1 ギフテッド(2E)男子が学校が苦手な理由
ギフテッド男子は、学校で浮きこぼれると言われています。
授業がつまらないからと言われますが、授業がつまらなくても学校に行くことはできます。
また、ギフテッドの子を集めても一人一人習熟度が違うので、それに対応することは、今の日本では残念ながら難しい。
では、海外のように習熟度で授業を受ければいいのか?
子どものうちから、大人の中で育つようにすることが私はいいことだとは思いません。
なぜなら、我が家のギフテッド(2E)兄弟たち、子どもの中にいる時にいい顔していることと僕は同じ位の子には理解してもらえないと思って欲しくないからです。
多くの人にわかってもらえる、けれども、時には話が伝わらない人がいると正しく認識して欲しいからです。
知能の高さに差があるから、分かり合えないわけではありません。
知能に差があっても大人と子どもが話すようにわかる言葉で伝えれば、伝わります。
逆に頑なに話を聞かない人は、知能の高さに差がなくても伝わりません。
なので、わかってもらえないのは、自分が悪いからだと思うのではなく、相手の状況や伝え方に問題があると正しく認識することが重要です。
なので、ギフテッド(2E)男子には、学校やフリースクールなど同年代の子どもたちと関わる経験をして欲しいのです。
2 ギフテッド(2E)男子は、無理やり学校に行かせた方がいいの?
学校に行って、さまざまな人がいること、色々な感じ方や見方があることを知ることや人と意思疎通ができるようになることはギフテッド(2E)男子にとって、とても重要なことです。
けれども、現在の日本の学校教育では、ギフテッド児、特に2Eの子達は、学校に行くことがつらくなる時があります。
なので、ギフテッド(2E)男子無理やりでも学校に行かせた方がいいのか?というと・・・。
それには、はっきりNO!と答えます。
再登校していた子が再び、不登校になると自殺することがあるというニュースも出ましたよね。
無理やり学校に行かせると家に居場所がなくなり、学校にも居場所がなくなり、子どもの心が壊れてしまうからです。
逆に、家を安心できる場所にしておけば、学校でうまく行かなくても子どもの心は壊れません。
そして、安心できる場所があるから、学校やフリースクールに行ってみよう、チャレンジしようという気持ちになることができるのです。
3 ギフテッド(2E)男子が不登校を克服する3つのステップ
100人以上のギフテッド(2E)男子のママに対応を教えてきてわかったのは、不登校を克服し、学校に通い続けるのには、3つのステップがあるということです。
①家を安全基地にすること。
②ストレスを受けにくい状態にしてあげること。
③学校に味方がいることを知ること。
3つのステップを踏むことで外に出ない状態から抜け出せます。