小学生の子どもが暴言を吐くのはなぜ?ママができる3つの対応法

小学生の子どもが暴言を吐くのはなぜ?ママができる3つの対応法の記事
小学生の子どもが暴言を吐く『本当の理由』と、親が今すぐできる正しい対応をご紹介。ママができる3つのステップで暴言のエスカレートを防ぎ、家庭の会話を整えていきましょう。
 
 

1.小学生の暴言に頭を悩ませているママはいませんか?

 
 
「小学校に入ってから、急に暴言を言うようになった」
“うっせー!”“バカ!”なんて言葉、どこで覚えてきたの?」
「外でも言ったらどうしよう…」
 
そんなふうに悩んでいませんか?
 
 
2学期も後半を迎え、小学校という環境に慣れてきた頃、言葉づかいが乱れる子は少なくありません。
 
 
多くのママが「私の育て方が悪かったのかな…」と不安を抱えています。
 
 
小学校低学年の子どもは、学校で覚えた言葉を使いたくなる年頃でもあり、同時に「自分を守る術」として言葉を強くする時期でもあるのです。
 
 
とはいえ、暴言を聞くたびに胸が痛みますよね。
 
 
つい「そんな言葉やめなさい!」と叱りたくなってしまう。
 
 
でも実は、その対応こそが暴言をエスカレートさせてしまう原因になることもあるので注意が必要です。
 
 
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2.小学生になって急に口が悪くなってしまった息子を家族全員が心配していました

 
 
私にも同じ経験があります。
 
 
小学校に入ったばかりの息子が、ある日突然「うっせー」「クソババァ」と言い始めました。
 
 
最初は兄弟に向けてだったのが、次第に私や夫、終いには近くに住んでいる祖父母にまで…。
 
 
保育園の時は本当に優しい子で「ママ大好き!」「ママありがとう!」とよく言ってくれる子でした。
 
 
それがまるで別人のように変わってしまって、悲しみでいっぱいになりました。
 
 
「どうしてそんな言葉を言うの?」
「そんな子に育てた覚えはない!」
 
そう厳しく叱っても、さらにもっと汚い暴言を被せてくる。
 
 
いつも家庭で叱っている状態で、家では私も息子も常にイライラしている状態でした。
 
 
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3.子どもの暴言の裏にはこんな理由が隠れている!

 
 
子どもが暴言を吐くとき、それは「攻撃したい」からではなく、「自分を守るため」の行動です。
 
 
心理的な背景には、次のような3つの理由があります。
 
 

① 自信のなさ(自己肯定感の低下)

 
小学生になると、勉強・友だち・集団生活など、比べられる場面が増えます。
 
 
「自分はできない」と感じる経験が重なると、恥ずかしさや悔しさを隠すために強い言葉で自分を守ろうとします
 
 
つまり「うっせー!」の裏には、「ほんとは悔しい」「うまくできなくてつらい」という気持ちが隠れています。
 
 

② 理解の幅の狭さ

 
特に発達に特性があったり、グレーゾーンと言われる子の中には、「相手の立場を想像する」ことが苦手な子が多くいます。
 
 
だから、思ったままをストレートに口にしてしまいがち。
 
 
この理解の幅の狭さが、「自分の考えだけが正しい」と感じやすくし、反抗や暴言につながっていきます。
 
 

③ 周囲からの学習

 
子どもは、友だちやテレビ・YouTubeなどの影響をすぐに受けます。
 
 
「強い言葉=かっこいい」と勘違いし、真似してしまうことも。
 
 
つまり、暴言は「模倣」と「感情の未成熟」が重なった結果ともいえるのです。
 
 
理由
 
 

4.暴言をエスカレートさせない3つの対応

 
 
暴言は「悪い子だから出る」のではありません。
 
 
間違った対応をしなければ、確実に減らすことができます。
 
 
ここからは、家庭でできる3つのステップを紹介します。
 
 

① 「スルーする勇気」を持つ

 
暴言を聞くと、つい「そんな言葉やめなさい!」と注意したくなります。
 
 
でも、実はそれが一番逆効果。
 
 
子どもは「ママが反応してくれる=注目された」と感じ、さらにその言葉を繰り返すようになります。
 
 
まずは、感情的な言葉には反応しないことが第一歩。
 
 
無視ではなく、淡々と流すイメージでOKです。
 
 
たとえば、「その言葉、ママは今聞かないね」とだけ伝え、話題を切り替えましょう。
 
 
すると、次第に「この言葉を言っても意味がない」と学んでいきます
 
 

② 「できていること」に焦点をあてる

 
暴言を減らす最短ルートは、「悪い言葉を減らす」ことではなく、「良い言葉を増やす」ことです。
 
例えば
「今日は“やめて”って言えたね」
「小さい声で言えたの、ちゃんと聞こえてたからね」
 
こんなふうに、できた瞬間をすぐ言葉で認めることが大切です。
 
 
怒られた記憶よりも、「褒められた経験」が積み重なるほど、子どもは安心して言葉を選べるようになります。
 
 
そして、肯定的な言葉を聞く回数が増えるほど、自分は大切にされているという感覚が育ち、暴言を使う必要がなくなっていくのです。
 
 

③ 落ち着いたときに「優しい言葉で気づかせる」

 
暴言の直後に叱るのは逆効果です。
 
感情が高ぶっているときは、話しても届きません。
 
 
子どもが落ち着いたタイミングで
 
「さっき“うっせー”って言われたとき、ママは少し悲しかったよ」
「“今は話したくない”って言えたら、もっと伝わると思うな」
 
と、感情→事実→提案の順で伝えるのがポイントです。
 
 
この「優しい指摘」は、子どもの「気づく力」を育て、少しずつ言葉の使い方を修正していく力になります。
 
 
OK
 
 

5.まとめ|暴言は「SOSのサイン」

 
 
子どもの暴言は、心が未熟なうちに出てしまう「SOSのサイン」です。
 
 
だからこそ、叱るよりも“理解してあげる”ことが、いちばんの特効薬。
 
 
今日からできることは、
1. 暴言はスルー
2. できたことを認める
3. 落ち着いてから優しく伝える
この3つだけ。
 
 
たったそれだけで、少しずつ言葉が変わり、ママと子どもの関係も、穏やかに戻っていきます。
 
 
焦らなくて大丈夫。
 
 
あなたの「気づいて見守る目」が、お子さんの心の安全基地を作っています。
 
 
OK
 
 
 
 
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