授業中うるさい人になっちゃうわが子は病気?衝動的なおしゃべりへの対応のコツ

授業中のおしゃべりが止まらない、うるさいと注意される…。それは“病気”ではなく、ADHDグレーゾーンの特性が関係していることも。ママができる落ち着かせる声かけを紹介します。
 
 

1.参観日は公開処刑⁈授業中に悪目立ちしてる息子を見るのが辛かった過去の私

 
 
授業中うるさい!落ち着きがない…。「うちの子だけ?」「もしかして病気?」と感じたことはありませんか?
 
 
実は、授業中におしゃべりが止まらない子どもの多くは性格や病気ではなく、注意欠陥・多動症(ADHD)グレーなどの発達特性が関係していることがあります。
 
 
我が家のADHDグレーの長男も、授業中の態度に先生から報告の連絡がよく来ていました。
 
 
参観日に見に行くと「手を挙げて発言しましょう!」と何度も先生に言われているのに、勝手に答えを言ってしまう
 
 
他にも質問とは関係ない事を発言したり、先生の話を全く無視してお友達と話してしまったりと、先生から何度も指摘を受ける始末…。
 
 
周りは真面目に授業を受けている中、息子だけが勝手に発言したりおしゃべりをしている姿を見ているのはとても恥ずかしかったです。
 
 
参観日にこの調子なら、普段の授業でもきっと悪目立ちしているんだろうなという想像が簡単につき絶望感を抱かざるを得ませんでした。
 
 
 
 
特に参観日は周りのお母さんの目もあるので公開処刑のような気になりとても辛かったです…。
 
 
母親としては、授業は集中して聞いてほしい!周りには迷惑をかけないでほしいという願いがありますよね。
 
 
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2.ADHDタイプの子の頭の中はいつでも思考がフル回転

 
 
ではなぜ勝手に発言したりお友達と話をしてしまうのでしょうか?
 
 
それにはADHDの多動性と衝動性が強く関係しています。
 
 
ADHDタイプには多動性という特性があります。 これは体の落ち着きがないというだけではなく、思考にも当てはまる場合があります。
 
 
思考が多動な子は次から次へとアイディアが浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しやすく、いつも頭の中がフル回転しています。
 
 
 
 
そして衝動性という特性が合わさり頭の中で考えたアイディアや思っていることが、気がついたら口に出てしまうという状態なのです。
 
 
授業中も頭の中で授業とは関係ないことを考え、お友達に伝えたい!と思ったら周りの状況を考えず、すぐに話しかけてしまいま
 
 
また、先生がクラスのみんなに投げかけた質問にも指される前に衝動的に答えてしまったりするのです。
 
 
このようにすぐ口に出してしまうのは衝動性からくる行動なので本人に全く悪気はありません。 怒ったり注意したところで、本人はなぜ怒られたのか理解できていないこともあります。
 
 
ではどうすれば良いかということを次にお話していきますね。
 
 
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3.できている時がベストタイミング!衝動性がコントロールできるようになる声かけのコツ

 
 
衝動的に発言してしまう子の行動をコントロールさせるためには、本人が授業に集中できていることを自覚させる声かけをすることが効果的です。
 
 
コツは声をかけるタイミング!
 
 
ベストなタイミングは授業の始めなどの落ち着いている時です。
 
 
なぜかというとADHDグレータイプの子は集中力の持続時間が短いだけで『正しい振る舞いができない』という訳ではないからです。
 
 
お子さん自身もおしゃべりや発言など、やってはいけないことは理解しているので授業の始めのうちは静かにしていたり、ルールを守ったりしているはずです。
 
 
ですからそこを見逃さずに
 
・きちんと前を見て座ってるね
・集中して取り組んでいるね
 
できていることを具体的に褒めることで子どもは『もっと褒められる自分でいよう!』と思い正しい振る舞いが長く続くようになります。
 
 
おしゃべりや勝手な発言を“ついやってしまう前”のタイミングがとても重要です!
 
 
 
 
参観では声がかけられないと思うので、お子さんがチラ見してきた時にグッジョブサインなどのジェスチャーで褒めてあげると良いですね。
 
 
先生には「始めのできている時、普通にしている時にこそ肯定的な声かけをしてください」と個人面談やお子さんのことをお話できるタイミングで提案しておくと良いと思います。
 
 
できていることに注目して、お子さんにあった対応をしてあげることによって授業中の悪目立ちも防ぐことができますので、ぜひやってみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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