ギフテッドは、学校で浮きこぼれると言われています。なぜなら、授業で好奇心が満たされないから、周りの子どもたちと興味を持つことが違うからだと言われています。
しかし、好奇心が満たされないから、ギフテッドの子どもたちは学校に行きたがらないわけではありません。
ギフテッドだからといって、みんながみんな難しいことばかり考えているわけではないのです。
仮面ライダー、ガンダム、電車に昆虫、ゲームにYouTubeなど、みんなと同じようなことにも興味を持ちます。ただ、そのことについて、周りの子どもたちよりも情報収集能力が高く、記憶力が高い。
オタク度(専門度)が高く、熱量が高過ぎるために一方的に話をしてしまい、理解してもらえず、勝手に怒り出したり、落ち込むので周りとの距離が生まれます。するとそのことを敏感に感じ取り、孤独を感じるようになってしまうのです。
けれども、一方的に話をするのではなく、理解し合えるコミュニケーションの仕方を体得することで理解してもらえる機会が増え、孤独を感じることも集団に馴染む努力をする必要もなくなります。
私の息子は、友達はいない!学校を爆破してやる!と不登校になりました。
しかし、発達科学コミュニケーションを実践していくことで息子は学校に復帰し、友達からのススメで読み始めた本から視野が広がり、幅広い分野を学ぶようになりました。
学校に行く行かないかが問題なのではありません。才能が伸びる環境をただ用意すればいい訳でもありません。
こだわりが強く、視野が狭くなりがちなギフテッド、特に発達に凸凹がある子どもたちは、できないことに隠されてその才能が見えにくく、伸ばすチャンスを得ることが難しいことがあります。
けれども、人と関わる力をつけて、人と支え合い、切磋琢磨することで成長していくことができれば、どこででも才能を伸ばしていくことが可能です。
この特集記事では、実際に「僕はいらない子なんだ。」「生まれてこなかった方が良かったでしょ。」と孤独を感じて荒れていた子が人と関わる力をつけて、少年野球に取り組むようになった、弟に付き合えるようになった、チャレンジするようになったなど大きく成長した子を紹介します。
できるのにやらない、マイペースで自分勝手だと誤解されてしまうことが多々あるギフテッド男子が自分らしく幸せに生きていくお役に立てて頂けると嬉しいです。