休み明け「学校に行きたくない!」その前に出る不安のサインと行き渋りを和らげる方法

夏休みなどの休み明けに「学校行きたくない」と言うのは、わがままや甘えとは限りません。それは子どもの不安のサインかもしれません。この記事では新学期前に子どもの不安のサインに気づき、不安があっても行動できる関わりをお伝えします。

「学校に行きたくない」と言われ焦っていませんか?

もうすぐ長かった夏休みが終わります。

 

「ようやく学校が始まる」と思う一方で、休み明けで「学校行きたくないと言い出したらどうしよう」「1学期のように行き渋りが始まったらどうしよう」と、休み明けを不安に感じているママはいませんか?

 

夏休み後半の「学校に行きたくない」と言う発言は決してわがままではありません。休み明けの学校を思い浮かべたことで、登校不安が高まっているサインかもしれません。

 

登校不安とは、学校へ行くことに対して不安や緊張、恐怖を感じる状態です。

 

この記事では、休み明けに「学校行きたくない」と言う子どもの不安のサインに気づき、不安があっても自分から動けるようになる関わり方を、わが家の体験をもとにお伝えします。

 

休み中は元気に過ごしていたのに、新学期が近づいた途端に「学校に行きたくない」と言い始めると、親は

「生活リズムを戻さないと」
「宿題を早く終わらせないと」
「このままでは学校に行けないかもしれない」

と焦りやすくなります。

私も以前は、学校へ行ける状態に戻そうとして、できていないことを見つけては指示を増やしていました。

 

けれど、不安が強いときに指示を増やすと、かえって子どもの緊張が高まり、次の行動を起こしにくくなることがあります。

 

必要だったのは、無理に学校へ向かわせることではありませんでした。まず、子どもが安心して自分から動ける状態をつくることだったのです。

 

\1日1回質問するだけ!/
母子分離不安の子の
行動力を伸ばす方法がわかります!
▼▼▼

 

「学校行きたくない」だけじゃない!娘が出していた不安のサイン

休み明け前の登校不安のサインは「学校行きたくない」という言葉だけに表れるわけではありません。

 

現在小学3年生の娘は、小学1年生の1学期から行き渋りがありました。夏休み前には付き添い登校になり、週に何度か学校を休むようにもなっていました。 

 

夏休み中は元気に過ごしていたため、私は少し安心していました。その一方で、「夏休み明けにまた学校行きたくないと言い出したらどうしよう」という不安もありました。

 

そして夏休み後半になると、娘に少しずつ変化が見られるようになりました。

・「学校嫌だな」という発言が出る
・姉への当たりが強くなる
・ちょっとしたことでイライラする

という変化が見られるようになりました。

そして夏休み明けには、再び行き渋りが始まり、付き添い登校や五月雨登校が続きました。

 

私はそのとき初めて、「学校行きたくない」という言葉だけではなく、姉にきつく当たったり、イライラしたりしていたことも、娘の不安が高まっているサインだったのかもしれないと気づきました。

 

休み明けに「学校行きたくない」が強くなる理由

休み明けに学校行きたくないと感じる背景には、一つではなくいくつもの不安が重なっていることがあります。

 

学校生活そのものに苦手や不安がある

大人から見ると当たり前に見える学校生活が、子どもにとっては大きな負担になっていることがあるのです。

 

たとえば、

・集団行動でみんなと同じように動く
・苦手な友達とも同じ空間で過ごす
・授業中に長い時間座る
・先生の大きな声を聞くと自分が怒られているように感じる
・周りの音や刺激の中で過ごす

 

学校では、子どもが毎日たくさんのことを頑張っています。

 

長い休みが終わると、「また頑張らなければならない」という不安が高まるのです。

 

見通しが立たないことに不安を感じる

特に不安が強い子は、まだ起きていないことまで悪い方向へ想像してしまうことがあります。

 

2学期は行事が増えたり、勉強が難しくなったりするため、

「何があるのかわからない」
「うまくできるかわからない」

 

という見通しの立たなさも、不安につながるのです。

 

母子分離不安

母子分離不安とは、母親など愛着のある人から離れる時に強い恐怖や不安を感じる事です。

 

母子分離不安がある子にとって、学校が始まることは、安心できる親と離れる時間が増えることでもあります。

 

夏休み中は一緒に過ごせていたからこそ、休み明けに再び離れることへの不安が強くなる場合があります。

 

このように、学校生活への不安、先の見えない不安、親と離れる不安などがいくつも重なると、子どもの中では不安が大きくなり、次の行動を起こしにくくなります。 

だからこそ、休み明けに「学校行きたくない」と言う子を前にしたとき、「学校へ行こう」と行動だけを急がせるのではなく、まず子どもが動ける状態をつくることが必要です。

 

不安に気づくのは、子どもを動かさずに様子を見るためではありません。子どもが再び、自分で考え、自分から一歩を踏み出せるようにするための準備なのです。

 

\300人が変化を実感!/
「ママ一緒に来て!」から卒業する方法
↓↓無料ダウンロードはこちらから↓↓

 

夏休みの最後にできる3つの関わり方

夏休みの最後に意識したいのは、「学校へ行かせるための準備」だけではありません。

 

不安が高まっている子どもが安心を取り戻し、少しずつ自分から動き始められる関わりを増やすことです。

 

