と一緒に買い物に行った時のことです。
 
 
いつものように息子の欲しいものを買ってあげたのですが、お会計のあとに隣にいた息子が小さい声で「ありがとう」と言ったのです。
 
 
不意の出来事だったので、「ん?今ありがとうと聞こえた気がする…」と思ってしまいましたが、「今ありがとうって言えたね!すごいじゃん!」とまた褒めることができました。
 
 
息子も嬉しそうな表情をしていたことを思い出します。
 
 
「ありがとう」よりも時間はかかりましたが、自分が悪くないようなこと、例えば間違って手がぶつかった時もすぐに「ごめんなさい」と謝れるようになりました。
 
 
褒められることを嫌がる子どもはいません。
 
 
褒められることで子どもは自信を持つことができます。
 
 
自信を持つことで素直さが戻ってきます。
 
 
私の子どもがそうでした。
 
 
癇癪を起こしやすく暴れるお子さんは自信をなくしているかもしれません。
 
 
お子さんが自信を持てるように、たくさん褒めてあげて欲しいです!
 
 
男の子
 
 
執筆者:せがわよしか
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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