休み明け、「学校行きたくない」と言われ焦っていませんか?
楽しく過ごした夏休みが終わり、いよいよ学校が始まるという時に、
子どもから「学校行きたくない」と言われると、
「休み中はあんなに元気だったのに…何で?」
「またか…」
と焦ってしまいますよね。
「とにかく学校へ行ってほしい!」
その想いで、励ましたり、急かしたりして動かそうとしてしまうこともあるかもしれません。
だけど実は、その関わりが休み明けの行き渋りを長引かせてしまうことがあります。
この記事では、休み明けでも子どもが自分から学校へ向かえる関わり方を、私の体験をもとにお伝えします。
私も以前は、行き渋る息子を急かし、無理やり学校へ行かせようとしていました。
休み明けの朝になると、
「今日は学校休む。」
「お腹が痛い。」
と言って布団から出てこない息子。
そのたびに私は、「またか…」
と焦り、説得したり、励ましたり、
時にはイライラをぶつけてしまっていたのです。

「あんなに元気だったのに、学校は行けないの?」
「休み中にしっかり楽しんだんだから、やることはちゃんとやってよ。」
そんな気持ちでいっぱいでした。
だけど後から知ったのは、
休み中に元気があることと、学校へ行けることは別だったということです。
休み明けに動けなくなる子には、ちゃんと理由がありました。
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休み明けに「学校行きたくない」と言う本当の理由
休み明けに「学校行きたくない」と言われると、
「夏休み中に生活リズムが乱れたからかな?」
「ゲームやYouTubeを自由にやらせ過ぎたから?」
そう考えてしまいますよね。
だけど、本当の理由はそこではありません。
休み明けに「学校行きたくない」と言うのは、
学校で感じた不安や緊張の記憶が残っているためです。
学校では、
- 友達との関わり
- 授業
- 先生とのやり取り
- 集団生活
など、子どもは毎日たくさんのことを頑張っています。
その中で感じた不安や緊張は、夏休みが来たからといって消えるわけではありません。
そのため、休み明けが近づくと、
「また学校が始まる」と脳が過去の記憶を思い出し、「学校行きたくない」という気持ちにつながってしまうのです。

ここで多くのママは、
「慣れるまでとにかく頑張ろう!」
「行ってしまえばきっと大丈夫!」
と励ましてなんとか行かせようとします。
ですが、特に不安を感じやすい子は、
ママに励まされたり背中を押されたりすると、自分の抱えている不安よりも「行かなきゃ」を優先して動いてしまうことがあります。
一見すると学校へ行けたように見えますが、子どもの気持ちは、
「よし、行こう!」ではなく、「イヤだけど仕方ない…」という状態です。
そのため、自分で「行こう」と決めて学校へ向かった経験にはなりません。
すると子どもの中には、
「学校は自分から行きたい場所」ではなく、
「学校は頑張らないと行けない場所」という記憶が積み重なっていきます。
だから休み明けになるたびに、「また頑張らなきゃ」という気持ちが先に立ち、学校へ向かうことが苦しくなってしまうのです。
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休み明けでも自分で「行こう」と決められる3つの関わり方
休み明けの朝、子どもが自分から学校へ向かうためには、
「学校へ行かせること」よりも、自分で「行こう」と決められる状態をつくることが大切です。
そのためには、子どもを急かしたり動かしたりするのではなく、安心して自分で考え、選べる関わりに変えていきましょう。
私が実践して効果を感じた3つの方法をご紹介します。
子どもを動かすより、まず安心できる状態をつくる
子どもが「学校行きたくない」と言うと、
「どうするの?」
「早くしないと遅刻するよ。」
と、答えを急がせたくなりますよね。
ですが、休み明けは子どもの頭の中が不安でいっぱいです。
そんな状態では、自分で考えて行動することができません。
だからまずは、
「そっか。」
「そう思ったんだね。」
と気持ちを受け止め、安心できる状態をつくることが大切です。
安心できると、子どもは少しずつ自分で考えられる状態へ戻っていきます。
「行く?」ではなく「どっちにする?」と選ばせる
安心できたら、次は子どもが自分で決める経験をつくっていきます。
「学校へ行く?」と聞いてしまうと、不安が強い子には難しい質問です。
そんな時は、
「着替えを先にする?朝ごはんから食べる?」
「ランドセルを持つ?靴を履く?」
など、小さなことを選んでもらいましょう。
大切なのは、学校へ行くかどうかを決めさせることではありません。
「自分で決めて動けた」という経験を積み重ねることです。
小さな選択でも、自分で決めて動けた経験は、
「やらされた」ではなく「自分でできた」という自信につながっていきます。

