うちの子はどのタイプ? わが子に合った関わり方がわかる ASDグレーゾーン4タイプチェック

同じASDグレーゾーンでも、子どもの姿は一人ひとり違います

同じように声をかけても、
すぐに動ける子もいれば、動けなくなる子もいます。

 

話しかけても反応が少ない。
誘っても、自分からは動かない。
たくさん話してくれるけれど、会話がかみ合わない。
注意すると、強く反論してくる。

 

そんな姿を前に、

「どうしてうちの子、こんなに不安が強いんだろう?」
「いつも一人で遊んでいるけど、この先大丈夫?」
「なんでこんなに主張が強いの?」

うちの子には、
どんな関わりが合うんだろう?

そんなふうに感じたことはありませんか?

 

同じASDグレーゾーンでも、
人との関わり方や、安心できる声のかけ方は
一人ひとり違います。

 

大切なのは、
正しい声かけを探し続けることではなく、

今のわが子は、どんな関わり方なら安心できるのか
を知ることです。

 

同じ自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンでも
子どもの姿は一人ひとり違います

ASDグレーゾーンの子どもには

  • 一人でいると安心しやすい子
  • 誘われると力を発揮できる子
  • 人と関わりたい気持ちが強い子
  • 自分の考えをしっかり持っている子

など、子どもの姿はさまざまです。

だからこそ、
「どんな関わり方が合うのか」も一人ひとり違います。

 

ASDの人との関わり方の特徴は、4つのタイプとして紹介されることがあります。

もちろん実際のお子さんは、複数のタイプの特徴をあわせ持っていたり、年齢や環境によって見え方が変わったりすることもあるので、
1つのタイプだけに当てはまるとは限りません。

 

学校では静かでも、家ではよく話す。
慣れた場所では積極的でも、新しい場所では動けない。

そんなふうに、相手や場所、年齢、その日の状態によって
見え方が変わることもあります。

 

お子さんにラベルを貼ったり、
診断をしたりするためのものではありません。

今のお子さんを理解し、
わが子に合った関わり方を見つけるためのヒントです。

 

お子さんのタイプを知ることで、
「どうして声をかけても動けないんだろう?」
「きょうだいで同じように接しているのに、反応が違うのはなぜ?」
そんな疑問の理由や、その子に合った関わり方が少し見えやすくなります。

まずは、お子さんに近いタイプをチェックしてみましょう。

 

わが子を理解するための4タイプチェック

次の12の質問に、お子さんに一番近いものを直感で選んでください。

迷った場合は、
最も当てはまると思うものを選びましょう。

学校・習い事など、家族以外の人といる場面を中心に
「最近、最も多く見られる姿」を選んでください。

正解・不正解はありません。

「うちの子は、この場面ではどんな様子かな?」
と思い浮かべながら答えてみてくださいね。

 

Q1 お友達と遊ぶときは?
(4つのカードで選択肢を見せる)
こんなイメージ→

🟢 一人で静かに遊ぶことが多い
🟠 誘われたら遊ぶ
🔵 自分から話しかける
🟣 遊びを仕切ることが多い

Q2 新しい環境では?

🟢 まず周りをじっくり観察する
🟠 声をかけられるまで待つ
🔵 すぐに話しかける
🟣 自分から指示を出している

Q3 話しかけたときは?

🟢 反応が薄い
🟠 返事はするけれど会話は続きにくい
🔵 よくしゃべるけど、かみ合わない
🟣 相手の話をさえぎる

Q4 注意されたときは?

🟢 黙り込む
🟠 素直に聞く
🔵 言い訳をする
🟣 怒って反論する

Q5 集団では?

🟢 端のほうで静かにしている
🟠 声をかけられると参加する
🔵 盛り上がりすぎることがある
🟣 リーダー役になりたがる

Q6 好きな遊びは?

🟢 同じ遊びを繰り返す
🟠 誘われた遊びに付き合う
🔵 次々遊びを変える
🟣 ルールを決めるのが好き

Q7 気持ちを表現するときは?

🟢 表情に出にくい
🟠 穏やかで控えめ
🔵 喜怒哀楽が豊か
🟣 強く主張する

Q8 好きなことへの取り組み方は?

🟢 一つのことにじっくり集中する
🟠 広く浅くいろんなことが好き
🔵 興味が次々と変わる
🟣 自分のやり方にこだわる

Q9 会話では?

🟢 目を合わせるのが苦手
🟠 聞き役になることが多い
🔵 話が止まらなくなる
🟣 自分の主張が強い

Q10 困ったときは?

🟢 一人で抱え込む
🟠 誰かが気づくまで待つ
🔵 すぐ助けを求める
🟣 自分で何とかしようとする

Q11 新しいことへの挑戦は?

🟢 慎重になる
🟠 周りを見てから始める
🔵 すぐにやってみる
🟣 自分の方法で進めたい

Q12 おうちでは?

