5歳・6歳でひらがなが読めないと「発達障害?」と不安になりますよね。この記事では、ひらがなが読めない理由、家庭でできる関わり方、逆効果な教え方、相談の目安までわかりやすく解説します。焦る前に知ってほしい『読む力』の育て方を紹介します。
1.「うちの子だけひらがなが読めない…」
「もうすぐ小学校なのに、まだひらがなが読めない…」
そんなふうに、不安になっているママはいませんか?
周りの子が絵本をスラスラ読んでいたり、お友達から手紙をもらったりすると
「うちの子、大丈夫かな…」
「もしかして発達障害?」
「私がちゃんと教えてないから?」
と心配になりますよね。
実は、「ひらがなが読めない」と検索する保護者の多くが、同じような不安を感じています。
ですが、最初に知っておいてほしいことがあります。
それは『ひらがなが読めない=すぐに問題ではない』ということです。
子どもは、一人ひとり成長のペースが違います。
特に5歳〜6歳頃は、
文字に興味が強い子
外遊びに夢中な子
好きなことだけ覚える子
など差が大きい時期です。
大切なのは「今読めるか」より、「どんな関わり方をするか」です。

2.5歳6歳でひらがなが読めないのは問題ですか?
5歳や6歳になると、ひらがなが読める子が増えてきます。
そのため「うちだけ遅れてる?」と感じやすくなりますよね。
ですが実際には、
年長ではまだ興味がない子
小1で一気に伸びる子
好きなものから急に覚える子
もたくさんいます。
特に男の子は、虫、電車、ゲーム、外遊びなどへの興味が強く、文字への関心が後から来ることも珍しくありません。
また「読める」と「書ける」は別の力です。
名前は読めても、一文字ずつは分からない子もいます。
だからこそ「まだ読めない=ダメ」と決めつけなくて大丈夫です。

3.ひらがなが読めない子に共通する4つの理由
① 文字に興味がない
子どもの脳は、「好き!」と思ったものを覚えやすいです。
ポケモンの名前は覚えるのに、ひらがなは覚えない。
そんなこと、ありませんか? それは『やる気不足』ではなく、興味の方向が違うだけなんです。
② 音と文字が結びついていない
「りんご」は言えても、「り・ん・ご」の3文字だと分かっていないことがあります。
これは、読む力の土台がまだ育っている途中の現れです。
③ 文字の形が難しい
「め」と「ぬ」
「さ」と「き」
など、似た文字で混乱する子もいます。
大人が外国語の文字を見分けにくいのと同じです。
④ 「できない経験」で苦手になっている
何度も間違えると「ひらがな嫌い!」になることがあります。
特に、
急かされる
比較される
注意される
経験が続くと、苦手意識が強くなります。

4.ひらがなを読むには、実はたくさんの力を使っています
私たち大人は、ひらがなを読むことを「簡単なこと」に感じますよね。
でも、子どもの脳にとっては、ひらがなを読むのはとても複雑な作業なんです。
実は、文字を読むとき、脳ではこんなことが同時に行われています。
① 文字の形を見る力
まずは、「あ」「め」「ぬ」などの形の違いを見分けます。
子どもによっては、
「め」と「ぬ」
「さ」と「き」
など、似た文字が同じに見えてしまうことがあります。
② 覚えておく力
見た文字を、一時的に頭の中に置いておく力です。
この力がまだ育っている途中だと「さっき覚えたのに忘れた」が起こりやすくなります。
③ 文字と音を結びつける力
「り」という文字を見て、「り!」という音を思い出す力です。
ここがまだ難しいと、文字を見ても音につながりません。
④ 思い出す力
何度も楽しく触れることで、「この文字知ってる!」が増えていきます。
逆に、怒られる、急かされる、嫌な気持ちになる
これらの経験が多いと、覚えにくくなることもあります。
⑤ 鉛筆を動かす力
「読む」と「書く」は別の力です。
書くためには、
指先を動かす
バランスを見る
線を書く
などの力も必要になります。
だから、読めないうちに無理に書かせると苦しくなることもあるんです。

5.私も「覚えさせなきゃ」と焦って逆効果になりました
私も子どもが保育園の頃は、「小学校までになんとか覚えさせなきゃ」と焦っていました。
ドリルを買い
「1日1ページやろうね!」
「○○くんは上手にお手紙書いてるね」
などと文字に興味を持たせようと必死でした。
でも、子どもはどんどん嫌がるようになりました。
「やだ!」「もうやらない!」と言われるたびに、「なんでうちの子はできないんだろう」と不安になっていました。
そんなことを続けていると、子どもの中で「ひらがな=勉強しなきゃ=嫌なもの」になってしまいました。
ですが、ある時『勉強』をやめて、『遊び』に変えた
んです。
すると少しずつ、文字への反応が変わっていきました。

6.ひらがなが読めない子が『少しずつ読める』ようになった関わり方
私の経験上、我が子がひらがなに興味を持った方法を4つご紹介します。
①子どもの好きなものをうまく利用する
うちの子は当時『魚』が大好きでした。
さかなの図鑑を買ってあげて「まぐろの『ま』だね!」という感じで、自然と遊びの中で好きな文字に触れていくようにしました。
子どもは、「好き!」から入る方が伸びやすいです。
②文字探しゲーム
スーパーや絵本で、「『り』を探そう!」などと生活の中でひらがなに興味を持てるゲームをするようにしました。
勉強ではなく、遊び感覚にすると、子どもの反応が変わります。
③読めた瞬間を大げさに褒める
「読めたね!」「『り』ってあったね!」実況中継で子どもが興味を持った瞬間にたくさん肯定的な声かけをするようにしました。
脳の発達は「できた!」「うれしい!」でびっくりするほどぐんぐん伸びるようにできています。
④「書く」より先に「読む」
読めないのに書くのは、子どもにとってかなり難しいです。
まずは、『見る』『聞く』『読む』を増やすことが大切です。
もちろん、個人差だけではなく、学習障害や発達特性が関係していることもあります。
例えば
✓小1後半でもかなり読めない
✓会話理解にも苦手さがある
✓強い苦手意識がある
✓一文字ずつしか読めない
このような場合は、信頼できる専門家に相談してみてもよいでしょう。
大切なのは、「親だけで抱え込まないこと」です。
「今読めない=将来ずっと読めない」ではありません。
子どもは、きっかけ一つで大きく伸びることがあります。
この記事がそのきっかけの1つになってくれたら幸いです。

Q&A|ひらがなが読めない子についてよくある質問
Q1.年長でひらがなが読めないのは遅いですか?
年長になると読める子は増えますが、個人差も大きい時期です。
小学校に入ってから急に伸びる子もいます。
小学校では、ひらがなを最初から学びます。
大切なのは、その前の段階で「文字への苦手意識を強くしすぎないこと」です。
焦りすぎず、「できた!」を少しずつ増やしていきましょう。
まずは、「文字への興味が育っているか」を見てあげることが大切です。
Q2.ひらがなが読めないのは発達障害ですか?
興味や発達ペースの違いの場合も多いです。
ただ、
極端に苦手
小1後半でもかなり読めない
会話理解も難しい
場合は、相談してみてもよいでしょう。
ですが、「読めない=発達障害」ではありません。
Q3.何度教えても忘れてしまいます…
とても多い悩みです。
子どもの脳は、「楽しい!」と感じたことほど覚えやすくなります。
カルタ
文字探し
好きなキャラクター
など、『遊び』の中で繰り返すのがおすすめです。






