外ではいい子で頑張れているのに、家では宿題などを「やりたくない」と暴れてしまう娘。「甘えかも」と思っていた私が、慣れない環境で限界だった娘の姿に気づき、中学生の娘に合う『肯定の届け方』を見つけて親子バトルが減っていった体験をお伝えします。
1.中学校生活を楽しみにしていた娘に見え始めた変化
今年の春、娘はすごくワクワク、ドキドキするけど、中学生活を楽しみにしていました。
入学式では温かい雰囲気もあり、私も「ここなら大丈夫かもしれない」と感じていました。
初日から「行ってきま〜す!!」と元気良く通う娘の姿を見て、私も少しホッとしていました。
初めての通学。
新しい友達。
新しい先生。
慣れない環境の中でも、娘は毎日頑張って通っていました。
学校から帰ってくるなり、「今日は楽しかったよ」「お友達もできたの」と楽しそうに話してくれることも多く、その笑顔を見るたびに順調にスタートできているように思っていました。
しかし、段々疲れが見られるようになりました。
言葉が乱暴になったり、やりたくない宿題などがあると急に暴れたり、教科書や物を投げることも増えていったのです。
「中学校生活、うまくいっていると思っていたのに…」
私は少しずつ娘の様子に不安を感じるようになっていきました。

「この癇癪、どう対応すればいいの?」と迷ったときに。
泣く・怒る・暴れる…
実は、癇癪には理由があります。
関わり方を少し変えることで、
落ち着いて過ごせる時間が増え、
ママの気持ちもラクになっていきます。
2.あばれる娘を前に、親子バトルばかりだった私
初めのうちは楽しく通えていましたが、少しずつ学校の疲れやストレスが見られるようになりました。
宿題に取りかかろうとすると、「やりたなくない‼︎」と突然怒り出し、 教科書やシャープペンなどを投げることも増えていきました。
私は、
「せっかく頑張って通えているんだから」
「また行けなくなったらどうしよう」
そんな不安でいっぱいでした。
だから娘がなるべく困らないように、朝早く起きてお弁当を作り、持ち物のチェックなどを手伝ってあげ、なんとか支えようとしていました。
ですが、私自身もどんどん余裕がなくなり、娘の問題行動を見るたびに、注意をしてしまい、親子バトルへと発展していきました。
それから、私はだんだん笑うことすらできなくなっていきました。

3.「甘え」ではなく、頑張り過ぎて動けない状態だった
当時の私は、娘が宿題をやりたがらない姿を見るたびに、
「中学生なんだから頑張らなきゃいけない」
「やらないのは甘えなんじゃないか」
そんなふうに思っていました。
だからこそ、なんとかやらせようとして、注意したり、怒ったりしてしまっていたのです。
ですが、今振り返ると娘は「やらない」のではなく、 慣れない環境で頑張り過ぎて、疲れやストレスで動けない状態だったのかもしれません。
新しい環境の中で、毎日気を張りながら過ごしていた娘は、家に帰る頃には心も体もいっぱいいっぱいになっていたのだと思います。
それなのに私は、「できていないこと」ばかりに目を向け「ちゃんとやらせなきゃ」と焦っていました。
その関わりがさらに娘を苦しくさせ、親子バトルにつながっていたのかもしれないと気づきました。
また私は「最後までできた時」にばかり声をかけていたことにも気づきました。
ですが娘は、もともと真面目で完璧にやろうとするタイプです。
だからこそ、最後までできない自分に対して、「ちゃんとできない私はダメなんだ」と苦しくなっていたのかもしれません。
その状態で注意されることで、さらに動きにくくなっていたのだと思います。
まず必要だったのは、できていないところを直すことではなく、娘の「できているところ」や「やろうとしている姿」に目を向けることだったのです。

4.中学生の娘に合う「肯定の届け方」
私はまず、「最後までできた時」だけではなく、娘がやろうとしている途中の姿にも目を向けるようにしました。
例えば、机に向かった時やノートを開いた時など、小さな行動にも気づくことを意識しました。
ですが、中学生になった娘は、言葉で伝えると逆に不機嫌になることもありました。
小学生の時は言葉で伝えても嫌がらず照れくさそうに笑っていた娘も、中学生になってからは逆に不機嫌になり素直に受け取れなくなっていたのです。
そこで私は、言葉ではなく少し距離を置きながら見守る形に変えてみました。
遠くからそっと見守り、最後までできた時には親子でグータッチをしました。
また問題行動が始まったら、私自身も巻き込まれないように意識しました。
娘の様子を見ると、つい何か言いたくなってしまうので、トイレに行ったり、外の空気を吸いに数分出てリフレッシュしたりして、まず自分を落ち着かせるようにしました。
娘は星や月を見ることが好きなので、綺麗な満月が出ている日は、「ちょっと外見てみる?」と声をかけることもありました。
そうすると、さっきまで暴れていた娘も少しずつ落ち着きを取り戻し、「宿題頑張る〜」と動き出せることが増えていったのです。
そして何より、 私自身が笑顔で落ち着いて行動していれば、娘もイライラすることもほとんどなくなり、娘も笑うことが増えたように思います。

5. 問題行動が見られても慌てずに
娘の問題行動が見られても巻き込まれず、自分自身が落ち着いて行動できるようになろうと思います。
そうする事により娘もすぐにあばれるのではなく、冷静さを取り戻してから行動できるようになってきました。
親子バトルをするよりも、穏やかに笑いの絶えない温かい家庭を作ることが目標です。
中学生になると、小さい頃と同じ声かけでは届かなくなることもあります。
だからこそ、「どんな関わりなら、この子に届きやすいかな?」と考えながら、その子に合った肯定の伝え方を見つけていくことが大切なのかもしれません。

毎日の癇癪に、どう対応すればいいのか迷っているママへ。
癇癪には理由があり、
関わり方を少し変えることで、
落ち着いて過ごせる時間は増えていきます。
執筆者:平野 さちこ
発達科学コミュニケーション アンバサダー




