【ひろこ先生の本棚】子どもの発達障害はきっとよくなる!と教えてくれる子どもたちとの出会い

 

 

今日は日曜日。

「ひろこ先生の本棚!」

の日です!

 

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毎日頑張ってるママたちに

少し頭を休めて
新しい価値観に出会う日にしてほしい!

 

 

そんな思いで書いています^^

 

 

初めて読む方のために説明しておくと、

「ひろこ先生の本棚」コーナーは

私が、小児科医の視点から、
凸凹キッズの母親の視点から、

そして、脳科学と発達診断のプロ!
としての視点から

 

選りすぐりの1冊をお届けする企画です。

 

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「発達障害は治らない」

 

この言葉を見るたびにどきっとするのは
私だけではないはずです。

 

 

最近、発達障害を扱う書籍や
webサイトが増え、

 

わが子の発達について悩む親御さんが
どんどん増えてきています。

 

 

親御さんだけじゃなくって、

園や学校で子どもたちと
接する専門職の先生たちにとっても

 

子どもたちにどう対応していけばいいのか。

頭を悩ませるケースも
増えているんじゃないかな。

 

世の中的には

「発達障害」=脳の多様性

という考え方が受け入れられて
きているので、

 

つまり、

 

「発達障害」=生まれつき

なんでしょ?

 

だから診断がついたら
一生背負っていくものなんでしょ?

 

という考え方が主流になっています。

 

 

だからこそ、親御さんは

「こんなに小さい頃から
診断をつけていいのか?」

と悩むわけですよね。

 

 

だけど、そもそも
本当に発達障害って
よくならないの??

 

そんな疑問を持つ方は
いらっしゃいませんか?

 

 

私は、子どもの発達障害は
きっとよくなる!

と信じている1人です。

 

 

なぜなら、
子どもの脳はまだまだ発展途上だから。

 

これからどれだけでも伸びていくから。

 

それなのに、診断をつけて
決めつけてしまったら、

 

「どうせ診断ついているので」と

わが子の成長をあきらめてしまう
ママだって出てくるかもしれない。

 

「困りごと」がなければ
診断名はいらない!

 

一度診断がついても、困りごとがなくなれば
診断名って取り消せればいいのに。

 

本気でそう思っています。

 

 

今日ご案内する1冊は

そんな風に「発達障害」と
診断されている子どもたちが
どんどん変わっていく
支援の記録集。

 

 

これを奇跡と呼ぶ人がいるかもしれないけど、
そんなことはない。

 

1人1人の子どもたち、そしてママたちに
まっすぐ向き合えば

 

「発達障害はきっとよくなる!」

 

と言い切る勇気がほしいママに、
そして子どもたちに関わる全ての人に
ぜひ読んでほしい1冊です。

 

 

本日ご紹介する本はこちら。

 

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拝啓、アスペルガー先生 
私の支援記録より

奥田健次 著

 

 

この本、一時期話題になった本なので
読んだことがあるよ、という方が
いらっしゃるかなと思います。

 

 

奥田健次先生は
ちょっと変わった臨床心理士さん。

 

発達につまずきのある子と
その家族への指導のために
全国各地からの支援要請に
応えていらっしゃいます。

 

日本国内だけでなく、
世界各地から招かれる
国際的カウンセラー、
いや、国際的セラピストとして

 

国内外から評価されている方。

 

ドキュメンタリーなどでも
数多く紹介されているんです。

 

 

こちらの本の中には、

 

「修学旅行に行くのがこわい」
「字を読むのが苦手」
「自己主張ができない」
「超ネガティブ発言&ぼやき癖」など、

 

親だけでなく、先生やお医者さんも
手をつけかねて、諦めたり、
様子見という名の放置をしたり
してしまうような問題を抱える子どもたちに、
具体的で細やかな解決策を提案しています

 

そのベースにあるのは

「行動療法」という手法。

 

 

これは発コミュのベースにもなっている
1つの心理学的手法です。

 

本を読むと

「へえ〜!そんな方法で
子どもが変わるの!?」という
一見奇抜に見える独特のやり方で
子どもたちの「困った!」を解決していく。

 

その鮮やかな姿に、
こんな先生がたくさんいたらいいなあ、
と思わせてもらえました。

 

 

こちらの本には、16人の子どもが
変わっていく支援記録が
書かれていますが、

 

大切なのは、この本に書いてある
方法をやればいいんだ、という
ノウハウ的なことではなく、

 

この本に出てくる子どもたちが
適切な支援をうけて、
変わっていく姿。

 

そしてなにより、
子どもたちの変化よりも
親が親らしくなっていく姿。

 

 

親が変わり、子どもが変わる。
どんな親子にも、必ず希望がある。

 

そんなことを教えてくれる本です。

 

 

子どもの様子をみて
お母さんたちに話を聞き、
魔法のように回答を出していく。

 

そんな奥田先生の姿から、

 

薬に頼らなくっても
お母さんやお父さんにできることを
ただやっていくこと。

 

それできちんと子どもは
よくなっていくんだな。

 

離れかけた親子の心をつなぎとめる
具体的な方法があるんだ、ということを
親子のストーリーから
伝えてくれています。

 

 

この子たちだってできたんだ!
だからうちの子も大丈夫!

 

そう思わせてくれるストーリーは

支援者でもあり、

専門家でもあり、

そして凸凹キッズの母親という
当事者でもある私にとって

 

とっても勇気をもらえる1冊でした。

 

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奥田先生がこの道を志したのは
ご自身の虐待経験から。

 

小学校時代から家出を繰り返し
中学校で完全不登校になった頃、

 

出会ったドイツ人宣教師の指導で
立ち直ったそう。

 

それから、子どもの教育相談を
一生の仕事にしたい!と
考え始めたそうです。

 

 

奥田先生の持論は

「障害のある子どもを支援するのに
医学的な診断名はどうでもよい。

 

本人や周囲にとって
大きな不利益をもたらす
子どもの行動を変えていけばいいんだ」

 

ということ。

 

「子どもは百人百様である」

それを理解して支援することの大切さを
繰り返し伝えておられます。

 

この考え方も、私の伝えている
「ママカルテ」と一致していて
本当に心からそうだな、と
首がもげそうになるほど
うなづいてしまいました。

 

 

今はなんと、大学をやめて
長野県の軽井沢に

 

日本初!行動分析学による
インクルーシブ教育を行う
幼稚園を開園。

 

さらに、来年2024年4月。

日本初の行動分析学を導入した
インクルーシブ小学校を
開学されるとのこと。

 

ますます目が離せませんね。

 

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今日の1冊は、

 

わが子の発達が気になる。

だけど、診断名をつけたり
薬を使うのではなく

周りのサポートで解決していきたい!

 

そう考えるママたちに
勇気をくれる本。

 

 

発達障害はきっとよくなる!と
思わせてくれる

 

発達凸凹キッズに関わる全ての大人に
読んでほしい1冊です。

 

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こちらの本の16人のお子さんの
ストーリーを選り抜き、

漫画にしたのがこちらの1冊。

 

わかりやすく読みたい方には
こちらもおすすめです^^

 

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