ADHDタイプのお子さんをお持ちのママたちは、困りごとを解決することに目がいってしまいがちですが、この困りごとは見方を変えると反対に強みになります。才能を開花させる2つの方法で、ママが子どもを天才にできるかもしれません!
1.ADHDタイプの強みって?天才をつくる才能のタネになる今ある困りごと
天才とは、生まれつき備わっている、並外れて優れた才能のことであり、才能とは、生まれつきの能力、また、その働きの優れていることだと言われています。
子どもに天才になってほしいわけではないけれど、何か才能があったらそれを思い切り生かせる未来であってほしいと願うのはどんなママでも一緒ですよね。
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんのママは、子どもの困りごとを解決することに目がいってしまいがちですが、この困りごとは見方を変えると強みになるとも言えます。
例えば、
・落ち着きがないのは、あれこれ考えるよりも先に行動に移せるのでフットワークが軽く積極的ということ。
・こだわりが強いのは、意志が強く最後までやり抜く継続力を持っているということ。
・空気を読めないのは、周りに流されたり顔色を伺うことをせず、物事の本質を見抜いて「正しいことは正しい」と言える解決力を持っているということ。
これらのように、社会に出たら誰もがほしいと思っているスキルを元々持っているのが、ADHDタイプの子どもたちです。
ADHDタイプは、なりたいもの、やりたいことが見つかった時の、それに打ち込む力はとても強いものを持っている子が多いです。
なりたいことややりたいことが見つかりさえすれば、それに向かって元々持っている特性が才能を後押ししてくれることになります。
なぜなら、そこに向かって取り組む力こそ、その瞬間こそお子さんの脳がぐんぐん発達しているからです!
2.まずは知っておきたい才能を伸ばす土台の「脳の発達」について
成長の種類は、発育と発達の2つに分けられます。
発育とは、身長が伸びたり体重が増えたりすることであり、遺伝子の影響が大きく関わってきます。
発達とは、新しいことを学び、できるようになることであり、見る・聞くなど五感や、覚える(記憶)、動く(運動)、理解する(認知)、考える(思考)があります。
発達とは脳のネットワークの成長、つまり伸びて太くなっていくということです。
脳のネットワークを成長させるには栄養が必要です。
その栄養は、
①グルコース(ご飯をしっかり作って食べさせる)
②酸素(しっかり呼吸をさせる)
③脳を使う経験・情報
の3つです。
実は、経験や経験から得られる情報は、ネットワークを伸ばすのに重要な要素なんです。
経験があることでネットワークの成長は加速します!
経験の中で、得意なことだと人はどんどんやるので脳はぐんぐん発達しますが、苦手なことはなかなかやらないので発達しません。
ADHDタイプの子どもに経験をさせるには、自分からやりたいと思えるようなワクワクする楽しいことを提案する!
そうすることで、好きなことや楽しいことからたくさんの情報を受け取って脳が発達するための栄養をどんどん取り込むことができるのです。
3.子どものうちが最大のチャンス!発達を促すのに大事な「夢を持つ」時期
栄養のほかにも、お子さんのなりたいことやりたいことに向かう力が脳の発達を加速させます。
このなりたいことやりたいことに向かう力とは、「やる気」のことです。
しかし、ADHDタイプは脳の前の⽅にある前頭葉という部分の発達が緩やかなため、「やる気」が起きにくいと言われています。
前頭葉では、思考・やる気・感情・理性・結果の認知・運動などをつかさどります。
ここの発達が進むと
・自己主張することができる
・状況を理解して周りに合わせた振る舞いを決められる
・色々な方法でトライするようになる
・行動力がつく
・我慢強くなる
・好きなことに集中する
などの色々なことができるようになります。
もちろん、大人になってからも、なりたいことに向かう力は伸ばせるので脳は発達します。
しかし、子どものうちにこのなりたいものややりたいことである”夢”を早く持たせてあげることがADHDタイプの子どもの才能を発掘する第一歩となります。
子どもが小さいうちにやる気を育てていくと、なりたいものややりたいことに向かっていく力がつき、未来が広がっていって天才になる可能性が近づくのです!
4.ママが天才を作れる⁈ADHDタイプの子どもの才能を開花させる2つの方法
では、どうやったらお子さんのなりたいものや、やりたいことを見つけられるでしょうか。
それは、これをやってると楽しい!と思う事をたくさんさせる事です。
そのためにママ達にやってほしいことは2つ!
1つ目は、子どもが何かに夢中な時はできる限りそのまま続けさせることです。
ご飯、お風呂、宿題など家にいるときにやってほしいことはたくさんありますよね。
そんなことさせてられない!という気持ちは痛いほどわかります!
私もワンオペ育児の身なので十分わかりますが、お風呂はもう少ししてからでもいいかとか、ご飯はこの子だけちょっと後でもいいかなという具合にママの捉え方を変えて、 お子さんが夢中になっている時はなるべく続けさせてあげてください!
2つ目は色んなことを経験させることです。
まだまだお子さんは知らないことだらけです。
何が楽しいと思うのか、何がその子にハマるかはやらせてみないとわかりません。
そのためにはまずは色んな事をやらせて、多くのことを経験させるしかありません!
そのために、お子さんがやりたいと言ったものは、まずは経験させてあげて欲しいのです。
楽しいと思う事をたくさんやらせてあげてください!
楽しいことをたくさん知っている子どもは自分の才能を見つけて、早く夢を見つけることができるかも…。
そうしたら、発達凸凹キッズのそれに打ち込む力は凄まじいので、天才と言われることも遠くはないかもしれません!
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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