不安が強い子の新学期に対する不安を軽減する!ママができる3つのアプローチ

新学期になると子どもたちはなぜ不安を感じるのか?不安が強い子のママは、その理由を知ることで、子どもたちの不安を軽減する方法が見えてきます。この記事では新学期に不安を感じる理由、脳が不安を感じるメカニズム、新学期の不安を軽減するためにできる3つのアプローチについて詳しく解説します。
 
 

1.新学期に対して、子どもが不安を感じる理由

 
 
もうすぐ新学期が始まりますね!
 
 
春休み、お子さんはどうお過ごしですか?
 
 
新学期を間近に控え、不安がピークになっているお子さんも多いのではないでしょうか?
 
 
我が家の息子も、例年、この時期は、新学期に対しての不安がとても強くなり、爪噛みチックなどの身体的症状も強く出てしまいます。
 
 
なぜ、子どもは新学期に対して、不安を強く感じてしまうのでしょう。
 
 
新学期に不安が強くなってしまう理由は様々ですが、一番の要因は「変化」だと私は考えます。
 
 
新学期は出会いと別れの季節です。
 
 
そこには、いままでの環境を離れて、新しい環境に入る「変化」が伴います。
 
 
例えば、クラス替えも大きな変化の1つ。
 
 
慣れた先生や慣れた友達と離れて、また一から関係を築いていかなければならないことは、子どもにとって大きな不安材料の一つとなっているでしょう。
 
 
また、新しい環境に入ることで、日ごろの習慣を変えなければならないことも出てきます。いつもよりも早く起きること、帰ってくる時間が変わることなど。
 
 
これまで習慣化していたことが突然変わることは、子どもにとっては不安を強くする要因となってしまうのです。
 
 

2.脳が不安を感じるメカニズム

 
 
なぜ、うちの子だけ不安が強いのだろう」と不安が強い子を育てるママなら1度は考えたことがないでしょうか?
 
 
不安が強いのには理由があります。
 
 
ですので、不安が強い子のママは、その理由を理解し、適切な対応をしてほしいのです。
 
 
ここで、簡単に不安を感じる脳のメカニズムについてご紹介しますね。
 
 
目で見た、耳で聞いた、触れた時に感じる情報は、理性を司る脳である「大脳皮質」に届く前に、まず「扁桃体」という部位に届きます。
 
 
扁桃体」は怒ったり、悲しんだり、怖がったり、喜んだりする不快強い感情を司る脳の部位で、行動や表情の変化、身体反応を伴うようにできています。
 
 
また、「扁桃体」は脳の中の“危険判定員”と言われており、「扁桃体」が興奮することで瞬時に体の防御本能が働くようになっています。
 
 
不安の正体は、情報が理性で判断される前に、「扁桃体」で作られる無意識の感情です。
 
 
不安の強いお子さんは、不安のないお子さんに比べてこの「扁桃体」で多くの脅威を感じているのかもしれません。
 
 
すなわち、不安の強い子は、不安を強く感じる脳の特性を持っているのです。
 
 

3.新学期の不安を軽減させるためにママができる3つのアプローチ

 
 
不安が強い子どもたちにとって、上記で述べた「変化」以外にも、新学期の学校生活は不安を強くする要因がたくさんあることでしょう。
 
 
また、不安が強くなればなるほど、学校生活が苦しく辛いものになってしまいがちです。
 
 
そこで、新学期に実践してほしい!不安が強い子のママが実践してほしい「不安を軽減する3つのアプローチ」をご紹介します。
 
 
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
 
 
◆① 春休みは新学期のための充電期間にする!
 
 
新学期が始まる前は、せっかく春休みという親子で過ごせる期間があります。
 
 
本来は、春休みは学校が新学期の準備をするための期間ですが…
 
 
不安が強い子にとっても、春休みは親子で新学期のための充電期間と捉えて、いつも以上にスキンシップを多くとり、関わりを増やすことを心がけてみましょう。
 
 
とはいっても、ママにとっても忙しい時期なので、特別なことはしなくて大丈夫です!
 
 
親子で食事をしたり、話をしたり、スキンシップを多めにとることを意識するだけでOK
 
 
それだけでも、子どもは安心感を得ることができますし、ママも子どもの変化に気づくことができます。
 
 
 
◆② 好きなことを思う存分させてあげる!
 
 
好きなことを思う存分にさせることは、子どもがため込んでいる不安や緊張などのストレスを発散することに繋がります。
 
 
不安が強くて春休みを鬱々過ごしているお子さんは特に、ママが積極的にお子さんの好きなことに誘ってみましょう
 
 
例えば、それがゲームでも、ママと一緒に会話をしながらやることで、1人でやるゲームとはまた違った意味を持ちます。
 
 
ママと2人でのゲーム、ママと2人でのyoutube、これも立派な親子のコミュニケーションです。
 
 
パパに協力してもらって、子ども自身が好きなことに思いっきり熱中できる環境を用意するのもいいかもしれませんね。
 
 
 
◆③子どもの特性にあったサポート体制を整える
 
 
・いつもと違うことを極端に嫌がる
 
 
・見通しが立たないことに不安が強い
 
 
このような特性を持ってるお子さんや発達障害のあるお子さんは、新学期が始まってお子さんが過度に困ることがないように、サポート体制を整えておくことをお勧めします。
 
 
例えば
 
 
・前年度の担任と面談を行い、次年度の担任に引き継いでもらいたい事項を確認
 
 
・事前に次の学年の教室を見学
 
 
・始業式の流れを事前に教えてもらう  など
 
 
ママが春休み中に学校との連携をとり、新学期の準備を進めていきましょう
 
 
 
もうすぐ新学期が始まります。
 
お子さんの新しい環境に対しての不安を少しでも軽減させるためにも、ママがお子さんの気持ちに寄り添い親子のコミュニケーションを深めていってほしいと思います。
 
 
タイトルとURLをコピーしました