思い出を残したい!書くことが苦手な不登校ギフテッド(2E)男子が卒業文集、書きました!

不登校になり、「僕の人生なんてどうなってもいい」とうつうつとしていた息子が学校に通い出し、卒業文集を書きあげた話をします。

 

1 活発だった息子がうつうつとするようになりました…

 

息子は家では幼少期から活発でじっとしていることが苦手、一方で気になることがあると

なかなかやめられない、切り替えができない超マイペース。時間で事が進まないため、登園前や登校前は私に急かされてばかりの子でした。

 

また、勉強は困らないけど宿題がとにかく苦痛、でも完璧にできないと学校には行けないというマイルールにがんじがらめになっていて、かんしゃくを起こし、親子ともに疲弊する日々を過ごしていました。

 

それでも学校では楽しそうに、友達とも仲良く遊んでいたのですが…

 

小3の3月、新型コロナ感染拡大にて全国一斉休校となりました。

 

それまで、毎日元気に友達と遊んでいた息子は世の中の行動制限に伴い、外遊びや外出の機会が減り、家の中で過ごすことを余儀なくされました。

 

「休みで退屈、早く学校に行きたい」と言ってはいましたが未知の感染症に対して不安に感じている様子もありました。

 

小4年の6月、3か月の休校明けに、突然息子の登校渋りが始まりました。

 

週を追う毎に休む日が多くなり、休んでも元気にならない日々が続き、完全に学校に行けなくなりました。

 

私も夫もなんとか学校に行ってほしいと連れ出そうとすればするほど、息子は布団にくるまって動けなくなる。

 

表情も鬱々とし、しまいには「僕の人生なんてどうなってもいい」と口にするようになりました。

 

息子が心配になり、小児科を受診し、発達検査によって息子の特性を知り、医師やスクールカウンセラーの先生からは「今まで学校生活に過剰に適応していたのでしょう。当面は無理のない範囲でできることをしていきましょう。」とお話がありました。

 

私も受け入れて息子に寄り添ってやっていこうと決めました。

 

その後、別室登校を始めましたが不安感が強く、私も一緒に学校で過ごすことになりまし

た。

 

先生方のご協力もあり、徐々に学校でも笑顔が見られるようになり、教室や集団には入れないものの、休み時間には仲良しの友達と遊んだり、できるときは勉強をしたり、少しずつ元気になっていく様子が見られました。

 

しかし、6年生になり「中学校に行くのが不安」と言い始めました。

 

私も母子登校をこのまま続けていて良いのだろうか?他に何か息子のためにできることはないのか?模索していた時に神山先生に出会い、個別相談に申し込みました。

 

 

2 自分が変わることで息子を良い方向に導くきっかけになるりたい!

 

個別相談では息子の特性、状況、何が問題なのかを客観的にご指摘くださり、明るく勇気づけられる言葉をたくさんいただきました。

 

息子の未来をつぶしたくない、自分が変わることで息子を良い方向に導くきっかけになるならば、と発コミュを始めることにしました。

 

神山彰子先生は、明るくお話ししやすい方で、私もこんな前向きな方になりたいなと思いました。

 

日々がんばっているけれどうまくいかずにモヤモヤしている方は、個別相談で相談することをオススメします

 

 

3 作文が苦手な子が卒業文集を書き切り、大きな自信につながりました^^

 

受講して数週間後、息子は一人で学校にいられるようになりました。

別室登校の他のお友達と楽しく過ごす日々が増えてきました。

 

 

3か月後には、

前より穏やかに受け答えができるようになり、学校に送迎のみで行けるようになりました。

 

 

そして、不安なこと、自分の考えなど自ら話してくれることが増えていきました。

 

 

これまでは、できないところばかりに目が行き、注意したり指示をしてばかりだったのが、肯定的な注目が何よりも大事でできたところや良いところに注目して褒めることが脳の発達には大切だということを認識できました。

 

 

12月になり、担任の先生から卒業文集についての話がありました。

 

 

息子は始め「絶対書かない!」の一点張りでした。

 

 

文を書くことが大嫌いな息子には、これはさすがに無理だろうなと私も思っていました。

 

 

2週間後、再び卒業文集の話になり、先生から「学校のことでなくても好きなゲームのこととか絵でもいいよ」とアドバイスを受けましたが、本人は納得していませんでした。

 

 

しかし、冬休み直前、私が「今日は卒業文集一緒に考えてみる?書けたらほんとにすごいことだから、ドーンとご褒美あげるよ!」と提案したところ、少し考え、パソコンに向かい始めました。

 

 

「学校でのことを書く」としばらく考え、5年生の時の毛筆のことを書くことに決めました。

 

 

当時の教頭先生は別室にも関わらず毎週のように書写の授業をして下さり、息子も頑張って書き続けた結果、初めて書き初め展に出展されました。息子にとってこれは大きな自信につながったエピソードです。

 

 

作文の構成、言葉を一つ一つ確認しながら、息子は最後まで書ききりました。

書き終えた息子は、とても嬉しそうな晴れやかな表情をしていました。

 
やり切って、大きな自信を手に入れ、元気に遊ぶSくん

4 息子の様子に左右されていた私に振り回されない自信ができました!

 

発コミュを通して肯定的な声がけがいかに大切かを改めて感じました。

 

 

実践することで息子と落ち着いて話ができるようになり、穏やかな時間を取り戻せるようになりました。

 

 

息子の様子に左右されてばかりだったのが距離の取り方を学び、振り回されない自信を持てるようになってきました。

 

 

今後も、学んだスキルを実践し続け、息子のたくさんの可能性を信じ、一つ一つ一緒に頑張っていきたいと思います。

 

 

 

Sくんママにお話をお聞きして記事にまとめました。

執筆者:神山彰子

 

 

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