「やめなさい!」が伝わらない…つらい子育てをラクにする!今日から実践できるテクニックとは

子育て つらい
発達障害の子を育てるのは想像以上に大変です。出口の見えないつらい日々に疲れ、「子育てが楽しめない」と悩んでいるママがたくさんいらっしゃると思います。そんなママに届けたい!子どももママもラクになる!簡単にできるテクニックを2つお伝えします。
 
 

1.発達障害の子を育てるのは本当に大変!「子育てがつらい…」と疲れ切ったママへ

 
 
発達障害の子を育てるのは本当に大変です。
 
 
一つ一つのことに時間がかかり、手間もかかる
 
 
起きた問題に対処することに精一杯で、我が子の可愛さがわからなくなってしまっている、そんなママはいませんか。
 
 
疲れきって育児を楽しめていないママにこそ、伝えたい!ママが楽になるテクニックを2つ紹介します。
 
 
私には発達障害グレーゾーンの息子がいます。
 
 
幼い頃はピュアでユニークで、本当に可愛くて、毎日一緒にいる時間が幸せでした。
 
 
しかし、年齢を重ねるごとに、スムーズに出来ないことが増え、気付いたら毎日どころか、毎分のように怒っている日々
 
 
ついに、「この子に私の愛情は伝わっているのだろうか」と自信をなくし、「子育てが楽しめない…」と悩むところまでいってしまいました。
 
 
怒られる子ども
 
 
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2.食事、着替え、お風呂、トイレ、全てにおいて意思の疎通が上手くいかない日々

 
 
「〇〇しなさい」という指示を出しても動いてくれず、「じゃあどうしたい?」と聞いてみても、なかなか返事が返ってきません。
 
 
「時間がないから早くしなくちゃいけないのに!」という気持ちからイライラしてしまい、結局強く叱ってしまう、こんなことを繰り返していました。
 
 
そのうち、優しく「〇〇しようか」と声をかけるだけで、息子は癇癪を起こすようになりました。
 
 
優しく言っても伝わらない、強く叱っても伝わらない、どうすればいいのかわからなくなり、どんどん育児に対する自信を失くしていきました
 
 
落ち込む女性
 
 

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3.毎日起きる問題の原因はたったの1つ?!発達障害の子が引き起こすトラブルの原因

 
 
発達障害グレーゾーンの子育てで、ママがどんどん自信をなくし、つらくなってしまうのはなぜでしょう。
 
 
「理由をあげればキリがない…」と思えますが、脳の機能から見ると、実は問題の原因になっているものはたった2つなのです!
 
 
■自分の感情や気持ちを伝えるのが苦手
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもは感情や気持ち、状況などを人に伝えるということが苦手です。
 
 
上手く表現出来ないことに困ったりイライラして、激しく泣いたり怒ったり、時には暴れたりします。
 
 
ママも対応に困っていると思いますが、実は、本人もすごく困っています
 
 
激しい感情表現や癇癪は、「ママ、助けて!どうにかして!」という子どものSOSだったのです。
 
 
■見通しを持つのが苦手
 
 
ママが忙しくしている時に限って、子どもが何か伝えようとしてくることはありませんか?
 
 
発達障害グレーゾーンの子は、先のことを予想したり、タイミングを見計らうということも苦手です。
 
 
そのため、伝えるタイミングを間違ってしまうということもよくあります。
 
 
ママからすると、「今?!なんでさっき言わなかったの?!」というイライラの原因になってしまいますよね。
 
 
イライラする女性
 
 

4.ママも子どもも楽になる!ちょっと意識するだけで効果抜群のテクニックとは

 
 
では、こんな特性を持つ子どもの子育てをラクにするには、どのような対応をすればよいのでしょうか。
 
 
2つの効果的なテクニックをお伝えします!
 
 

♦①子どもの話を遮らず、最後まで丁寧に聞く

 
 
当たり前のことのようですが、忙しいママには意外と難しいのではないでしょうか。
 
 
実際に意識してみると、「後にして!」、「ちょっと待って!」と子どもの話を聞くタイミングを逃しているということが、実はよくあるのだということに気付くと思います。
 
 
子どもが「自分の話を聞いてもらえない」、「ママは自分に興味がないんだ」と感じてストレスを溜め込んで、
 
 
それを爆発させてしまい、日常的なトラブルになっている可能性があるので、まずはそのストレスを軽減してあげましょう。
 
 
ママがすることはとってもシンプル!
 
 
子どもが話しかけてきたら、どんなタイミングでもとりあえず話を聞いてあげる、これだけです。
 
 
手を止め、目を見て話を聞き、「そうなんだね、教えてくれてありがとう」と笑顔で伝えるだけで、子どもは満足してくれます。
 
 
子どもが何か質問してきたり、答えを求めているときは、それにもきちんと答えてあげてくださいね。
 
 

♦②子どもが話し出すまで待ってあげる

 
 
「自分の気持ちを言葉にする」ということは、簡単なことではありません。
 
 
大人の私たちにも難しいと感じることがありますよね。
 
 
まだまだ「話す」という経験が少ない子どもにとってはさらに難しいことなので、「どうしたい?」、「どう思った?」などと聞かれてもすぐには答えられないのです。
 
 
一生懸命考えて答えようとしているのに、途中で「早く言いなさい!」と怒られると「今言おうとしてたのに!」と反発心が生まれて、余計に意思疎通が難しくなってしまいます
 
 
本人が話し出すまで、穏やかに待ってあげてくださいね。
 
 
親子
 
 

5.ママが変われば、子どもも変わる!

 
 
あんなに毎日イライラし、息子を叱り続けていたわたしも、「できないんだ」という理由がわかったことで、自分の感情のコントロールがとてもしやすくなりました
 
 
それに伴って、息子の状態もどんどん落ち着いていき、色んなことを話してくれるようになっていったのです。
 
 
久しぶりに息子のことを心から「可愛い!」と思えた日は、涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。
 
 
今は子育てを出口のないトンネルのように感じて、つらく苦しい日々を送っているママ!
 
 
それはあなたが子どものことを愛しているからです。
 
 
大丈夫、 ママが変われば子どもも必ず変わります!
 
 
ぜひテクニックを身につけて、ママも子どももラクになり、今しかない時を心から楽しんでくださいね。
 
 
親子
 
 
 
 
 
執筆者: 中谷そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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