怖いと怯えて幼稚園に行けなくなった息子。発達コミュニケーションの肯定の声かけで 小さな「できた」を積み重ねて、登園できるようになり、怒ってばかりでつらかった子育ても笑顔に変えてくれた体験談をご紹介します。
1.行き渋り、登園拒否で幼稚園に行けず悩んでいた。
冬休み明けから、朝のぐずぐずしたり「行きたくない」と口にする日が増えてきて、準備に時間がかかるようになりました。
仕事に遅刻できないため、急ぎなさいと急かして連れていく毎日でしたが、園に行けば問題なく過ごしているので気にしていませんでした。
けれど、家では、気に入らないことがあるとすぐに癇癪をおこしたり、対応に困ることが増えて悩むようになりました。

2.怖いと怯えて登園できない子どもに怒ってしまう私。自己嫌悪と孤独で押しつぶされそうでした。
ある日を境に、登園拒否がひどくなり、仕事に遅れたり、休む日が増えました。
園の駐車場についても、「怖い」と怯えて座席の下に隠れて出てこない事や、園の入口で1時間以上ウロウロしても登園できない日々。
仕事に行けない焦りから、嫌がる子どもを無理やり抱えて連れて行こうとしたり、怒鳴ってしまい自己嫌悪に陥ることもありました。
園の先生たちは、入口で私たち親子の葛藤を見ていましたが、見守るばかり。
他のお友達がママと楽しそうに園に入っていく姿を見ると、どうしても孤独を感じてしまいました。
職場への連絡も申し訳なく、ちゃんと園に行かせられないことへの罪悪感でいっぱいでした。
なんで自分だけ…と、胸の奥に押し込んでいた気持ちがあふれて、涙がこぼれる日もありました。
先生に相談しても、「園では元気に過ごしていますよ」と言われ理解してもらえませんでした。
職場でも、やっと入れた園なのに転園を勧められたり、「一時的なものじゃない?」と言われることもありました。
けれど、登園を怖がる子どもの様子を見ていると、
「問題はもっと違うところにあるんじゃないか」と感じていました。
周りの人たちにつらさをわかってもらえず、悩む日々でした。
もう限界…と張りつめていた糸がきれ、仕事を休職しましたが、家で子供と過ごしていても、ずっとこのままなんだろうかと焦りは募るばかりでした。
そんなとき、SNSで不登校のママの気持ちに寄り添った、発達コミュニケーション(発コミュ)マスタートレーナーのいたがきひまりさんの投稿が目に留まりました。
怒ってばかりの自分も嫌で、ひまりさんの「ママが変われば子どもも変わる」という投稿に背中を押され、思い切って発コミュの受講を決めました。

3.怒ってばかりの子育てだったけれど、発達コミュニケーションの肯定的な関わりで子どもも私も変わりました。
講座では、まずは笑顔と肯定的な声かけを学びました。
笑顔が大事と聞き、笑顔でいることを心掛けました。
すると、私の笑顔を見た子どもが二度見をしたことがあり、忘れられません。
そんなに驚く?と思うくらい、いつも私は、怖い顔で家で過ごしていたことに気がつきました。
今まで、子どもの行動を変えようと怒ってばかりでした。
けれど最初は
「起きれたね」
「ご飯食べたね」
「パジャマ脱げたね」
など、当たり前にできていたところを見つけて褒める肯定の声かけをしていきました。
肯定の声かけをはじめてから、子どもにも笑顔が増え、準備がスムーズにできるようになっていきました。
癇癪などの家での問題行動も減り、私自身の気持ちも楽になって怒ることも減りました。
やがて「幼稚園に行ってみたい」という気持ちも出てきたので、子どもと一緒に
・車で幼稚園を見て帰る
・幼稚園の駐車場に入って帰る
・1時間だけ行って帰る
などちょっとずつ子どもと「できた」を積み重ねていきました。
その結果、1か月ほどで今まで通りに登園できるようになりました。

4.登園拒否や行き渋りで悩んでいるママに、おすすめしたい。
発コミュを知る前は、子どもの困った行動に対して我慢するか怒ることしか知りませんでした。
けれど怒ったあとは、そんな自分を責めてしまい、とても苦しくなりました。
子どもの困った行動ばかりみていた私でしたが、発コミュを学び肯定の声かけを始めて、子どもの褒めるところを探し始めると、
子どもの変化だけではなく、不思議と私自身の気持ちが楽になっていくのを感じました。
登園拒否や、行き渋りはママのせいでも子どものせいでもありません。
見えないところで、ママも子どももとってもがんばっています。
私は、子どものことを一番そばで見ているママだからこそできる関わりが、たくさんあることに気が付きました。

執筆者:もりやま おりえ
発達科学コミュニケーション アンバサダー・トレーナー




