ギフテッド男子は、興味があることに対してまっしぐら!好きなものを見つけると周りの状況を確かめずに走りだします。そんなギフテッド男子の身を守る方法をお伝えします。
1 ギフテッド男子の親って、大変!
ギフテッド(2E)男子って、少し目を離したすきに迷子になる・飛び出す・壊すと危なっかしいですよね。
実は、ギフテッド(2E)男子は、
気になるものを見つけるとそれ以外が目に入らず、気になるもの以外が見えなくなってしまう子が多いんです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子が持つ特性
衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)
とよく似ています。
こういった衝動性が強いタイプの子のお母さんは、追いかけ回すことに必死!道路に飛び出してみたり、ブランコにぶつかりそうになったり、息つく暇もありませんよね。
そんな衝動性が強いタイプの子を追い掛け回すだけで疲れ切ってしまう、そんなお母さんも多いのではないでしょうか?
今でいっぱいいっぱいなのに、子どもの才能を伸ばすことを考えろって言われても無理!と思っていませんか?
その気持ち、よくわかります。
常に神経をピンと張りつめて、子どもを追いかけまわして…ママ友と話をしようと思っても、他の子はママの近くにいるのにうちの子だけ、どこかに行ってしまう。
もーいい加減にして!ちょっとは、落ち着いてよ!って、私は思っていました。
そんなやんちゃな子でも、ちょっと工夫するだけで、親子で落ち着いて生活できるようになるんです。
2 ギフテッド男子を親が危険から守る方法
落ち着きのないギフテッド男子を危険から守る方法!
その第一歩目は、子どもにお母さんの声を聞きたい!と思わせること!
落ち着きのないギフテッド男子は、お母さんの声を聞こうとしていないときがあります。
どんな時があるか?
それは、
①何かに夢中になっている時
これは、夢中で作業している時などです。
その時は、抜群の集中力を発揮している時で脳がぐんぐん発達している時間なので、危険がないように出口の前に座るなど子どもの安全を確保した状態でお母さんは、息抜きしましょう。
②怒られることが日常的になっている、もしくは、怒っていないのに怒られていると感じるようになってしまっている時
ギフテッド(2E)男子は、怒られることが増えると、その人の言葉を聞かないようにして、自分の心を守ろうとします。
または、自信を失っていると他の子が怒られていることまで自分が怒られていると感じてしまうことがあります。
つまりは、怒られている、怒られる、と警戒されてしまうと子どもの耳に大人の言葉が入っていかなくなるんです。
そして、怒られる!と思っている時は、焦って、間違えた行動をしちゃうことがあるんです。
だから、普通の精神状態だったら、やっちゃいけないとわかっていても、お母さんの声に焦って間違えた行動をしっちゃった。
なんてことがたくさん起こるんです。
3 どうしたら、お母さんの声が聞こえるようになるの?
では、どうしたらお母さんの声が聞こえるようになるのでしょうか?
あなたは、どんな人の声を聞きたいですか?
常にイライラして、自分を否定してくる人の声?
いつもニコニコ、自分を肯定してくれる人の声?
もちろん、自分を肯定してくれる人の声を聞きたいと思いますよね。
子どもも同じです。ニコニコ笑って肯定してくれるお母さんの声、これが子どもの一番聞きたい声なんです。
聞いてもらうには、「あなたに話しかけていますよ」と分かってもらうために、近寄って優しい声で肯定する!が基本です!
優しい声で肯定できるようになると、子どもがお母さんの声に耳を傾けるようになります。ビクッと反応するのではなく、スッとお母さんの方を向くようになりますよ。
そこで、ニコッと微笑めたら、100点です!
これを繰り返し続けること。
すると、お子さんが飛び出す前にお母さんに一声かけたり、やってはいけないことを必死に我慢してみたり、行動が変わってきます。
試してみてくださいね♪
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)