友だちがいらないは嘘!ギフテッド(2E)男子が友だちとのコミュニケーションが上手くいかない3つの落とし穴~話題選び編~

ギフテッド(2E)男子は、友だちが大好き。けれども、コミュニケーションがうまくいかなくなり、友だちなんていらない!と強がる時があります。コミュニケーションがうまくいかない原因を解決し、大好きな友だちと仲良くなる方法をお伝えします。
 

1  ギフテッド(2E)の男子は、なぜみんなと仲良くできないの?

 
 
ギフテッド(2E)男子は、みんなと仲良く♪は苦手です。
 
 
なぜなら、自分の意見は周りの人に理解してもらえないという意識が強いからです。
 
 
自分の意見を理解してくれない人とは、関わらないという選択をするようになります。
 
 
ギフテッド男子が意見を理解されない理由は、コミュニケーションの苦手さにあります。
 
 
そして、コミュニケーションが苦手になる3つの落とし穴があります。
 
 
この見えない落とし穴にはまらないことがギフテッド男子のコミュニケーションには、大事なのです。
 
 
まず、1つ目の落とし穴は、
・悪気なく、お友だちの間違いを指摘してしまう。
 
 
ギフテッド(2E)男子は、言葉の間違いや科学的な間違いに敏感です。
 
 
言葉の定義の間違いや科学的におかしいことについて、悪気がなく、間違いを指摘してしまいます。
 
 
2つめの落とし穴は、
・言葉通りに受けとってしまう。(同じ言葉でもお友だちと受け止め方が違う。)
・マイナスの記憶を溜め込みやすい。

 

 
という2つのことで起こるのは、
同じ言葉でも、お友だちと違う受け止め方をしてしまい、否定されたと思った記憶を溜め込んでしまい、その子には近寄らなくなってしまいます。
 
 
そして、3つ目は
・話が難しすぎて伝わらない。
 
 
実は、この3つのポイントがあるんです。
 
 
今回は、1つ目の落とし穴
お友だちの間違いを指摘しまう問題の解決法をお伝えしますね♪
 
 
 
 

2 ギフテッド男子がお友だちとの会話でストレスをためちゃう理由

 
 
ギフテッドの子がお友だちトラブルを引き起こす原因の一つに、お友だちの間違いを悪気がなく、指摘してしまう。
 
 
というものがあります。
 
 
いや、間違いに気がついても黙ってればいいでしょ?と思ってませんか?
 
 
そうなんですよね。黙ってればいいのに…
 
 
ギフテッドの子は、実は黙っていた方がいいことに気が付いていますが、黙っていられないから、つらいんです。
 
 
例えば、夜中においしそうなドーナッツを見つけてしまい、食べたら太ってしまうので食べてはいけないとわかっているのに、食べることがやめられないのと同じ状況だと思ってください。
 
 
それを何度も繰り返している…ストレスたまりますよね…
 
 
しかし、ご存知の通り、ストレスを溜めるって、とっても身体に悪い。
 
 
だから、この記事では、ギフテッド男子がストレスを感じないお友だちとの話題の選び方をお伝えします♪
 
 
 
 

3 ギフテッドの息子に毎日付き添っていました。

 
 
実は、私、長男が小学校3年生の時に下校に毎日付き添っていました。
 
 
そして、会話に参加してました。
 
 
なぜ、私が会話に参加していたのかというと一緒に帰ってくるお友だちに1年生の頃に長男のことが怖いと言われていたから。
 
 
しかし、下校班は決まっている。問題を起さないようにするには?さあ、どうする?ってことで問題が怒らないように子どもたちの会話に参加していたのです。
 
 
この時に、気が付いたんです。
 
 
そっかぁ。話題選びを工夫すれば、会話がうまくいくんだ!ってことに。
 
 
そして、小3当時、超問題児で周りの子に距離を置かれていた息子は、この時一緒に帰っていた子と仲良くなれたことをきっかけに友だちの輪を広げていきました。
 
 
 
 
 
 

4 どんな話題選びをすればいいの?

 
 
ギフテッド男子がお友だちと会話でどんな話題にすればいいのでしょうか?
 
 
ギフテッド男子は、放っておくと好きなことを好きなだけしゃべってしまいます。
 
 
そして、絶対してはいけない禁断の話題を口にします。。。
 
 
例えば…
みんなができが悪かったテストの話題を出し、何点だった?と聞いてみたり、
 
 
お友だち:さっきの問題難しかったよねぇ。
 
ギフテッド男子:別に。簡単だったでしょ。
 
という返事をすることがあります。
 
 
これは、空気を読めていないのではなく、本当に簡単だったと感じているから、素直に難点だったのかが気になったから、聞いているだけ、簡単な問題だったと感じているから、簡単だったと答えているだけです。
 
 
こんな会話をしていたら、お友だちは減る一方ですよね。
 
 
では、どんな話題選びがいいのでしょうか?
 
 
答えは、間違いのない世界(ファンタジー)の話題です。
 
 
そもそも、間違いがない世界(ファンタジー)の話題には、間違いが存在しません。
 
 
ファンタジーの世界では、不思議なことがたくさん起こるという前提で話を進めるとギフテッド男子が相手の間違いを指摘することがなくなります。
 
 
例えば、ドラえもんのひみつ道具ハリーポッターの魔法の世界など、不思議なことが起こる世界なら、間違いはないのです。
 
 
また、ドラえもんについて話しているという前提知識があると、少々話がとんでも理解しやすくなります。
 
 
ギフテッド男子とお友だちの共通言語は「ファンタジー」です。お子さんがお友だちとの会話のきっかけがつかめてないなと思ったときは、ドラえもんやハリーポッターの話をしてあげるとうまくいくことがありますよ。
 
 
ぜひ試してみてくださいね。
 

 

 
 
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
 
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