学校では頑張れるのに家で崩れる子ども|見えにくい負担と親にできること

お母さんに内緒話をする女の子
朝の登校時は行きたくないと渋るのに、行ってしまうとがんばれている子ども。先生の「元気に頑張っていますよ」の一言に安心していませんか?しかし、頑張り屋さんの姿の裏で、無理をしているサインが隠れていることも。家で荒れる理由と関わり方をお伝えします。
 
 

1.学校に行ってしまえば「元気に頑張っていますよ」は要注意!

 
 
学校では「元気に頑張っていますよ」と言われるのに、家ではイライラしたり、疲れ切っている様子はありませんか?
 
 
現在小3の娘は小学校入学直後から朝の登校時に行き渋ることがありました。
 
 
私自身も仕事があったため、泣いて嫌がる娘をどうにかこうにか学校に連れて行ってました
 
 
校門前で先生に連れられて泣きながらいくこともありました。
 
 
そのような感じで、朝は苦戦していましたが、先生に「学校に来ちゃえば元気に頑張ってますよ!」の言葉に、帰ってくるとケロッとしているし大丈夫かな?そのうち慣れるかなと思っていました。
 
 
涙目の女の子
 
 

2.なんだかんだ頑張れていることに安心してしまっていた私

 
 
すると、娘は徐々に泣いて登校を渋ることはなくなっていきました。
 
 
「今日、何曜日?」
「あと何日で休み?」
 
と頻繁に確認するようになっていた娘でしたが、 先生からは
 
「素晴らしい挨拶で教室に入って来ますよ」
「授業では手をあげて発表しようと頑張っていますよ」
 
と褒めてくださることが多く、出来ていると安心していました。
 
 
しかし、学校では頑張っている反面、 家ではイライラや癇癪を起こすようになったり、食欲がなくなったり、眠れないと訴えるようになっていきました。
 
 
特に、ゲームに対する執着がどんどん強くなっていき、夜中布団の中で隠れてゲームをするようになっていました。
 
 
ゲームのコントローラー
 
 

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3.頑張りすぎて家で荒れてしまう子どもの背景|過剰適応という状態

 
 
娘の対応に困り始めた私は発達科学コミュニケーションで子育てを学ぶことにしました。
 
 
自閉スペクトラム症(ASD)キッズは、学校生活の中で負担を感じやすいことがあると言われています。
 
 
それでも、特性である完璧主義なところもあるので「ちゃんとやらなきゃ」と思いやすい傾向があると言われています。
 
 
そのため、「人によく思われたい」「出来る自分でいたい」「周りの期待に答えたい」という思いも強く頑張って頑張って頑張りすぎてしまうのです。
 
 
敏感なところもあり、親や先生の怒鳴り声や注意に過剰に反応して傷つきやすい傾向があるので、きっと娘も人の顔色を見て自分の気持ちを押し殺すように、必死に過ごしていたのだと思います。
 
 
そのようなストレスの中、学校環境に適応しようと「いい子ちゃん」を演じていたので、その反動が家での荒れた状況として現れていました。
 
 
3年生に進級し、担任の先生が変わったり、学習の科目が増えたりと環境が変わったことで一気に特性が強く出始め、今まで出来ていた日常のルーティンのお風呂や歯磨きなども出来なくなっていきました。
 
 
そして「もう頑張れない」と突然訴え、学校にいくことが出来なくなりました
 
 
ストップの標識
 
 

4.家ではとにかく楽しいこと・好きなことをしてゆっくり過ごす

 
 
ずっと、学校生活にしんどさを抱えながら頑張らせ続けてしまったことに私は申し訳なさを感じました。
 
 
もっと早く気づいてあげられていたら…
 
 
外出も嫌がるようになってしまっていたので、とにかく家でゆっくり子どもが楽しいこと・好きなことをして過ごしました
 
 
ビーズアクセサリーを作ったり、一緒にゲームをしたり。
 
 
「可愛く出来たね」「ゲーム上手だな〜」と一緒の時間を過ごすようにしました。
 
 
そして、「起きてきんだね」「ご飯食べたね」など、日々の子どもの出来ていることに注目し声をかけるようにしていきました。
 
 
すると、徐々に落ち着いていきイライラや癇癪がなくなっていきました。
 
 
歯磨きをする女の子
 
 

5.ストレスをなくし自信を育てるサポートを

 
 
ASDの特性を持つ子どもは、周りの空気を読みすぎたり、自分の気持ちを押し殺すように我慢して、周囲に合わせようと無理に頑張りすぎることがあります。
 
 
親や先生が求める「良い子」になろうとする状況になってしまい、本来の自分を見失い、ストレスや不安を抱えることになりかねません。
 
 
そのためには、親が持つ「こうあるべき」を手放し、まずは、
 
  • 「できていること」を1日1つ言葉にする
  • 家では“頑張らなくていい時間”を意識的につくる
 
こうした関わりから始めてみてください。
 
 
親もそして子どもも、気持ちを緩めてあげることが安心につながると思います。
 
 
お母さんに内緒話をする女の子
 
 

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執筆者:まさき つむぎ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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