1 うちの子はギフテッド?発達障害?
これまで、個別相談で300人以上のギフテッド男子のママからの相談を受けてきて、たくさんのママがうちの子は、ギフテッドなのかどうか?に迷っていることがわかりました。
では、なぜ、そんなにギフテッドかどうかにたくさんのママが迷ってしまうのか?
それは、ギフテッドという言葉から受けるインパクトの強さや本に書かれている子が才能をすでに開花させている子であったりするからです。
そして、医学的な診断基準がないため、医師はギフテッドかもしれないと気がついていても伝えることが難しいからです。
私も、うちの子は、ギフテッドだ!って、認めるのが大変でした。
そして、認めたとしても、どうしたらいいんだろう?と迷っていた時期があります。
だけれども、ギフテッドなんだ!と気が付いて、息子のことを研究していくことで息子への対応の仕方がわかりました♪
息子との関係がよくなっていきました^^
ではギフテッドだと気づくには何が必要になるのか?
一般的にはIQとは言われていますが、それには落とし穴があります。
2 IQテストの落とし穴とは?
たくさんのママがIQテストの結果に振り回されていることがわかりました。
私のところに個別相談にいらっしゃるおかあさんには、
4タイプがあります!
①IQテストの結果から、ギフテッドだとわかっている。
そして、対応の仕方がわからないから、教えて欲しいと言う方
②IQテストを受けて、130以上なかったんだけど、対応の仕方を教えて欲しいと言う方
③IQテストを受けて、IQは平均的、もしくは、平均よりも少し上。
ギフテッドじゃないかもしれないけど、
気持ちに寄り添ってあげたい!
大変な子育てを変えたい!
子どもの生きにくさを解消してあげたいから、学びたいという方
④IQテストを受けたことないけど、
才能を伸ばしてあげたい!
気持ちに寄り添ってあげたい!
大変な子育てを変えたい!
子どもがつらそう、生きにくそうだから、学びたいという方
私は、①~④の全ての学びたいと言う方に
発達科学コミュニケーションを教えています。
なぜなら、
IQテストの結果では、ギフテッドかどうかがわからないからです。
なんで、そう言い切れるのか?
それは、我が家の長男が2回IQテストを受けて、数値が違ったからです。
そして、なぜ、違ったのか?と考えたときに、やる気と環境が違ったということに気が付いたからです。
ちょっと想像して下さい。
お子さんが、IQテストを退屈だと感じたら…
…気が付きました?
頑張って答えようとするよりもテストを早く終わらせるにはどうしたらいいのかを考え始めるのです。
そうしたら、正確になんて測れないし、高い数値が出ないのです。
だから、私は、IQテストの結果をギフテッドかどうかの判定に重視していません。
では、何を重視しているのか?
それは、ギフテッドの特性です。
3 ギフテッドの特性を才能に変えよう!
このギフテッドの子の特徴は、捉え方次第で、長所にもなり、短所にもなります!
例えば、図工で何かを作っているとき、授業時間が終わってもやめずに続けている。
そうすると、時間を守れない、協調性がないと注意されてしまうことがありますが、これはギフテッドの特徴の一つ完璧主義の表れです。
完璧を求める気持ちが強すぎて自分でコントロールすることが難しい、その時に、もう次の授業の時間だからと言われても、切り替えて行動に移せない時もあります。
特に、発達に凸凹があり、ワーキングメモリーが低く、やっていたことを忘れてしまうことがある子は、その特性を自覚しているので、今辞めてしまうと忘れてしまうかもしれないと思い、やめることができなくなります。
けれども、やりたい気持ちを切り替えて、やりたいことをメモに取り、学校の先生に「作品をより良いものにするためにこれをやりたいです!休み時間にやっていいですか?」と伝えられたら、才能があって、やる気のある子に先生の認識が変わるのです。
だからこそ、長所と捉え、伸ばしていく方法をお伝えしているのです。
4 問題を解決するためには何に困っているのかを知ることです!
この記事を読んでくださっている方の中にも、もしかしたら、うちの子、ギフテッドなのかな?
それとも、発達障害なのかな?
それとも『2E』と呼ばれるギフテッドでも発達障害でも両方の特性を持った子なのかな?と思われているかもしれません。
ギフテッドと発達障害は別物ですし両方の特性を兼ね合わせた子も数多くいます。
そして残念ながら、ギフテッドを診断する場所はほとんどありません。
発達障害も診断基準はありますが診断されるかどうかはその地域や状況によっても異なります。
ここ近年、ギフテッドや発達障害の情報が増え、そこが気になってしまうお母さんが増えているなとこれまで100人以上のママたちと会話をして感じています。
だからこそ、診断基準がない、または、診断されるかは状況によって違う、さらに言えば、その子その子で特性の出方が違う。
こう言った現状をまずはお母さんたちには知って欲しいと思います。
だからもしうちの子は、2Eなのかもしれない。と感じたら、我が子がどんなことに困っているか?ママがどんなことに困っているか?
ここにまず注目してみてください。
その上で、じゃあ、どうやってサポートしたらいいんだろう?
と解決策を見つければ、ギフテッドだとしても、発達障害だとしても、2Eだとしても自分らしく生きて行けるようになっていきますよ!
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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