高齢出産の子育て中、疲れが溜まってイライラしてしまうお母さん、多いのではないでしょうか。高齢出産ママの体力の低下は免れることができませんよね。そんなイライラ子育てからお母さんの声かけで抜け出せる方法をお伝えします。
1.イライラの正体は、高齢出産ママの体力低下と指示の出し過ぎが原因
高齢出産の子育ては体力との勝負!
本来、疲れているときは、休息できれば1番良いのですが…
子育て真っ只中のお母さんが、自分のタイミングで休息なんて取れませんよね…。
体力低下で疲れが取れず、つい子どもに対してイライラしてしまっている高齢出産ママはいませんか?
自身の体調変化で疲れきってイライラしている中、更にお母さんの指示に子どもが全く反応しないとなると、怒りすら込み上げてくることもあるのではないでしょうか?
「これだけ言ってるのになんでわかってくれないの?!」
「なんでお母さんの言うことを聞いてくれないの!!!」
全く声が通らず、思い通りに行動しない子どもの様子に、さらにお母さんのイライラが増してしまう。
完璧にイライラの悪循環です…。
2.疲れが溜まりイライラ子育てをしていた過去
高齢出産した私は、体力低下で疲れがとれず、イライラしながら子育てをしていることが多かったように思います。
高齢出産の私は、私自身の体調変化の時期と、息子の子育てが重り、私自身の体調が優れない時は、指示を出しても反応しない息子に、ついイライラしてしまい、感情的に叱ってしまう、なんてこともありました。
そして、ガミガミ指示出ししたり指摘したりすることが「ちゃんとした子育て」と信じて疑わなかったのです。
私は、あげればキリがないほど、イライラしながら子どもに指示を出したり指摘をしたりしていました。
ですが、息子が何か別のことをしているとき、私が次々に指示や指摘をしても、全く反応しないのです。
私はそんな息子にイライラが止まりませんでした。
そして、私にガミガミ言われ続けた息子は、次第に自信を失っていってしまったのです。
私にガミガミ言われすぎて自信を失った息子は、ネガティブな記憶を溜め込んでしまい、小3のとき、登校しぶりから母子登校を経て不登校をへと発展してしまいました。
3.イライラしながら指示出ししても子どもに声が届かない理由
息子は特性から、ネガティブな記憶を溜め込みやすく、切り替えの苦手さを持ち合わせていました。
私は、息子の特性に気づかないまま、指示を出しても息子に届かない日々に、常にイライラしていました。
イライラ声とイライラ顔で指示を出すことで、子どもの脳には、お母さんの声=不快な声として記憶され、指示を出しても脳が不快な声と受け取ってしまうため、お母さんの指示が子どもに届かないのです。
私の息子にとっても、私がイライラしている時の指示は、不快なものであったため、いくら指示を出しても全く届いていなかったのです。
4.お母さんの声が子どもに届きスムーズに行動できる指示出しの秘訣
では、お母さんの声が子どもにスムーズに届くにはどうしたら良いか、秘訣をお伝えしますね。
まずは、お母さんの指示が通りやすくするために、日頃からできているところだけに注目、褒めて肯定し、お母さんの声を子どもに届きやすくします。
そして、できていないところには注目せずにスルーします。
そうすることで、子どもにお母さんの声が届きやすくなり、指示が少しずつ通るようになっていきます。
さらに、指示を出す時も子どもの近くにいき、肩や頭に触れ、スキンシップをとりながら、
笑顔で
優しい声で
ゆっくりと間をとって
指示を出します。
顔が見えない場所から怒鳴るように大きな声で指示をしても、子どもには正しく届きません。
そして行動をし始めた時、行動の途中、最後的に終わった時には思いっきり褒めてあげます。
それを繰り返すことで、お母さんの声が子どもに届くようになり、指示がスムーズに子どもに届くようになります。
そして、して欲しい行動も定着していくのです。
笑顔で、優しく、ゆっくりと間をとって、この3つを意識して指示や提案をしてあげてくださいね。
執筆者
発達科学コミュニケーション トレーナー
ごとう あかり