話を聞いていない不注意型ADHDグレーゾーンキッズが話を聞けるようになる3つのサポート

「先生、なんて言ってたー?」と聞いても「知らないー!」なんて答えしか返って来なくて困っているADHDグレーゾーンキッズのお母さんに、お子さんが話を聞けるようになるためのサポートの仕方を紹介します。
 
 

1.話を聞いていなくて、なにを聞いても「忘れた」と答えるADHDグレーゾーンの子ども

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンのお子さんが園や学校で話を聞いていないことに悩んでいませんか?
 
 
先生なんて言ってた?と聞いても、「わからないー」とか「忘れたー」という答えが返って来て、様子が全くわからなかったりしませんか?
 
 
我が家のADHDグレーゾーンの息子はまさにこのタイプです。
 
 
普段の生活の中でのことはもちろんのこと、本人が楽しみにしている行事などに関する話でも聞いていません。
 
 
配られた手紙などの内容がわからず子どもに聞いてみても、全く覚えていなくて困ることがしばしばでした。
 
 
低学年くらいまではまだ小さいからこんなもんなのかな、とか男の子は話を聞いてないってよく聞くし仕方ないのかな、なんて諦めてもいました。
 
 
 
 
しかし年齢が上がって来ても返って来る答えは変わらず…。
 
 
息子の友達のお母さんに聞くと、ちゃんとした情報が入って来て、あれ⁈と思い始めました。
 
 
いつまでも親がフォローし続けられるわけではないので、このまま放っておいたら話が聞けなくて困るようになるのは本人なのでは?と危機感を持つようになりました。
 
 
ところで、そもそも息子はなぜ話を聞いていないのでしょうか。
 
 

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2.「不注意」型のADHDグレーゾーンの子は注意を向けるのが苦手

 
 
ADHDグレーゾーンの特徴の一つに、不注意というものがあるのはご存知ですか?
 
 
不注意とは、脳の特性により物事に注意を向けることが難しい状態のことです。
 
 
例えば先生が話をし始めたら、その話を聞こうと先生に意識を向けますよね。ADHDタイプの不注意傾向の子は、先生が話し始めても意識を向けることができません。
 
 
周りに注意が向けられないので、自分には関係ないことだと思っていたりします。
 
 
また、他の刺激が気になってそちらに気を取られてしまっていたり、声がしていること自体を認識していないということもあります。
 
 
 
 
それから、不注意の傾向があると聞いたことややったことをすぐ忘れてしまうという特徴もあります。
 
 
話していることや、やっていることそのものに注意を向けられていないため、情報が流れてしまうようなイメージです。
 
 
不注意の程度は子どもによってそれぞれ違いますが、これから先、周りの話を聞けないと本人が困ることが出てきます。
 
 
何をすればいいかわからなくなったり、大切なことを忘れてしまったりと生きて行く上で大きな問題にぶつかってしまうかもしれません。
 
 
そうならないために、本人のためにもできることを今からしてあげたいですよね!
 
 
次の章ではそのサポート方法についてお話していきます。
 
 

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3.ADHD「不注意」型の子に必要な3つのサポート

 
 
ADHDグレーゾーンの子どもたちは一見普通に見えるので、みんなと同じことが出来ないとサボっているとかやる気がないと思われがちです。
 
 
けれど、実は同じことをしたくても出来なかったり、みんなと感覚が違うために本人も困っていたりします。
 
 
不注意により先生が話している内容を聞いていないお子さんには、まずは大人のサポートが必要です。
 
 
意識を向けさせることで話を聞ける状況を作ってあげましょう。
 
 
①話をするときにまず名前を呼ぶ
ADHDグレーゾーンの不注意型のお子さんは、意識が向いていないときはまず話は入って行きません。
返事をしたとしても、反射でしているような状態です。
 
 
我が家では名前を呼んで本人の意識がこちらに向いたことを確認してから話すようにしています。
向いていない間は話しません。
 
 
②話した後に再度確認する
家では、今どんな話をしていたかな?と自分の言葉で説明してもらいます。
 
 
学校などの集団生活の中では特に、みんなへ周知したあとに再度個人的に話してもらうなど配慮してもらうと効果的です。
 
 
③本人への意識付けをする
学校では先生にお願いして協力してもらうことが一番ですが、毎回特定の子に配慮するのは難しいこともありますよね。
 
 
お母さんがなかなか先生へお願いしにくいという状況もあるかもしれません。
 
 
その場合、日頃から本人へこの話は聞いて来てね」とミッションを与えておくなど、自分は関係ないと思わないように練習しておくと良いです。
 
 
何度か続けることで段々と今は話を聞いた方が良いな、ということを覚えていきます。
 
 
 
 
これを続けることで自分で注意して意識を持って行けることも増えて、質問しても「知らないー」「忘れたー」という答えが返ってくることは少なくなりました。
 
 
最近では連絡帳に書いておく、ノートの隅にメモを取るなど自分で対処法を編み出していて、以前のように覚えてないという状態は減って来ました!
 
 
お子さんによって意識を持って行きにくい場面や原因は違いますので、お子さんをよく観察してみてください。
 
 
そして、どういう場面に意識が持って行きにくいのかを見つけてあげて、お子さんに合ったサポートをしてあげてくださいね!
 
 
執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 

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