集団が苦手は才能の証!2e 型 ギフテッド男子が才能のある子に変わる役割の手渡し方

 
 

2e 型 ギフテッド男子が集団を苦手とするのは、実は情報収集が上手な証です。この記事では、ギフテッド(2E)長男の学校と家で取り組んだことを事例にし、その能力を活かす方法をお伝えしていきます。

 
 
ギフテッドの子どもたちは、人が好きなのに、集団の中でうまくいかない、わかってもらえないと思うと集団の中にいることを避けるようになってしまうことがあります。
 
 

なぜ、人が好きな2e 型 ギフテッド男子が集団が苦手になることがあるのでしょう?

 
 

それには、2つの理由があります。

 
 

1つ目は、頭の中のことをうまく伝えることができずにわかってもらえないと感じるため、疎外感を感じてしまうことです。

 
 

2つ目は、彼らが周囲の情報に対して非常に敏感で、集団での活動では多くの情報が飛び交い、その情報を処理するだけで疲れてしまうため、彼らは集団を避ける傾向にあります。

 
 

しかし、この情報への敏感さは、彼らの才能の源です。優れた情報収集能力を持っている証拠です。この能力を適切に活かせば、情報を整理し、深い洞察を得る力を発揮することができます。

 
 

 
 
 
 
 

2 集団が苦手を武器するために必要なこと

 

集団に対する苦手さを感じずに、この情報収集能力の高さを活かすには、そうしたらいいでしょうか?

 
 

ギフテッド(2E)男子が情報収集能力を活かすために必要なことは、集団の中で疎外感を感じさせないことです。

 
 

なぜなら、集団の中で疎外感を感じていると間違ったことをしたら、できなかったら、嫌われてしまうかも?余計なプレッシャーを感じることになるからです。

 
 

なので、この疎外感を感じさせないためにギフテッドの子は、クラスの中でプチ先生という役割を与えたらいいよと言われています。

 
 

だけれども、これ日本では難しいのです。

 
 

なぜなら、海外と授業の進め方違うからです。

海外では、学年に関係なく、習熟度に合わせてクラス分けし、その中で自分で調べたり、ディスカッションしていくことで学んでいきます。

 
 

その中でだったら、ギフテッドの子が難しいことを話してもきっと生意気だなと思われることはあっても、わかってくれる子もいると思います。

 
 

けれども、日本の教育は、学年ごとに教科書があり、その内容をみんなが同じレベルで学ぶ、みんなが一定のレベルを理解することに重きが置かれています。

 
 

つまり、ギフテッドの子どもをプチ先生にして、授業で何かを教えさせたら・・・。

 
 

理解できない子が増え、みんなが一定のレベルを理解することにつながっていかないのです。なので、学校の先生は、それをやってあげたいけど、やってあげられないというのが本音だと思います。

 
 

 
 

3 ギフテッド(2E)長男に活躍の場ができた〇〇係

 

私の息子は、IQが高く、発達に凸凹もある2Eと呼ばれる子です。

 
 

小さな頃から、好奇心旺盛で物知り、集団生活への苦手さはあるものの、元気に幼稚園に通っていました。

 
 

しかし、小学生になると問題行動を繰り返すようになりました。

 
 

そして、2年生の授業参観での出来事です。

発明品を考えて、みんなに発表しようという課題で授業が行われていました。

 
 

ドラえもんの秘密道具が大好きで想像力が豊かな息子は、面白い発明品を書いた紙を出して、クラスの同じ班の友達に自信満々に発表をしました。そこまでは、良かったのですが・・・。

 
 

その班の中から、代表で発表する子を選ぶ時です。多数決が始まりました。

 
 

すると、息子は自分のが一番いいと言い出しました。それに賛同してくれた子もいましたが、「他の子に票を入れるんだよ!」と怒り出す子もいて、いつしか喧嘩に・・・。

 
 

それをみていて、うちの子を授業中にプチ先生にしたら、「エコ贔屓だ!何を言っているかわからない。」そう言われるだろうと私は考えました。

 
 

なので、プチ先生にするのではなく、息子の得意なことで居場所を作るには、どうしたらいいのだろう?もっと息子の得意なところを理解してもらうにはどうしたらいいのか?息子の情報収集能力を活かして、みんなの役に立てる方法を考えました。

 
 

そこで出てきた案が、新聞係です。息子の考えていることをみんなの時間を使って伝えるのではなく、息子が面白いと思って、調べたことを新聞にして、読みたい子に読んでもらう、知りたい人はそれを読んでもらう、息子と同じように文字を読むことが好きな子から仲間にしていく作戦です。

 
 

すると、読んで気になった子は、息子に質問したり、話をしにくる、立派なプチ先生の出来上がりです。

 
 
 

 
 
 

4 集団が苦手を放置してはいけない理由

 

集団に対する苦手意識をお子さんが持っているのなら、今すぐにでも苦手を強みに変えてあげましょう。

 

 

なぜなら、苦手意識を持ってしまうと集団を避けるようになっていきます。集団を避け続けると「僕はみんなに理解してもらえない存在なんだ」と感じ、自己評価を低くしてしまうからです。

 

 

自己評価が低くなると自分を否定するようになったり、僕にはどうせ無理!と挑戦できなくなってしまいます。やる気が減り、才能を伸ばす機会を逃してしまうこともあります。

 

 

なので、苦手意識を減らして、自分の強みとしてこの能力を活用できるようにな理、強みに変えていくことが必要なのです。

 
 
とは言っても、そもそも学校にいくことをすでに嫌がっている、学校の先生に新聞係にしてください!と言ってもわかってもらえない、そんなこともあると思います。
 
 
そこで、まずは、おうちで情報収集能力を活かした役割を手渡していく方法をお伝えします。
 
 
 
 
 

5 学校だけじゃない!集団が苦手が武器になる!ギフテッド(2E)男子への役割の手渡し方

 

集団が苦手を武器にするには、ギフテッド(2E)の子の情報収集能力を活かした役割を手渡すことが必要です。

 

 

そして、集団が苦手を武器にすることができるのは、学校でだけはありません^^

 

 

まずは、おうちで役割を手渡して、子どもの情報収集能力を認める、褒めてあげる場所を設けましょう。

 
 

リサーチや観察力を活かせる場面を用意しましょう。例えば、家庭でネットを使ってリサーチさせる。

 

 

今日の天気は?気温は?

 

 

今日出かけるのに、傘入る?外に洗濯物を干してもいい?

 

 

ニュースやネットで情報収集。実際に空を見て、天気予報!!

 

 

ママのお天気大臣に任命して、集めた情報を整理して、予報を教えてもらいましょう^^

 

 

さらに、家族の中で旅行のプランニング係に!家族の意見や情報を整理して、みんなが笑顔になるプランを提案する力を磨かせましょう。

 
 
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子
 
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