「学校へ行けた」ではなく「自分で決められた」に注目する
休み明けは、「学校へ行けたかどうか」だけをゴールにしないことも大切です。
例えば、
「自分で制服を選べたね。」
「自分でランドセルを持てたね。」
「玄関まで来られたね。」
など、自分で決めて動けた行動をそのまま伝えてあげましょう。
子どもは、「ママに言われたからできた。」ではなく、「自分でできた!」という感覚を積み重ねていきます。
この経験が増えることで、「学校は頑張らないと行けない場所」という記憶が、「自分で決めて行けた場所」という記憶へ少しずつ書き換わっていきます。
ひとりで「行ってきます!」と言える子に変わった我が家の変化
この関わりを続けていくうちに、息子は少しずつ自分で考えて動けるようになりました。
今では毎朝、自分でランドセルを背負い、玄関から「行ってきます!」と一人で学校へ向かっています。
もちろん、一日で変わったわけではありません。不安そうな表情を見せる日もあります。
だけど、以前のように私が励ましたり急かしたりして学校へ行かせることはなくなりました。
子ども自身が、「どうしようかな。」と考え、
「行ってみよう。」と自分で決めて動けるようになったからです。
休み明けに「学校行きたくない」と言われると、
「どうしたら学校へ行ってくれるの?」
と焦ってしまいますよね。
ですが、本当に大切なのは、その日だけ学校へ行かせることではありません。
子どもが自分で「行こう」と決められる力を育てることです。
そのためには、
- 安心できる状態をつくる
- 小さなことでも自分で選ぶ経験を増やす
- 「自分で決めてできた」を積み重ねる
この3つの関わりを続けてみてください。
そうすることで、
「学校は頑張らないと行けない場所」だった子どもの記憶は、
「自分で決めて行ける場所」へと少しずつ変わっていきます。
そしていつか、
ママが背中を押さなくても、玄関から笑顔で「行ってきます!」
と送り出せる朝がきっと増えていきますよ。

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休み明けの行き渋りでよくある質問(Q&A)
A.必ずしも夏休み中の過ごし方が原因とは限りません。
生活リズムの乱れやゲーム・YouTubeの時間が影響することもありますが、それだけで休み明けの行き渋りが起こるわけではありません。
特に不安を感じやすい子は、学校で感じた不安や緊張の記憶が残っていることで、「学校行きたくない」と言うことがあります。
大切なのは、夏休み中の過ごし方を後悔することではなく、子どもが安心して自分で「行こう」と決められる関わりを積み重ねていくことです。
A.子どもの状態を見ながら判断することが大切です。
無理に学校へ行かせることも、毎回すぐに休ませることも、どちらが正解とは言えません。まずは安心できる状態をつくり、子どもが自分で考えられる状態になってから、その日の様子に合わせて判断していきましょう。
A.「学校へ行かせること」よりも、「自分で決めて動けた経験」を増やすことが大切です。
安心できる状態をつくり、小さな選択を子どもに任せ、「自分で決めてできたね」と伝える関わりを続けることで、「学校=頑張る場所」という記憶が少しずつ変わっていきます。
大切なのは、不安をなくしてから動かそうとするのではなく、安心できたタイミングで小さな挑戦につなげ、「不安があってもできた」という経験を増やしていくことです。
安心から挑戦へ進み、「ひとりでできた」を増やしていくためのママの関わりについては、こちらの動画で詳しく解説しています。
<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
仲村 まな




