子育てがうまくいかない時、
親側の問題として、
・一貫性のない親の態度
・条件付きの愛
・子どもをコントロールしたい欲望
が起こっています。
それはやがて
子どもから親への不信感に。
ママたちからのどんなお悩みも
ほとんどは
ここに凝縮されていると
感じています。
前回は一貫性のない親の態度について
お話ししました。
今回は
条件つきの愛について
お話ししますね。
条件付きの愛
条件付きの愛とは
子どもに対して愛情を感じていても、
その愛情には
条件がついている状態を指します。
つまり、
ある条件を満たした場合にのみ
愛情を示し、
そうでない場合は
愛情を示さないということです。
例えば、子どもが自分にとって
都合のいいことをしてくれたり、
自分の要望に応えてくれる場合には
愛情を示し、
そうでない場合には
冷たくなってしまうということが
条件付きの愛にあたります。
よくあるのが、
行き渋り、不登校の子ども
に対する親の態度です。
子どもが学校に行くと言えば、
親は喜び、
直前になって
やっぱり行けないとなった途端、
親は悲しい顔をする・・・
こんなふうに親の気持ちが
「学校に行く」
「学校に行けない」
という条件を通して子どもを見ると
子どもは
「学校に行けない自分」は
必要とされていないとか、
期待に応えられなかったことで
自分は価値がないと
感じてしまいます。
無条件の愛
もし、無条件の愛ならば・・・
学校に行くとか行かないは
関係ありません。
なんの見返りもなくても
ただ、存在するだけで
ただただ愛おしい。そんな愛です。
子どもに次々と条件を
突きつけてしまう・・・と
自己嫌悪に陥るママは
我が子が生まれてきた日のことを
思い返してみると良いでしょう。
生まれてきてくれて
ありがとう。
ただただ、我が子の存在が
嬉しかったのではないでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんに
次々と条件を突きつける
人はいないはずです。
ですが、いつの間にか
子どもの成長とともに
周囲と比べ、
成長の早い遅いが気になったり
周りに迷惑をかけないように
必死になるあまりに
条件だらけになっていたのでは
ないでしょうか。
子どもの問題に
ぶち当たった時こそ、
条件付きの愛になっていないか
見直してみて下さい。
無条件の愛は勇気づけの子育てへ
無条件の愛を注ぐことは
子どもに
勇気づけることになります。
うまくやれている時だけ
愛するのでは
勇気づけにはなりません。
どんな状態であっても
無条件の愛を届けることで、
子どもは困難をのりこえ、
変化・成長しつづけるために
必要なエネルギーを
貯めることができます。
この、変化成長するための
エネルギーを注ぐことを
勇気づけと言います。
勇気づけの効果は
自分は大丈夫だ、
そう自分を信じることができます。
自信がある人は
チャレンジすることができます。
ストレスが軽減できます。
モチベーションを
向上させることができます。
親子の信頼関係が
強くなります。
反対に勇気がないと、
人は何もできません。
勇気をなくした人は、
大きな劣等感をもち、
言い訳して
行動しなかったり、
責任から逃げたりします。
行動しないということは
脳の成長が止まって
しまっているということ。
これではまずいですよね。
お子さんが調子の悪い時、
うまく行かない時こそ、
無条件の愛が必要なのです。
無条件の愛って具体的にどうするの?
無条件の愛とは、
子どもをただただ受け入れ、
認め、愛することを指します。
親が子どもに対して
無条件の愛を示すことで、
子どもは自己肯定感を持ち、
自分自身を受け入れることが
できるようになります。
無条件の愛を表現するには、
どんなふうにすれば良いかご紹介しますね。
1、子どもが感じている感情を理解し、
否定せずに受け止めます。
2、子どもの話をよく聞き、
意見を尊重します。
3、子供に愛情を示します。
ハグしたり、
目と目を合わせて会話する、
スキンシップも効果的です。
子どもの興味のあることに
関心を持ちます。
こんなふうにして
子どもに無条件の愛を示すことで
子どもは自分自身を受け入れて、
自己肯定感が育ちます。
ぜひ、お子さんを無条件の愛で
受け止めてあげて下さいね。