ADHDグレーゾーンのお子さんがなかなか勉強に取り組めなくて困っていませんか?音楽は脳を活性化する働きがあります。この記事では好きな音楽を聴きながら勉強するときのメリットをお伝えします。
1.ADHDグレーの息子が考えた音楽を聴きながら勉強する方法
お子さんがなかなか勉強に取り組めなくて、やらせるのに一苦労…。毎日グッタリしてしまうというお悩みをよく聞きます。
宿題はできればなにも言わなくても自分から取り組んで欲しいですよね。
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの息子は音楽を聴きながら勉強を始めます。
本人曰く、音がある方が集中できるそうです。
この方法は息子が自分で始めたのですが、本人に合っているようで最後まで調子よく勉強に取り組むことができます。
音楽がある方が宿題がはかどったり、勉強がやりやすいという感覚に身に覚えのある方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も中学や高校のころ、テスト勉強をするときはラジオなどを聴きながらやる方が集中できました。
ではなぜ音楽や音があると勉強がはかどったり、集中力が上がるのでしょうか?
2.音楽を聴いて勉強するメリットは脳の活発化
音楽を聴くと音楽の微妙な変化を自然に脳が捉えるので、周りの環境への認知や集中が上がります。
また、音楽は一緒に覚えたことを記憶に残しやすいとも言われています。
香りなどもそうですが、昔よく聴いていた音楽を耳にするとそのときの情景がパッと頭の中に浮かんで来ることがありますよね。
一緒に覚えると、その音楽を聴いたときに覚えたことをセットで思い出せる作用があるので記憶力を上げることもできるのです。
これは脳の中で記憶に関係している前頭葉という部分が活発に活動しているということです。
つまり、音楽を聴きながら勉強をするということは、脳に刺激を与えて活発に働いている状態で取り組むことになるので、調子よく取り組むことができるのです。
このように音楽や音がある方が調子が良くなるというADHDタイプのお子さんは、好きな音楽を聴きながら勉強することで、さらに脳の発達を促すことができます。
3.勉強へのやる気を引き出す好きな音楽の効果
音楽を聴きながら勉強することを取り入れるときは、本人の好きな音楽にすることがポイントです。
好きということは良い記憶があるということなので、嫌なことや取り組みにくいことを始めるときに嫌な記憶をカバーしてくれるという効果も期待できます。
大人でも好きな音楽を聴くとテンションが上がって楽しい気持ちになりますよね♪
楽しいことで記憶の上書きをすることで勉強への嫌な気持ちが薄まって、取り掛かりやすくなるかもしれません。
ただし音楽を聴く方法を試してみるときは、他の言葉が入って来たり、音が邪魔になってしまうと効果は感じにくくなってしまいます。
歌詞がないものを選んだり、音量は小さめにしておくなどお子さんに合わせて様子を見てくださいね。
息子はこの曲が終わるまでにここまで終われるかな?なんて勉強の内容によってはゲーム要素を取り入れたりして楽しんでいますよ!
ADHDグレーゾーンのお子さんがなかなか勉強に取り組めないというときは、好きな音楽を聴きながら勉強してみる方法を試してみてくださいね!
❕注意❕聴覚が過敏で音に敏感なお子さんは逆に集中できなくなってしまうので、残念ながら避けた方が良いです。その場合は周りから刺激が入らないような静かな環境を作ってあげてくださいね!
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
ADHDタイプのお子さんをやる気にする方法はお子さんに合わせて色々あります。他の方法あるかな?と気になった方はメール講座もオススメです。