癇癪を起こすHSCの子どもにどう対応したらいい?脳にストレスをかけない親の関わり

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癇癪を起こすHSCの子どもの対応に困っている親御さんはいませんか?ご家庭で親御さんはお子さんの癇癪に対して、どのような声かけをしているでしょうか?本記事では子どもの脳にストレスをかけない親の関わり方のコツをご紹介しています。この話し方をマスターするとHSCの癇癪は激減しますよ!
 
 

1.癇癪を起こすHSCの子どもの対応に困っている親御さんはいませんか?

 
 
学校では『いい子』なのに、家では常にイライラしていて、家族に対して暴言・暴力
 
 
外と家では別人格のような子どもの癇癪に困っている親御さんはいませんか?
 
 
HSC(ひといちばい敏感な子ども)とは、病気や障害ではなく、生まれもった敏感な特性のある子どものことを指す言葉です。
 
 
最近はHSCに関する書籍も多く存在するようになり、ネットやSNSでも認知が広がっていますよね。
 
 
・生まれつき感受性が強い。
・深く考えて行動する。
・豊かな想像力がある。
・悲しみや喜びを他の子よりも強く感じてしまう。
 
 
このような特性を持ち、物事をひといちばい敏感に感じてしまうタイプの子どもであれば、お子さんはもしかしたらHSCかもしれませんね。
 
 
HSCの中には、感情のコントロールが難しく、癇癪を起こしやすいタイプのお子さんがいらっしゃいます。
 
 
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2.小学生になってから息子の癇癪がどんどんひどくなっていきました…。

 
 
私の息子は、とても感受性が豊かな子どもで、特に人との関わりの中で、同年代の子どもたちが感じないようなことまで敏感に感じとってしまいます
 
 
例えば、少しでも私がイライラしていると、その感情を感じとり、息子自身もイライラし始めたりします。
 
 
また、きょうだいが親から怒られているのを見ていると、心が痛くなり、自分は悪いことはしていないのに泣いてしまったりします。
 
 
そんな息子の家での癇癪がひどくなったのは、幼稚園を卒園して、小学校に入学してから。
 
 
HSCの息子にとって、小学校は本人が気になることがたくさんあったようで…。
 
 
・悪いことをしていない友達が先生に怒られること
・守らなければいけないルールがたくさんあること
・ルールを守らない友達がいること
 
 
初めは、学校で気になることが起こると、その都度、なぜそのようなことが起こるのか私に聞いてきていたのですが…
 
 
気になることがあまりにも多くなりすぎて、学校から帰ってくると、イライラして私や弟に暴言を吐いたり、時には物にあたるようにもなってしまいました。
 
 
頭を抱える
 
 

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3.脳がストレスに耐えきれなくなり、癇癪を起こしています。

 
 
子どもたちは、日常の生活の中で、私たち大人が想像している以上に様々な情報を脳にインプットしています。
 
 
特に、HSCの子どもは、感覚・知覚・感情など、過度に刺激を受けやすい特性を持っています。
 
 
子どもの脳はまだ未熟なため、これらの刺激が多すぎると、上手に処理をすることができなくなってしまい、脳に過度なストレスをかけてしまいます。
 
 
私の息子のように、慣れている環境から新しい環境に移行する時期は、新しい情報や刺激が増えるため、さらに脳にストレスがかかりやすい状況と言えるでしょう。
 
 
私たち大人も日々、様々な刺激を受けていますよね。
 
 
例えば、仕事でとんでもなく忙しい日のことを想像してみてください。
 
 
いろんな情報や刺激をインプットした日の夜は、どっと疲れ、話す気力さえ無くなってしまうことってありませんか?
 
 
1日学校で過ごし、家に帰った子どもたちも、実はそんな状況なのかもしれません。
 
 
そう考えると、家に帰ってきて、宿題をやりたがらないのも、ゲームばかりするのも、ぐうたら動かなくなるのも、わがままを言って癇癪を起こしてしまうのも…
 
 
当たり前のことだと思いませんか?
 
 
 
 

4.脳へのストレスを減らすために必要な3S対応とは?

 
 
HSCの癇癪に一番効果的なのは、脳のストレスを減らしてあげることです。
 
 
学校でいっぱい頑張ってきた子どもの脳の疲れを癒す関わりを家庭で持つようにしましょう。
 
 
家での癇癪が頻繁に起きているということは、子どもの脳に過度なストレスがかかっているという現れです。
 
 
癇癪がひどいと感じる時は、家で新たなストレスがかからないように注意が必要です!
 
 

◆家での癇癪が頻繁に起きている時の関わり方

 
 
子どもに対して肯定的な関わりを持つことを心がけましょう。
 
 
癇癪が頻繁に起きている時は、『やりすぎ』くらいがちょうどいいです。
 
 
また、脳がストレスを感じている時は、親御さんの関わりがさらにストレスのかかる情報になってしまわないように 『3S』を意識して話すことを心がけてください。
 
 
SMILE(笑顔で)
 
SOFT(やさしく、穏やかな声で)
 
SLOW(ゆっくり・間をとって)
 
 
『3S』を意識した声かけは、子どもの脳に負担をかけることがありません。
 
 
逆に脳がポジティブな情報としてインプットしますので、子どものストレスを緩和してくれる効果もあります。
 
 
いいよ
 
 

5.『3S』の声かけでHSCの癇癪が激減しました!

 
 
我が家の場合は、この『3S』での関わりを徹底して1ヶ月行った頃から、息子の様子が劇的に変わりました。
 
 
以前は家に帰ってくると『話しかけてほしくないオーラ』を出していた息子ですが、
 
 
『3S』の関わりを徹底して行っていると、息子の方から以前のようにいろんな話をしてくれるようになったのです。
 
 
息子の話のほとんどが学校で経験したことの不満でしたが、どんなネガティブな話にも絶対否定的な言葉を使わず、まずは受け入れて、その後の対応を一緒に考えていきました。
 
 
息子は学校で経験したネガティブな経験を私に話すだけでスッキリした様子もあり、話をすること自体がストレス解消になっているようでした。
 
 
そんな関わりを続けていると、息子の家族に対する癇癪はびっくりするほど少なくなっていきました
 
 
家での癇癪がひどいのは、何かに困っている現れで子どもからの『SOS』であることがほとんどです。
 
 
癇癪でお子さんが何を訴えてるのか。何に困っているのか。
 
 
一番近くにいる親御さんだからこそわかることがあると思います。
 
 
まずは『3S』を意識した肯定の関わりで脳に過度にかかっているストレスを緩和し、お子さんの困りごとに寄り添ってあげましょう。
 
 
親子で話す
 
 
 
 
 
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