子どもの不安のサインに気づく

まずは、休み明け前「学校行きたくない」という言葉以外にも、言葉になっていない不安が表れていないか見てみます。

たとえば、

・兄弟げんかが増えた
・ちょっとしたことで怒る
・今までできていたことをしなくなった
・好きなことをあまりしなくなった
・朝なかなか起きられない

 

こうした変化も、不安が高まっているサインになることがあります。

 

「最近わがままになった」と見るのではなく、「もしかすると不安が増えているのかもしれない」と捉え直すことが、関わり方を変える第一歩になります。

 

ママの見方が変わると、子どもを急かしたり注意したりする回数も減っていきます。すると子どもにとって安心できるやり取りが増え、次の行動に向かうための余裕が生まれます。

 

できていないことより「動き始めた瞬間」を見る

大人はつい、「最後までできたかどうか」で子どもを見てしまいます。けれど、不安が強い子にとって大切なのは、完璧にできることではありません。

 

自分で考え、ほんの少しでも行動を始められたことに気づいてもらう経験です。

 

たとえば、子どもが「着替え持ってきて」と言ったとき。

「自分で取りに行きなさい」ではなく、

「着替えようと思ったんだね」

と、まず自分で考えたことを認めます

 

宿題をしていなくても、机に筆箱が出ていたら、

「筆箱を準備したんだね」

と、行動の始まりを言葉にします

 

自分で考えて、自分から動き始めた瞬間を本人に気づかせるためです。

 

こうした経験が増えると、

「自分でできた」
 「少しなら動ける」

という感覚が育っていきます。

 

その「自分にもできる」という感覚が、次の一歩を踏み出す力につながります。

 

3Sで安心できる会話を増やす

子どもは言葉の内容よりも表情、声色などの非言語情報が先に処理されます。そのため不安な時ほど言葉の内容だけでなく「伝え方」が重要です。

 

私が意識したのが3Sです。3Sとは

・Smile:笑顔で
・Slow:ゆっくり、間を取って
・Sweet:やさしい声で

 

たとえば同じ「着替えようか」という言葉でも、焦った表情や強い口調で言われるのと、笑顔でゆっくり伝えられるのとでは、子どもの受け取り方は変わります。

 

休み明けが近づくと、親も不安になるため、知らないうちに声が強くなったり、指示が増えたりしがちです。

 

そんなときこそ3Sを意識して、子どもが「ここでは安心していい」と感じられる会話を増やしていきます。

 

安心できる状態になると、周りの言葉を受け取りやすくなり、自分で考える余裕も生まれます。

その余裕が、

「やってみようかな」
 「少し動いてみようかな」

という行動につながっていきます。

不安をゼロにしてから動くのではありません。安心できる状態をつくることで、不安があっても自分から動けるようにしていくのです

 

 

ネガティブ発言が増えたときにこそしてほしいポジティブ習慣はこちら▼▼▼

 休み明けも自分から動き出せるようになった娘の変化

以前の私は、休み明けが近づくと、

「生活リズムを戻さなきゃ」
 「宿題を終わらせなきゃ」
 「新学期に向けてちゃんとさせなきゃ」

と焦っていました。

 

けれど今は、まず子どもの様子を見て、

「登校不安が高まっているのかもしれない」

と気づくことを大切にしています。

 

この関わりを続けた結果、娘は小学2年生の夏休み明けには、以前のような強い行き渋りは見られなくなりました。

 

もちろん、休み明けに学校を休むことはありました。それでも、少し休むと、また自分から動き出せるようになったのです。

大切なのは、「学校行きたくない」と言わなくなることでも、不安をすべてなくしてから登校することでもありません。

 

不安があっても、自分で考え、自分から次の一歩を選べる状態を育てていくことです。

 

休み明けに「学校行きたくない」と言われたら、「学校モードに戻さなきゃ」と急ぐ前に、「この子は今、登校不安が高まっているのかもしれない。だから、まず自分から動ける状態をつくろう」

 

と捉えてみてください。

 

その見方が、行き渋りに振り回されるのではなく、子どもの「自分で動く力」を育てる関わりへの第一歩になります。

 

休み明けの「学校行きたくない」に関するFAQ

夏休み明けに「学校行きたくない」と言うのは甘えですか?

甘えとは限りません。

学校生活への苦手意識や見通しが立たない不安、親と離れる不安などが重なり、休み明けに登校不安が強くなることがあります。

まずは「行きたくない」という言葉を否定せず、その背景にある不安に目を向けることが大切です。

休み明けの行き渋りを防ぐために生活リズムを整えるべきですか?

生活リズムを整えることも大切ですが、それだけで登校不安がなくなるわけではありません。

生活リズムを戻すことに必死になり、指示や注意が増えると、子どもの不安を強める場合があります。

まず安心できる会話や、できていることへの肯定を増やし、そのうえで無理のない範囲で生活を整えていきます。

子どもが休み明けに学校行きたくないと言ったら、最初に何をすればいいですか?

最初にすることは、登校させる説得ではなく、子どもの不安のサインを観察することです。

怒りやすくなっていないか、兄弟げんかが増えていないか、今までできていたことができなくなっていないかを見てみてください。

そのうえで、小さくできていることを言葉にし、笑顔・ゆっくり・やさしい声の3Sで安心を届けていきましょう。

 

\1日1回質問するだけ!/
母子分離不安の子の
行動力を伸ばす方法がわかります!
▼▼▼

\300人が変化を実感!/
「ママ一緒に来て!」から卒業する方法
↓↓無料ダウンロードはこちらから↓↓

<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー 
澤村祐依

タイトルとURLをコピーしました