友だちがいらないは嘘!ギフテッド(2E)男子のお友だちとのコミュニケーション上手くいかない3つの落とし穴~伝え方編~

ギフテッド(2E)男子は、お友だちを必要としていないは嘘です。ギフテッド(2E)男子の認識の違いから生まれる誤解を解くには、話し方のトレーニングが必要です。今回は、その話し方のトレーニング方法を解説します。
 

1  ギフテッド(2E)の男子のコミュニケーションがうまくいかない理由

 
 
ギフテッド(2E)男子は、特定の子と仲良くなるのは得意!でも、みんなと仲良くするのは苦手ですよね。
 
 
なぜ、みんなと仲良くできないのでしょう?
 
 
まず、1つ目の落とし穴は、
・お友だちの間違いを指摘してしまう。
 
 
この問題については、気になる方は、こちらをお読みください♪
 
 
言葉の定義の間違いや科学的におかしいことについて、悪気がなく、間違いを指摘してしまいます。
 
 
2つめの落とし穴は、
・言葉通りに受けとってしまう。(同じ言葉でもお友だちと受け止め方が違う。)
・マイナスの記憶を溜め込みやすい。

 

 
という2つのことで起こることは、
同じ言葉でも、お友だちと違う受け止め方をしてしまい、否定されたと思った記憶を溜め込んでしまい、話しかけてきた子に近寄らなくなるということが起こります。
 
 
今回は、ここの問題について、解決していきたいと思います。
 
 
 
 

2 話すことが変わったら、

 
 
ギフテッド(2E)男子がお友だちと仲良くなるには、トレーニングが必要です!
 
 
なぜなら、ギフテッドは聡明であればあるほど、違うものの見方をしていると言われるからです。
 
 
つまり、聡明であるがゆえに、感じ取れる情報が多いために違う見方をしているということです。
 
 
過去に言われた言葉、過去にされた態度に傷ついているとちょっとした言葉を悪い方にとってしまいます。
 
 
では、どうしたらみんなからの言葉を否定されていると受け取ることがなくなるのでしょうか?
 
 
それは、みんなとの受け止め方の違いに気づくこと!
 
 
ギフテッド(2E)男子は、ちょっとした言葉を非難の言葉として受け取ることがあります。
 
 
例えば、お友だちの「それ、ちがうよ。」の一言で『ぼく、間違えた。違うんだ…』と落ち込んでしまったり、『これでいいんだ!』と怒り始めたり、違うという言葉に注目してしまいます。 
 
 
他には、「やっちゃだめだよ。」と言われてしまうと怒られたと思ってしまいます。
 
 
これは、怒られることが多いので自己肯定感が低くなっていることも影響しています。
 
 
自己肯定感とは、「自分は今のままでいいんだ」と思えることです。自己肯定感が高ければ、自分は今のままでいいんだ!と思えるのですが、自己肯定感が低いと自分はダメな存在だと思ってしまいます。
 
 
詳しくは、こちらを読んでみてくださいね!
 
 
ここでは、受け止め方の改善についてお話します。受け止め方はトレーニングすれば改善するんです!
 
 
 
 

3 受け止め方のトレーニング法

 
 
お友だちの言葉を誤解してしまう子には、お友だちとお子さんの会話を聞き、相手の意図をお母さんが補ってあげましょう。
 
 
ちょっとした意見の食い違いに怒り出す子には、
 
 
意見の違いは否定されていないと伝える例
お友だち:「それ、ちがうよ!」
お母さん:「○○くん(お友達の名前)は、そう思うのね。いろんな考え方があるからねぇ。」
 
 
と人には、色々な考え方があるのだということを言葉に出してお子さんに伝えましょう。否定しているわけではなく、その子とは意見が違うのだということを教えてあげてください。
 
 
心配からくるひと言に怒り出す子には、
 
 
怒っているのではなく心配してくれていることを伝える例
お友だち:「やっちゃだめだよ。」
お母さん:「○○くんは、優しいね。△△(息子の名前)のことが心配なんだね。だから、やって欲しくないんだね。」
 
 
とお友だちが否定をしているのではなく、心配してくれているということを伝えてあげます。すると、お友だちとの会話が肯定的な会話になっていきますよ。
 
 
 
 
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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