先生とタッグを組んで効果は倍増!?発達障害・ADHD系男子の集中力アップ大作戦とは?

お子さんの学校生活でお悩みはありませんか?発達障害・ADHD系男子は明るく素直で憎めないお子さんが多いのですが、その反面学校でトラブルメーカーになっていたりします。個別相談でも特にお悩みの多い「授業に集中できない」その解決方法とは?
 

1.お子さんの学校生活でこんなお悩みはありませんか?

 
 
お子さんの学校生活でこんなお悩みはありませんか?
 
 
●授業に集中できない
 
●勝手に発言したり、友達と話をしてしまう
 
●休み時間のできごとを引きずって切り替えができない
 
●勉強を嫌がっている
 
 
これは2年前の今頃、私が実際に悩んでいたことです。
 
 
 
 
私の息子は小学校4年生。注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーンです。
 
 
学校でこんなにトラブルがたくさんあって、正直私はどれから手をつけていいかわからない状況でした。その中でも「授業に集中できない」ということには特に悩みました。
 
 
ですが、3学期にはほとんど問題なく参加することができるようになったんです。
 
 
つまり、解決まで3か月です。ちなみに悩んでいた期間は1年以上です。
 
 
1年以上悩んでいたことが3か月で解決って信じられますか?そのために、私はどんなことをしたと思いますか?
 
 
もちろん、親子のコミュニケーションを変えることは大前提ですが、これらのお悩みは学校で起こることなので、先生にも協力してもらうのが理想的です!
 
 
具体的にどんなことをしたのかを今回はご紹介します。
 
 

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2.発達障害・ADHDタイプの子どもが集中できない理由とは?

 
 
そもそも、息子のようなADHDタイプの子どもはなぜ集中力が続かないのでしょうか?それには、ADHDの特徴が関係しています。
 
 
ADHDの3大特徴として以下のものがあります。
 
 
●「不注意」
集中力が続かない、または集中しすぎてしまう、忘れっぽい
 
●「多動性」
じっとしているのが苦手で落ち着きがない
 
●「衝動性」
思いついたら深く考えずにすぐに行動してしまう
 
 
これにより、
 
●色んなことに興味があり気が散りやすい
 
●外部からの刺激を遮断する力が弱い
 
●思考がクルクル変わり、同じことを長く考えにくい
 
●行動の制御がききにくい
 
 
ということが起こってきます。
 
 
また、このADHDの特徴は脳の中の「前頭葉」という部分が関係しているという説もあります。
 
 
前頭葉には、以下のような役割があります。
 
 
〇やる気を生み出すこと
 
〇自分でよく考え、判断すること
 
〇話したり、書いたり、自分の気持ちを表現すること
 
〇身体を動かすこと
 
 
ADHDタイプの人の脳は前頭葉のある部分が小さかったり、血流が少なかったりするため、こられの働きがコントロールしにくい状態にある、という研究者もいます。
 
 
ですから、自分が興味の持てない授業だと集中することが難しいのです。
 
 
そうは言っても、実際の授業を「息子が夢中になれるくらいおもしろくしてください」と即、先生にお願いするのは現実的ではありませんね。
 
 
 
 
では、子どもを授業に集中させるためにまず行動するべきキーマンは一体誰でしょうか?
 
 
そう、それは他でもない、お母さんです!
 
 

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3.これでOK!!子どもの集中力アップ大作戦~家庭編~

 
 
では、集中力をつけるためにお母さんは家庭でどのような関わりをすれば良いのでしょうか?
 
 
実際、私がやったこと。それは、息子が何かをやって集中しているときこそ、そこに注目する。そして、肯定的な声かけをするということです。
 
 
もし、声かけによって集中が切れるのであれば、集中力が切れる少し前に声かけしてあげます。そうすることによって、集中する時間が少しずつ長くなっていきます
 
 
お家では遊びのときがチャンスです。ゲームでも塗り絵でも折り紙でも、なんでも構いません。
 
 
〇「折り紙をしているときの集中力、すばらしいね!」
 
 
〇「あっという間にすごいのできたね!」
 
 
など、本人の行動をそのまま声に出してあげることで、「集中するとお母さんに褒められてうれしい!」という脳の回路を強く、太くできます。
 
 
そこから、宿題などのお子さんが「少し嫌だな、苦手だな」と感じることに対しても、お母さんの声かけで頑張れるようになります
 
 
 
 

4.これでOK!!子どもの集中力アップ大作戦~学校編~

 
 
お母さんの行動を変えたあと、先生にはどのようなお願いをすれば良いでしょうか?
 
 
先生には、教室前方への席替えをお願いしましょう!先生に席替えをお願いする理由は2つあります。
 
 

◆席替え理由① 余計なものが目につかなくなり、授業に集中しやすい

 
 
発達障害・ADHDタイプのお子さんの中には、視覚優位と呼ばれるお子さんがいます。文字通り、目から入ってくる情報の処理に長けているのです。
 
 
この視覚優位タイプのお子さんの中には、見たものを写真に撮るように映像で記憶できたり、立体的にイメージするのが得意な子もいます。
 
 
お医者さんや、建築家、デザイナーさんにもこのタイプが多いんですよ!
 
 
でもその反面、困ったこともあります。
 
 
学校ではどんなことが困るのかというと、とにかく教室の中の色んなものが目に飛び込んできます
 
 
壁の掲示物や、クラスメイト、黒板の字。いろんなことがいちいち気になって、授業に集中できないことが多いんです。
 
 
しかし前の方の席ならば、見えるのは黒板と掲示物だけです。
 
 
我が家の場合、
 
〇席は一番前
〇教室の前方に貼る掲示物は減らしてもらう
 
この2つを先生にお願いしました。
 
 

◆席替え理由② 先生が子どもの変化に気がつきやすく、声をかけやすい

 
 
普段は全然集中力がないのに、興味のあることになると集中しすぎてしまって、何度声をかけても気がつかない
 
 
そんなことはありませんか?そうすると授業中に、今どこをみなくてはいけないのか見失ったりすることがあります。
 
 
そんな時に前の方の席にいれば先生に気づいてもらいやすいです。先生にこっそり軌道修正をかけてもらいやすくもなります。
 
 
逆に先生から席が離れていればいるほど、不適切な行動に対して大きな声で注意されてしまいます。
 
 
発達障害・ADHDタイプのお子さんは怒られた内容よりも、怒られた事実だけが記憶に残りやすいです。
 
 
ですから「また怒られた」と自信が奪われやすくなります。そしてクラスメイトからも「話を聞いていない子」と良くないレッテルを張られる原因にもなります。
 
 
席替えというちょっとしたことですが、これだけでお子さんは授業を受けやすくなります。
 
 
そして、可能であれば、先生にも褒めてもらうと効果はアップ!
 
 
タイミングとしては、お子さんが集中している始めの段階で「かっこよく授業うけられているね」と褒めてもらうと、より効果が上がります。席替えと合わせてお願いしてみてくださいね。
 
 
いかがでしたか?お家と学校でタッグを組んで取り組むことで、お子さんの集中力アップが期待できます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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