🟢 一人時間を楽しむ
🟠 家族と一緒にいると安心する
🔵 たくさん話しかけてくる
🟣 家族にも自分の考えをしっかり伝える

 

チェック結果はいかがでしたか?

どのタイプが多かったでしょうか?

一番多かった色が、
今のお子さんに見られやすい人との関わり方の傾向です。

 

お子さんをより理解し、その子らしさや得意を伸ばす関わり方を見つけるためのヒントとして、一番多かった色のタイプを読んでみてください。

同じくらい多い色があった場合は、どちらのタイプも読んでみてくださいね。

 

① ひとりが安心タイプ(孤立型)

こんなお子さんです

  • ひとり遊びが好き
  • ひとりで過ごす時間を好む
  • 静かな場所が落ち着きやすい
  • 自分の世界を大切にしている
  • 気持ちや困りごとが周りに伝わりにくい

このタイプの子に大切なのは、無理に輪に入れることではなく、安心できる場所を土台に少しずつ興味を共有していくことです。

「一人でいることが好きな子」ではなく、「安心できる時間を大切にしている子」という見方をしてあげることで、親子の関わりも変わっていきます。

 

🌱 このタイプをもっと知る

「一人遊びが多いのは大丈夫?」
そんな疑問を感じた方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

👉 いつも学校でひとりぼっちのASDの子どもが友達を作るための正しい3ステップ
https://desc-lab.com/itagakihimari/9979/

 

② 誘われると動けるタイプ(受動型)

こんなお子さんです

  • 自分から意見を言うことが少ない
  • 自分の希望をあまり言わない
  • 声をかけられると参加できる
  • 安心できる人がいると力を出しやすい
  • 相手に合わせすぎることがある

このタイプの子に大切なのは、いきなり「どう思う?」と聞くのではなく、「どっちがいい?」と選びやすい2択から、自分で決める経験を積み重ねることです。

「自分で決められた」という小さな成功体験が、少しずつ自信につながります。

 

🌱 このタイプをもっと知る

「不安で動けない子には、どんな声かけがいいの?」
気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

👉子どもを安心させる方法|不安が強い小学生に何て言えばいい?
(https://desc-lab.com/itagakihimari/3498/)

 

③ 関わりたいタイプ(積極奇異型)

こんなお子さんです

  • 人と話したい気持ちが強い
  • 好きな話になると止まらなくなる
  • 相手との距離感が難しい
  • 会話が一方通行になりやすい
  • 空気を読むのが苦手

このタイプの子に大切なのは「話しちゃダメ」ではなく、伝えたい気持ちを大切にしながら、聞く経験も育てていくことです。

 

🌱 このタイプをもっと知る

「どうしてお友達に、ぐいぐい近づいてしまうの? 」
そんな疑問を感じた方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

👉「人との距離感が近すぎる…」発達障害グレーゾーンの子どものボディイメージを高める親子遊び
https://desc-lab.com/itagakihimari/11261/

 

④ 納得して動きたいタイプ

こんなお子さんです

  • 自分の考えをしっかり持っている
  • やり方やルールへのこだわりがある
  • 納得できないと動きにくい
  • 意見を強く伝えることがある

このタイプの子は、自分の考えをしっかり持っているからこそ、納得できないままでは力を発揮しにくいことがあります。
大切なのは、否定することではなく「そう思ったんだね」と一度受け止めること。

安心して自分の考えを伝えられる環境があると、 持っているリーダー性や行動力が少しずつ発揮されていきます。

 

🌱 このタイプをもっと知る

「思い通りにならないと怒ってしまうのは、どうして?」
そんな疑問を感じた方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

👉 自己中心的な子どもが友達に譲れるようになる!お母さんとの会話習慣
https://desc-lab.com/itagakihimari/18755/

 

タイプは一つとは限りません

実際のお子さんは、

「ひとりが安心タイプ」と「誘われると動けるタイプ」のように、複数の特徴をあわせ持っていることあります、

また、
家では「納得して動きたいタイプ」だけれど、
学校では「誘われると動けるタイプ」
というように、場所や相手によって
姿が変わることも珍しくありません。

大切なのは、
タイプで決めつけることではなく、

「この子は、どんな関わり方だと安心できるのかな?」
「どんな言葉なら受け取りやすいかな?」
という視点を持つことです。

「この子には、この関わり方が安心なんだ。」
そんな理解が増えることで、親子の毎日は少しずつ変わっていきます。

 

「困った行動」に見えていた姿も見方を変えると、

「今、困っているよ」
「ここがわからないよ」
「こうしたいんだよ」

と伝えてくれているサインに見えてくることがあります。

 

焦らず、比べず、まずは、お子さんらしさを知ることから始めてみましょう。

まずは今日、一つだけ試してみてくださいね。

 

お子さんのタイプがわかっても、
毎日の子育てでは、

「どう、声をかけたらいいんだろう?」
「どう、接したらいいんだろう?」

と、迷う場面があるかと思います。

 

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